おしゃれな寝室の壁紙の選び方は? 色や柄はどう選べばいい?

おしゃれな寝室の壁紙の選び方は? 色や柄はどう選べばいい?

一日の締めくくりに入室することになる寝室。自分や夫婦だけのプライベートスペースのため、自分らしさにこだわったインテリアにしたい人も多いはず。その要となる壁紙はどう選べばよいのでしょうか。壁一面だけアクセントカラー? 眠りにつきやすいよう落ち着いた色が正解? 失敗しない寝室の壁の選び方をリフォーム会社の東京ガスリモデリング リヴィングモア東京西店・丸山さんに教えてもらいました。

寝室の壁紙にはどんな種類がある?

色や柄、素材感など種類が豊富

最近は1mm以下の線も簡単に印刷できるようになるなど、印刷技術は目覚ましい進化を遂げています。こうした技術の進歩から、壁紙の色のわずかな濃淡や柄のバリエーション、レンガやタイルといった材質感まで表現できるようになっています。それゆえ寝室の壁紙選びでも多種多様な選択肢からお気に入りの壁紙を選ぶことができます。

木の板のような壁紙
木の板のような寝室の壁紙
木の板を張ったように見える壁紙。防カビ機能付きです(画像提供/リリカラ)
コンクリート打ち放しのような壁紙
コンクリート打ち放しのような寝室の壁紙
コンクリート打ち放しをリアルに表現した壁紙。防カビ機能付き(画像提供/リリカラ)
照明を消すと光る壁紙
照明を消すと光る壁紙
自然光や照明などを浴びると光エネルギーを蓄えて、消灯後15~20分程度、絵柄の一部が柔らかく光る壁紙もあります。防カビ機能つき(画像提供/リリカラ)

「かつては無難な白系を選ぶ方が一般的でしたが、最近はアクセントとして壁の一面だけ好きな色や柄の壁紙を選ばれる方のほうが圧倒的に多いです」。インターネットなどでたくさんの写真を気軽に見られるようになり、自分なりの寝室のインテリアを検討しやすくなったことも、背景にあるでしょう。

「例えば、猫好きな方は猫の柄の壁紙を選んだりと、好きな柄を選ばれる方もたくさんいらっしゃいます。色は、やはり寝室ですから派手な色ではなく、グレー系や濃いブルー系など落ち着きを与える色や柄が人気です」

壁紙以外にもオススメの壁材

「リビングなどと違い、寝室は睡眠中の発汗で寝具の湿気が気になることもあり、調湿効果のある壁材を合わせて選ばれる方もいらっしゃいます」。壁紙にも調湿効果のあるタイプもありますが、“紙”よりも調湿効果が期待できる壁“材”に調湿機能を求めるようです。

寝室にうれしい調湿や脱臭機能などをもつ壁材
調湿や脱臭機能のある壁材
調湿のほか、脱臭機能やホルムアルデヒドなどの有害物質も低減させるという壁材です。色や柄、表面の仕上げ方など種類がたくさんあるので、お気に入りを探しやすいのもポイントです(画像提供/LIXIL)

調湿効果で一般的なのは珪藻土の塗り壁や調湿インテリア材など。「これらはホームセンターでも手に入るので広く知られている壁材ですが、最近は無機素材の塗り壁もあります」。有機物はカビなどのエサになりますが、無機素材のみで無添加というこの塗り壁は、最近注目されている素材です。

調湿や消臭できる左官材もある
調湿や消臭のできる左官材
壁に塗る左官材で、調湿や消臭、抗菌防カビ機能があります。左官工事の仕上げ方で表情をつけることもできます(画像提供/シリカライム)

失敗しない寝室の壁紙の選び方

テーマを決めて、壁紙や建具などをコーディネート

このように壁紙だけでも、数え切れないほどの色や柄があり、加えて壁紙以外に機能的な壁材もあります。その中からどのようにして選べばよいのでしょうか。「やはり寝室のテーマをきちんと決めることが先決です。インターネットなどで寝室の写真をたくさん見ながら、テーマを決め、どんなベッドや床材、ドアや照明がいいのか、細部を決めていくといいでしょう」

ベッドや床材、建具などが決まったら、それに合わせて壁紙を選びましょう。それが難しいと感じた場合は、気になる写真を見ながらインテリアに詳しい施工会社に相談して、細部を決めていくといいでしょう。

また壁紙を選ぶ際に調湿や防カビといった機能にあまり固執しないほうが、自由に壁紙を選びやすくなります。選んだ壁紙にそれらの機能が備わっていたらラッキー、くらいに考えておくとよいでしょう。

アクセントカラーに照明を当てる

選んだ壁紙をさらに活かすために、照明にもこだわってみましょう。「最近は天井の中央に一つだけ照明を備えるという人より、間接照明やダウンライトを積極的に採り入れるケースが多いです」。こうすることで、まず寝る際に光が直接顔(目)に当たらないので眠りに入るのを妨げないという効果があります。さらに壁の一面に張ったアクセントカラーに照明を当てると、色の濃淡ができ、洗練された雰囲気を演出できるという効果もあります。アクセントカラーのある壁に絵などを飾り、そこに光を当てるようにするのもオススメです。

アクセントカラーと照明を上手く活用した例
アクセントカラーとして取り入れる寝室の壁紙
ベッドのヘッド側に薄いグレーをアクセントカラーとして採り入れ、天井にダウンライト、壁面に手元灯を備えた寝室の例(画像提供/ピクスタ)

壁紙を選ぶ際に注意すべき点は?

先述の通り、最近の壁紙は色や柄のバリエーションがとても豊富です。さらに「調湿機能や汚れがつきにくい機能など、機能も充実しています」。だからといって「寝室だから調湿機能のある壁紙が必須というわけではありません。先ほど述べたように、調湿なら他の壁材を使う方法があります。ですから壁紙は機能より色や柄を優先して良いと思います」

また、お気に入りの色や柄が輸入クロスにしかなかった場合は注意が必要です。「国産メーカーの壁紙と違い、輸入クロスはある程度決まった長さでのみ売られています。また幅が国産より狭い場合が多く、例えば国産なら1枚で済むところを、幅が足りなくて2枚使うなど、余計に使わなければならない場合もあります。また2枚以上の壁紙を使う場合、境目の柄がなかなか合わないこともあります」。このように輸入クロスを使う場合は壁にピッタリの分量ではなく、余分を見ておく必要があります。予算に余裕を見ておき、柄合わせをする場合は時間にも余裕を見ておくとよいでしょう。

照明の色によって壁紙の色も変化することも頭に入れておきましょう。照明の色には大きく分けて電球色・温白色・昼白色の3つがありますが「電球色は温かみのある色に、昼白色はハッキリとした色に見え、温白色はその中間です。人気は電球色ですが、最近はシャープに見える昼白色を選ぶ人も増えています」。もしどうしても迷って選べない場合は、光色をスイッチで切り替えられる照明を選ぶ方法もあります。

光の色みで壁紙の色も変わる
色の切り替えが可能な照明
上から電球色・温白色・昼白色。このように同じ部屋でも壁の見え方か変わります。スイッチの操作でこの光色を切り替えられる照明もあります(画像提供/パナソニック)

照明の色で見え方が変わりますが、壁紙のショールームの中には、照明色を変えた場合の色の見え方を確認できるところもあります。また、大きな面積での色や柄の見え方を確認することもできますから、壁紙を選ぶ際には積極的にショールームを訪れることをオススメします。

以上の注意点を念頭に、ぜひお気に入りの寝室の壁紙を探してみましょう。

まとめ

濃いグレーやブルーなど、落ち着いた色をアクセントカラーとして使うのがオススメ

テーマを決め、ベッドや床、建具に合わせて選ぶようにするといい

照明を上手く使うことで壁紙の色や柄をさらに活かすことができる

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取材・文/籠島康弘
公開日 2020年02月18日
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