2015年に新築マンションを購入した先輩たちのプロフィールを紹介。購入時の年齢のボリュームゾーンは30代前半と、全国平均の39.7歳より低い。子どもの誕生や成長、進学などをきっかけにマイホームの購入に踏み切る人が多いことが背景にありそうだ。
また、最も多い家族構成は「夫婦のみ」、次に多いのが「ファミリー(第一子小学校入学前)」で、合わせて全体の6 割以上。子どもの誕生前、小学校入学前に購入する人が多いことがわかった。
年収は、「1200万円以上」が最多。平均の982万円より高いが、600万~800 万円も2割と分散した。下データのように、共働き世帯が多く世帯年収の高さにつながっているようだ。
また、共働き夫婦の割合は7割弱。首都圏全体でも上昇傾向に。マンションは駅近の物件が豊富で選びやすいという点も、共働き夫婦に人気の理由のひとつといえそうだ。
マンションを購入するときに気になる、みんなの動向をリサーチ。いくらのマンションを買った? ローンはどれくらい借りる? いくらずつ返す? ……など購入したみんなのお金のことについて実態を調査。自分のマンション購入計画の参考にしてみよう。
2015年の調査で多かったのは新宿区。大規模マンションの新規分譲があったかどうかなども影響する項目のため、顔ぶれは年によって変化する。
ボリュームゾーン「6〜10分」は首都圏エリア共通だが、「徒歩5分以内」の割合が4割近くと高く、埼玉など他エリアより多いのが特徴。
ボリュームゾーンは「31〜45分」。他エリアの平均通勤時間は、例えば神奈川51.3分、千葉52.5分と、首都圏エリアの中でもダントツで短いのが特徴。
情報収集や見学をする検討期間は、最も多いのが「3〜 4カ月」、次いで「2カ月以内」。ところが1年以上の人も多いため、平均では8.8カ月となる。
見学物件数は「2〜3件」がボリュームゾーンで平均4件だが、8件までは分散している。複数の物件を見学して比較検討し、自分に合う物件を探そう。
トップ2は首都圏エリア共通。「資産」「金利」関連の項目が並ぶのが東京23区エリアの特徴で、資産性を考慮しつつ市況を読んで動いた人が多いようだ。
お金の面から2015年にマンション購入した人の平均を見てきたが、自分の計画と比べて、 何か発見はあっただろうか。ここで解説したのは、あくまで数字上の傾向。無理がなく、「わが家にぴったり」 な資金計画を検討してみよう!
調査概要/「2015年首都圏 新築マンション契約者動向調査」(リクルート住まいカンパニー調べ) より東京23区の購入者1948人のデータを抽出して集計(2015年1月~12月の購入者を対象)。
※調査データのパーセンテージの合計は、四捨五入により100%にならない場合がある
2016年6月14日 SUUMO新築マンション首都圏版より転載