ベランダに目隠しを設置すべき? 目隠しで得られる効果やアイデアを解説

ベランダに目隠しを設置すべき? 目隠しで得られる効果やアイデアを解説

ベランダ越しに家の中が見えてしまったり、ベランダに干している洗濯物が丸見えになってしまったりする状態では、気持ちよく過ごせる家とはいえません。そんなときにはベランダに目隠しを設置することをオススメします。本記事ではベランダに目隠しを設置すべき理由やそのメリット、設置時の注意点などを紹介します。ベランダに設置する目隠しの素材別のアイデアもお伝えします。

ベランダに目隠しをする理由

ベランダに目隠しをする理由は、「心理的側面」と「防犯的側面」の2つがあります。
・外からの視線を遮ってプライバシーを守りたい
・外から見られるストレスを減らしたい
・外観を整えたい
・防犯対策として設置したい

上記の理由から、目隠しを設置したいと考える人に向けて、まずはベランダに目隠しをつけたときのメリットや注意点を見ていきましょう。

ただし、集合住宅の場合は賃貸・持ち家どちらであっても、管理規約に基づいて目隠しの設置は難しい場合がほとんどです。設置物や設置箇所によっては可能なケースもありますので、まずは、集合住宅の管理規約を確認してください。

ベランダの目隠しはプライバシー確保にも役立つジ
ベランダの目隠しは、室内のプライバシー確保や防犯などに利用される(画像/PIXTA)

ベランダに目隠しをつけるメリット

プライバシーを確保できる

目隠しのないベランダは室内が見えやすく、実際には見られていなくても「ご近所から見られている気がする」「通行人と目が合うかも」といった不安からストレスになる可能性があります。目隠しで外からの視線を遮ることで、プライバシーを守り、ストレスを軽減することができるでしょう。

ベランダの目隠しと防犯対策の関係

女性の一人暮らしや、子どものいる家庭では、室内が見えやすいのは防犯的にも気になります。「この時間帯は子どもしかいない」など、生活サイクルを推測されてしまうのも心配です。目隠しで室内の様子がわかりにくくするのは、防犯対策としても有効だと考えられます。

また、空き巣対策として考えると、侵入しにくい高さのある目隠しが有効に思えます。しかし、背の高い目隠しはいったんその内側に入られてしまえば、侵入者の存在が外から気づかれにくいというデメリットもあります。防犯対策を重視した目隠しでは、適度に視線を遮りつつ、侵入されたときにも周囲から視認できるフェンスなどを設置するのも有効です。

警察庁が発表した『令和元年中の住宅対象侵入窃盗の発生状況』によると、侵入口の63.4%は「窓(縁側・ベランダ、居室、その他)」となっています。目隠しだけではなく、窓は忘れず施錠する・補助鍵をつける・防犯ガラスにするといった基本的な防犯対策も忘れないようにしましょう。

令和元年中の住宅対象侵入窃盗の発生状況のグラフ
出典:『令和元年中の住宅対象侵入窃盗の発生状況』(警察庁)を加工して作成(画像作成/SUUMO編集部)

目隠しで外観をおしゃれに整える

デザイン性の高い目隠しなら、生活感のある室内を見せないようにしつつ、外観をおしゃれに見せることも可能です。建物の外観に合わせて目隠しのデザインを選べば、より素敵な外観に仕立てられるでしょう。

おしゃれな目隠しで内側への視線を遮る
外からの視線を遮りつつ、外観もおしゃれに見せる目隠し(画像/PIXTA)

戸建てとマンションで設置方法に違いはある?

戸建てのベランダの目隠し

戸建てのベランダに目隠しを設置するには、リフォーム業者に依頼するほか、DIYで行う方法もあります。建物本体に穴を開けて固定する場合は、雨漏りや強度低下のリスクが生じる可能性も考慮しましょう。リフォーム業者へ相談する際は、そのようなリスクや防犯面も合わせて相談してみると良いでしょう。

また、戸建てで視線を遮る手立てとしては、ベランダの目隠しのほか、生垣、柵、塀などの選択肢もあります。

マンションのベランダの目隠し

マンションであっても、目隠しで視線を遮りたいと考える方は多いでしょう。しかし、先述の通り、マンションの管理規約ではベランダに設置できるものを制限しているので、目隠しを設置するのは一般的に不可能です。特に、大きなパネルやフェンスなど落下の危険があるもの、避難経路を妨げるものの設置や、壁や手すりに穴を開けてパネルを取り付けるといった原状回復が困難な施工はできません。

それでもマンションのベランダに目隠しを設置したいなら、簡単に取り外せるすだれや目隠しシート、あさがおやゴーヤなどのつる性の植物を用いた緑のカーテンなどが選択肢となります。すだれやシートなら、ベランダの手すりの内側にかけたり、洗濯物干しや窓枠につるしたりと手軽に設置でき、必要に応じて取り外しも簡単です。

ただし、管理規約では「強風で飛ばされる危険のあるものを設置してはいけない」と決まっています。いずれにしても、マンションのベランダに目隠しを設置する際には、規約や安全に配慮したうえでの設置を心がけましょう。

グリーンカーテンで室内への視線を遮る
つる性植物をプランターで育て、緑のカーテンに(画像/PIXTA)

強風で飛ばされてしまう可能性も考慮

ベランダの目隠しは、強風で飛ばされる危険も考慮しましょう。飛ばされた目隠しが住宅や通行人に被害を与えた場合、所有者の過失が認められれば損害賠償請求をされる可能性もあります。風であおられるタイプは選ばない、台風の時期には前もって片付けるなど、周囲の安全を考慮することが重要です。

ベランダの目隠しは風通しも重要ポイント

ベランダの目隠しで家の中の風通しが悪くなることもある

目隠しは、家の中の風通しを悪くしてしまうことがあります。風通しの悪い家は湿気がこもりやすく、カビも発生しやすくなります。住人の健康にも良くありませんから、目隠しの設置場所や形状は風通しも考慮しましょう。

風通しの良さは季節問わず大切ですが、特に夏場は注意が必要です。温度・湿度が高いためにエアコンや除湿機などの電気代が上がる、熱中症になりやすくなるという心配もあります。

目隠しの位置が風通しに影響するような場合には、視線が気になる方向にだけ設置する、空気が通りやすい格子状のラティスやルーバー(複数の羽板が並行に並んだもの)を選ぶなど、設置の仕方を工夫しましょう。

夏の暑さ対策には、室内の断熱カーテン、遮光カーテンなどの併用も検討すると良いでしょう。

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ベランダの目隠しアイデア7選

次に、ベランダの目隠しの具体的なアイデアを7つ紹介します。ただし、賃貸物件やマンションなどの集合住宅で使用する場合には、設置の可否について管理会社や大家さんに事前に確認しましょう。

ベランダ目隠しアイデア1:アルミフェンス

アルミ製のフェンスは、一般的なフェンスを想像するとわかりやすいのではないでしょうか。DIYで簡単に設置できる自立タイプから、リフォームで設置できるタイプまであります。

風通しの良さを重視するならアルミの間隔が広いものが良いですが、広すぎると外から見えやすくなってしまう点に注意が必要です。また、桟(さん)が横向きの場合は足をかけてよじ登りやすいため、小さな子どもがいる家庭では転落防止に注意が必要です。

住宅の種類による設置の可否は以下のようになります。

住宅の種類によるアルミフェンス設置の可否
持ち家戸建て 設置可能
賃貸戸建て 原状回復可能なタイプなら設置可能
持ち家集合住宅 管理規約による
賃貸集合住宅 管理規約による
アルミフェンスの総合評価
コスト
見栄え
メンテナンスのしやすさ
設置のしやすさ
アルミフェンスで囲ったベランダ(外観)でベランピング
アルミフェンスは種類が豊富。高さのあるおしゃれなフェンスでベランピングも実現(画像/PIXTA)

ベランダ目隠しアイデア2:シェード

シェードは布状の日よけのことで、窓の外側やベランダのひさし部分から、立てた柱などに向かって紐で引っ張って設置します。日光を遮りつつ、目隠しとしても利用できます。布製のシェードは風にあおられやすいので、風が強い日には設置しないなどの配慮が必要です。

DIYで設置するような手軽なシェードもありますが、マンションの場合は、ベランダはいわゆる「共用部」なので、管理規約で禁じられているケースも。事前に管理会社や大家さんへ確認しておきましょう。

住宅の種類による設置の可否は以下のようになります。

住宅の種類によるシェード設置の可否
持ち家戸建て 設置可能
賃貸戸建て 原状回復可能なタイプなら設置可能
持ち家集合住宅 管理規約による
賃貸集合住宅 管理規約による
シェードの総合評価
コスト
見栄え
メンテナンスのしやすさ △(強風時に閉じるなど手間がかかる)
設置のしやすさ
強い日差しをシェードで遮る
日差しよけになるシェードは、不要なときにはしまうこともできる(画像/PIXTA)

ベランダ目隠しアイデア3:ラティス

ラティスとは格子状のフェンスのこと。格子なので圧迫感が抑えられ、見た目もおしゃれで、かつ風通しも良いという利点があります。鉢植えなどグリーンとの相性が良いことも魅力です。ベランダにグリーンを設置する場合は、使用する土などでベランダの排水溝が詰まらないよう、こまめにお手入れしましょう。

一方で、格子の隙間に足をかけてよじ登りやすいため、小さな子どもがいる家庭では転落防止に注意が必要です。

種類はDIYで設置できる自立タイプから、リフォームで設置するタイプまであります。
住宅の種類による設置の可否は以下のようになります。

住宅の種類によるラティス設置の可否
持ち家戸建て 設置可能
賃貸戸建て 原状回復可能なタイプなら設置可能
持ち家集合住宅 管理規約による
賃貸集合住宅 管理規約による
ラティスの総合評価
コスト
見栄え
メンテナンスのしやすさ
設置のしやすさ
ベランダのラティスとグリーン
ラティスは鉢植えなどのグリーンとも好相性(画像/PIXTA)

ベランダ目隠しアイデア4:植物

植物で目隠しをする方法もあります。適度な高さがあり、手入れの手間があまりかからないシマトネリコやヒメシャリンバイなどの常緑低木の鉢を並べたり、ワイヤープランツやアイビーなどのつる性植物をベランダの柵に這わせたりするのもオススメです。色とりどりの植物を育てて目隠しとするのも良いでしょう。

マンションのベランダには防火戸や避難用のはしごを格納している場所があり、そういったところに物を置くことを禁じています。防災の観点からも重要なことですから、植物を設置する場所には十分留意しましょう。

マンションにせよ、戸建てにせよ、ベランダで植物を育てる場合は、強風で飛ばされてしまう可能性にも注意しなければなりません。台風などの荒天時には一時的に家の中に取り込むなど、対策をしましょう。

住宅の種類による設置の可否は以下のようになります。

住宅の種類による植物の目隠し設置の可否
持ち家戸建て 設置可能
賃貸戸建て 設置可能
持ち家集合住宅 管理規約による
賃貸集合住宅 管理規約による
植物の総合評価
コスト
見栄え
メンテナンスのしやすさ △(植物による)
設置のしやすさ
植物を用いたベランダの目隠し
成長する植物を目隠しに。風通しも確保できる(画像/PIXTA)

ベランダ目隠しアイデア5:すだれ

昔ながらのすだれを目隠しに使う方法もあります。ベランダの手すりに紐で結びつけると良いでしょう。すだれはDIYで設置することが一般的です。強い日差しを遮る効果があり、また通気性も高いことから風通しを確保したいという方にオススメです。取り付けが簡易なので風に飛ばされるリスクを考慮して、強風時には取り込む、畳んで固定するなどの対処をしましょう。

ホームセンターなどでも購入・設置できる手軽さや、日本の夏らしい涼しげな見た目などもメリットに挙げられます。ちなみに、竹を用いた一般的なすだれのほか、洋風のすだれもあります。
住宅の種類による設置の可否は以下のようになります。

住宅の種類によるすだれ設置の可否
持ち家戸建て 設置可能
賃貸戸建て 設置可能
持ち家集合住宅 管理規約による
賃貸集合住宅 管理規約による
すだれの総合評価
コスト
見栄え
メンテナンスのしやすさ △(強風時に閉じるなど手間がかかる)
設置のしやすさ
すだれを活用した目隠し
日差しを遮る、涼しげなすだれを目隠しに(画像/PIXTA)

ベランダ目隠しアイデア6:ウッドフェンス

木製のウッドフェンスは見た目がナチュラルでおしゃれなことがメリットです。フェンスの板と板の間隔が広いものは風通しも確保できます。自然素材のため劣化しやすく、色の塗り替えや腐食防止などメンテナンスに気をつける必要があります。

DIYで設置できる自立タイプやリフォームで設置するタイプがあります。
住宅の種類による設置の可否は以下のようになります。

住宅の種類によるウッドフェンス設置の可否
持ち家戸建て 設置可能
賃貸戸建て 原状回復可能なタイプなら設置可能
持ち家集合住宅 管理規約による
賃貸集合住宅 管理規約による
ウッドフェンスの総合評価
コスト
見栄え
メンテナンスのしやすさ ×
設置のしやすさ
ウッドフェンスでベランダの目隠し
木製のベランダ目隠しはおしゃれな一方、美しさを維持するメンテナンスも必要(画像/PIXTA)

ベランダ目隠しアイデア7:半透明パネル

アクリルやポリカーボネートなどの半透明のパネルは、目隠しをしつつ採光もできることが大きなメリットです。その一方で、風通しを損なうというデメリットもあります。

なお、マンションでは管理規約により、基本的に設置は認められていません。事前に管理組合に確認しましょう。

住宅の種類による半透明パネル設置の可否
持ち家戸建て 設置可能
賃貸戸建て 原状回復可能なタイプなら設置可能
持ち家集合住宅 基本的にNG(管理規約による)
賃貸集合住宅 基本的にNG(管理規約による)
半透明パネルの総合評価
コスト
見栄え
メンテナンスのしやすさ
設置のしやすさ
半透明パネルのベランダ目隠し
半透明パネルは、採光と目隠しが両立できる(画像/PIXTA)

ベランダの目隠しとして取り入れる素材にはいろいろな種類があります。目隠し効果に加え、どんな外観や雰囲気にしたいのかも踏まえて選んでみましょう。集合住宅や賃貸住宅の場合では、事前に設置可能な場所や施工を管理組合などに確認したうえで設置してください。

まとめ

目隠しには視線を遮る心理的効果と不審者の侵入を妨げる防犯的効果を期待できる

外観をおしゃれに整えられるメリットもある一方、強風時に飛ばされてしまう点など注意が必要

安全性や風通しの良さなど含め、設置場所や素材を十分検討することが大切

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公開日 2021年07月30日
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