どんなにきれいな部屋でも、悪臭が漂っていればイメージダウンは必至。
部屋のにおいは住んでいる人が気付かないことも多く、自分で「何かにおう?」と思うときにはすでにかなりのレベルかも?
臭気判定士「におい刑事」こと共生エアテクノの松林さんに、家のなかのにおいを徹底的に「消す・出さない」コツを教えてもらって、空気から美しく快適な住まいにしましょう。
【部屋が臭い!?9割の人が気にしている「生活臭」ランキング(パナソニック調べ)】によると、部屋のにおいが気になっている人は全体の9割にもおよびました。
そして、気になる部屋のにおいのなかで最も多かったのはキッチンや冷蔵庫での生ごみや食べ物のにおいです。特に夏場になると、それらのにおいが気になるという人が多く見られました。
そのほかに多かったにおいとしては、カビや雑菌のにおい、タバコやほこりのにおい、汗のにおいなどが挙げられました。
どのような家にだって、多少なりともその家独特のにおいがあります。
それが気にならないレベルなのか、他人には気になるレベルなのか、実は健康を害するにおいなのか?住んでいる人には判断が難しいもの。
気になるにおいの正体が何なのか、におい刑事と一緒に真実を徹底追及していきましょう。
人が家のなかで活動すると、多かれ少なかれどうしてもにおいは発生します。例えば、このようなにおい……。
キッチンやゴミ箱周りで
・料理のにおい
・排水口のにおい
・何かが腐ったにおい
トイレやお風呂周りで
・トイレのにおい
・カビのにおい
・排水口のにおい
人(衣服)やペットから
・汗のにおい
・タバコのにおい
・ペットのにおい
新築の部屋やリフォーム後に
・化学物質のにおい
などなど。一時的に発生したにおいをすぐに外に出せる場合はよいのですが、例えばカビのように、原因がどこかで存在し続けると当然においも続きます。
また、においがいくつも重なると、原因を追究しにくくなってしまいます。においが発生したときはできるだけ早く原因を特定して、家に染み付く前にもとから断つようにしたいですね。
「一般住宅では、気になるにおいの原因がカビであることが多いのです。カビは嫌なにおいをさせるだけでなく、胞子が飛び回るのでそれが体に入り健康を害する可能性も。
例えば、太陽光が入らず風通しが悪く、換気の状態が悪い環境ではカビが発生しやすいため、においに悩まされることも。
帰宅後に玄関でにおいを感じたときはどこかにカビが潜んでいるサイン。消臭剤を使う前に、まずは除湿をするなど、湿度をコントロールすることが大切です」(におい刑事/松林宏治さん 以下同)
部屋がカビ臭い時の対処法と再発防止策はこちら
部屋がカビ臭い?カビを見つけたときの対処法と再発防止策
厄介なことににおいは目に見えず、「何かにおう」と思っても原因を特定しにくいもの。
「私たちにおい刑事のところにも、『においがどこからするのかわからないので見てほしい』という依頼がよくきます。実は、一般住宅のにおい事件のほぼ半分が『水まわり』で発生しています。
悪臭には必ず発生源があります。まずは排水口のある場所をすべて疑ってみてください。キッチンやトイレ、洗濯機の排水口、洗面台の下などは特に怪しいですね。
排水口の周辺はきれいでも、その奥の見えにくい場所に原因があれば厄介です。
家のなかには嗅ぐべきチェックポイントがいくつかあって、その一つが床下収納です。漏水していないか。異臭がしていないか。動物などの死骸はないか。カビはないか。何か異常や異変があれば、すぐに対策を」
まるでポルターガイスト現象のような事件も、実は排水口が原因だったりします。そして、下水のにおいもしているはずです。
最近の家は気密性が高く、家じゅうのドアや窓、給気口をうっかり閉めたまま換気扇をつけていると負圧(室内の空気の圧力が外の空気より低い状態)になり、どこかから空気が入ってこようとします。
開いているところといえば……排水口。この事件の場合は、カタカタ音と同時に下水のにおいも発生しているはず。
「ドブ臭いにおいがする!」と思ったら、負圧を疑ってみてください。カタカタ音と共に下水のにおいも解消できると思いますよ。
におい問題が発生したら、まずは発生源を特定し、その後原因を取り除くことが大切です。
消臭スプレーでにおいを消しても、それはすでに出ているにおいに効果があるだけ。もとから断たなければいつまでもにおいは出続けて、家自体に染み込んでいきます。
「臭いと思うにおいの半分は『菌やカビなど』なんです。においを退治するということは『菌やカビなど』を退治するということ。
原因がカビであればまずそのカビを取り除くこと。エアコンから雑巾が腐ったようなにおいがしたり、靴や靴箱がにおう場合も、菌やカビが原因であることが多いのです。
消臭効果だけではなく、除菌効果も発揮してくれるスプレーを使うのが正解です」
また、建材から出る化学物質のにおいは退治方法が異なります。
よく『新築のにおいがする』と言いますが、それはほとんどがホルムアルデヒド、トルエン、キシレンなどの化学物質のにおい。
いわゆるシックハウス症候群の原因になるもので、ひどくなると『化学物質過敏症』という、わずかな化学物質にも反応してしまう体質になりかねません。
においが気になったら、室内の空気環境測定会社や臭気調査会社などにどのような成分がどれくらい出ているかの測定を依頼して原因を特定し、においの原因をなくす、または放散させるようにしましょう。
検査に使う「測定バッジ」は1検体用1万2,000円程度から個人購入も可能です(価格は参考。設置費用などは別途)
発生したにおいをこもりにくくすることで、人体や建物への被害を最小限に抑えることができます。
そのためにできることはやはり「換気」。少なくとも2カ所以上の窓を開けて空気を通すこと。
空気が流れにくい場所には、サーキュレーターや扇風機を使って部屋全体の空気を循環させましょう。
「2003年7月の建築基準法改正により、住宅には24時間換気システムの設置が義務化されました。それ以降に建てられた家には24時間換気が搭載されていますが、その換気量だけでは足りない場合があります。
空気の死角をつくらないこと。部屋のドアやクローゼットの扉を定期的に開けて、空気がこもりがちな場所にも風を送ってあげましょう。
また、うっかり給気口を閉めてしまうと、家のなかが負圧になって、下水のにおいが上がってくる可能性大。
24時間換気をきちんと稼働させたうえで、空気がよどみやすい場所にもしっかり外気を取り入れること。それが、カビ対策やにおい対策に有効になります」
においがこもったままだと建物や家具に染み付いて、いつの間にか「その家のにおい」になってしまいます。
日当たりと風通しのよい爽やかな住環境をつくることは、健康のためだけでなくにおい対策にも大切なのです。
いつも以上に蒸し暑い夏が終わった頃、あるお宅から「急に服がカビだらけになった!カビ臭くて困っている!」とSOSが。その家には10年ほど住んでいるのに、今まではそんなことはなかったそう。
詳しく聞くと、共働きになり、以前ほど毎日換気できなくなったらしいです。
その結果、カビを繁殖させる酸素、湿度、栄養源が急激にそろってしまいにおいのもとになったのです。
除カビ作業、防カビ作業を施し、高温多湿の密閉状態とならないようにお願いして、現場をあとにしました。
家に入った瞬間に良い香りで満たされると、ふんわりと幸せな気持ちになるもの。
「くさくない」部屋づくりからさらに一歩踏み込んで「良いにおいがする」家にするにはどうすればよいでしょうか?
「におい・かおり環境アドバイザー」でもある、におい刑事にアドバイスをお願いしましょう。
「芳香剤はにおいをマスキングするために使ってはダメ。嫌なにおいがしたら、まずは掃除や除菌消臭剤などでその原因を徹底的になくすこと。
そして、においの好みは十人十色。最近では柔軟剤の使い過ぎによる『香害』や、会社での『スメルハラスメント』も社会問題になっています。
香りを付けたい場合は、一般個人のご家庭では『消臭+アロマ』がおすすめ。
アロマの良いところは、人にもよりますが、ストレス解消やリラックスにつながるところです。
『香りの押しつけはNG』だということを確認したうえで、質の高い香りを上手に活用していきましょう」
においは、「良いにおいだけど嫌い」だったり「臭いけど好き」なんてことも起こる繊細なもの。
「せっかく嫌なにおいを取り除いたのに、良いにおいにしようとしてかえって臭くしてしまった」なんてことがないように気を付けたいですね。
良いにおいを持続するためには、正しい手順を踏むことが大切です。
芳香剤やアロマはあくまでも一時的なものにすぎません。まずは換気や掃除をし、部屋の元のにおいをなくすよう心がけましょう。
特に、においは布に付着しやすいです。そのため、カーテンやソファー、カーペットなどの布製品ににおいが付着してしまっていることも多くあります。
これらを放置して長い間洗っていないという人は、しっかりと洗うようにしましょう。
あらかじめ部屋の消臭をしっかりと行うことで、より快適な空間をつくることができます。
事件簿3 換気扇を回すとにおいがひどくなる!なぜ?!
「マンションのカビ臭が気になって壁裏まで対策したのに、においがなくならないどころか、換気扇を回すとよけいにひどくなる」という相談が寄せられました。
捜査に伺い確認すると、カビ臭も感じるものの雑排水臭が中心と判断。
キッチンよりも浴室、浴室よりも洗面室、洗面室よりもトイレまわり、とにおいの強い箇所を絞り込んでいき、最後にトイレの点検口を開けてみたところ、配管関係の不良を発見!
配管のすき間から漏れたにおいが、キッチンの換気扇を回すことでトイレから引っ張り出され、家じゅうに広がっていたのです。
事件を無事解決すると住人様から称賛のお言葉を頂き、颯爽と現場をあとにすることができました。
どのような部屋でもにおいはゼロではなく、家にはさまざまな理由からその家独自のにおいがするもの。そのにおいが不快であれば解消して、家族はもちろん、来客にも気持ちの良い住まいにしましょう。
続いて、部屋のにおい別の具体的な解決法と対策について解説をします。
もし、身に覚えのあるにおいがあった場合、ここで紹介をした解決法と対策を試してみましょう。
室内でたばこのにおいがする原因は、当然のことながら室内での喫煙です。
気になる人は部屋の壁にたばこの煙がついてしまわないよう、室内でたばこを吸わないなど家庭内のルールを話し合ってもよいでしょう。あるいは定期的に換気を行ないましょう。空気清浄機を使用するのも一つの方法です。
それでもにおう場合には、アルカリ性を中和するクエン酸が効果的です。クエン酸は市販されているものもありますが、自分で作ることもできます。
自分で作る場合は水100mlにクエン酸小さじ1を加え、よく混ぜ合わせましょう。そうして気になるところにスプレーで吹きかけたあとに拭き取ります。
ペットのにおいの原因は、ペットの体臭や排泄物です。
特に排泄物は、ペットがきちんと設置したトイレで排泄をしたとしても、気体となって空に舞い、壁などに付着してしまいます。
対策としては、ペットの体臭を抑えるために定期的にシャンプーしてあげるのがおすすめです。また、トイレの排泄物は速やかに処理するようにしましょう。
また、トイレはいつも清潔にしておくことが大切です。そのほか、ペット用の消臭剤を使用したり、空気清浄機を設置したりするのもおすすめです。
一言でカビのにおいといっても、さまざまなにおいがあります。
一般的には、土や腐った木材のようなにおいであることが多いようです。
そのほか、カビの種類によってはツーンとしたにおいや、発酵食品に似た酸っぱいにおいなど様々なにおいがすることもあります。
カビのにおいが発生する原因は、高い湿度や不十分な換気、水漏れなどです。
対策としては、湿度が高くならないように定期的な換気をしたり除湿機を使用したりして湿気をコントロールしましょう。
また、カビが発生してしまった場合はカビ取り剤でカビを除去するのがおすすめです。その際は防カビ材とセットで使用しましょう。
部屋に料理のにおいがこもる原因は、鍋や焼き肉をしたとき、魚を焼いたときの蒸気や油煙です。
対策としては、しっかり換気扇を使用して部屋の空気を入れ替えるとよいでしょう。
特に、料理中と料理後に部屋を換気すると効果的です。壁や床の拭き掃除も心がけましょう。
そのほか、空気清浄機を使用したり、部屋の布製品に消臭剤を使用したりするのもおすすめです。
生ゴミやごみ箱から嫌なにおいがする、という人も多いでしょう。生ゴミやごみ箱のにおいの原因は、基本的には水分と細菌が混ざることにあります。
そのため、水分と細菌が混ざってしまわないよう、しっかり水気を切ることが大切です。
三角コーナーから嫌なにおいがする場合には、水のかからない場所に三角コーナーを置き換えましょう。
そのほかの対策としては、ごみを定期的に出してためないこと、ごみ箱を清潔に保つことが挙げられます。
また、ごみ箱用の消臭剤を使用するのもよいでしょう。
重曹やクエン酸をかけるのも効果があるようです。ただし、重曹とクエン酸は併用すると消臭効果がなくなるようですので同時に使用しないようにしましょう。
排水口がにおう原因としてまず挙げられるのは、排水口の汚れです。排水口は定期的に掃除し、きれいな状態を保ちましょう。
台所洗剤のほか、重曹やクエン酸でも掃除できます。配水管が詰まっている場合には、市販のパイプクリーナーを利用するか、あるいは60~70度のお湯を流し込みましょう。
ワントラップの取り付けや封水の状態もしっかりチェックすることが大切です。
長年使っている古い家具からにおいがすることもあります。その原因としては、カビや湿った服の生乾きのにおい、防虫剤のにおいなどが挙げられます。
そのようなにおいの対策として、重曹を使った掃除がおすすめです。
まず、衣類などを外に出したあと、水250mLに大さじ1杯の重曹を溶かして重曹水を作ります。
この重曹水に雑巾を浸し、固く絞ってからタンスの本体と引き出しをよく拭きましょう。その際、引き出しの裏側もよく拭くことが大切です。そのあと乾拭きし、天日干しでよく乾かします。
また、衣類は定期的に洗濯することでにおいが移るのを予防できます。
これらの対策をしてもにおいが取れない場合は、処分して買い替えるのを検討するのもよいでしょう。
足は体のなかでも特に汗をかきやすい場所だといわれています。そのため靴には雑菌が繁殖しやすく、においも発生しやすいのです。
また、通気性の悪い靴などは湿気がこもることによってにおいが発生しやすいといわれています。
対策としてまず挙げられるのは消臭スプレーの活用です。重曹で作った消臭剤や10円玉を靴のなかに入れておくのも効果があるといわれています。
さらに、靴を何日も連続で履かないこと、通気性の良い場所で保管することもおすすめです。
部屋が湿気臭い原因は、室内にたまった水分が原因です。
雨が続いて部屋干しが続いている、外気温との差で窓に結露が発生しているなど、部屋に湿気がたまる原因はさまざまです。
部屋の湿気対策としては、除湿器の活用や、部屋の換気を定期的に行う方法があります。
なるべく家の中に水分が残らないように、工夫をしましょう。
日常生活ではさまざまなにおいが発生します。そうしたにおいが蓄積し、部屋のなかにこもってしまうことも多いです。
そうした生活臭の対策としてまずおすすめなのは、定期的な換気です。
窓やドアを開け、空気が通り抜けられるようにしましょう。複数の窓がある場合は1カ所ではなくすべて開けるとよいでしょう。また、空気清浄機や消臭剤を使用するのも効果的です。
読書家のなかには、古い本から発生するにおいが気になっている人も多いでしょう。そのにおいの原因は、湿気によるカビです。
本のにおいが気になる場合は、まず本のカビや汚れを落とし、風通しの良い場所で陰干ししましょう。
それでも気になる場合はページの間に新聞紙をはさんだり、無香の消臭剤と本を袋に入れて一緒に置いておいたりすることでにおいを取ることができるようです。
エアコンを起動したときに感じる嫌なにおいの原因は、フィルターに付着した汚れやカビにあります。エアコンから嫌なにおいを発生させないためにも、定期的に室内の換気や送風運転を行いましょう。
また、エアコンのフィルターは定期的に掃除することが大切です。
掃除が難しい場合は専門業者によるメンテナンスを受けましょう。消臭スプレーを吹きかけるのはエアコン内部のほこりやカビの原因になるためNGです。
観葉植物から嫌なにおいがする場合、さまざまな理由が考えられます。
例えば、根腐れや水、肥料、土などです。これらのにおいを放置すると虫の発生源となってしまうため、速やかに対処しましょう。
対策法は、においの原因によります。
肥料や土が原因の場合、植え替えや無香の肥料の使用が効果的です。鉢底にたまった水が原因であれば、水を捨てて鉢底をきれいに掃除しましょう。
根腐れが原因の場合は腐ってしまった根をハサミで切り落とし、再生できるかどうかを観察しましょう。新たに根や葉が生えない場合は処分する必要があります。
関連記事:
観葉植物が臭い! その原因と対策とは?
人が生活しているとにおいの発生は避けられません。しかし、掃除をこまめにするなど、においが発生しにくい生活を心がけることはできます。
においが発生するといえば、次の3つが気になる人が多いでしょう。
「トイレ」「ペット」「洗濯ものの生乾き臭」それぞれについてポイントを紹介していきます。
まずトイレのにおいが思い浮かびますが、ずっとにおい続けるのは、掃除が行き届かずに尿石(尿に含まれるリン酸カルシウムという有機成分が、尿素やたんぱく質などの無機成分と結合して固まったもの)が残っていることが原因なのだそう。
トイレを使ったあとにきちんと水を流していても、便器の縁などに飛び散った尿は洗い流されずに残り、尿石の原因に。
尿石に雑菌が増殖すると、尿石がどんどん蓄積して頑固な汚れになります。
また、床や壁に飛び散れば、そこでも尿石が蓄積していきます。落としにくくなる前にこまめに除去することが大切です。
おしっこなどの自然由来のにおいはいずれ酸化分解されるため、比較的消しやすいにおいです。そもそもアンモニアは空気より軽いので、換気扇を回せば飛んで行ってくれます。トイレのにおいが気になるのは尿石などが残っていることが原因です。
ペットのにおいが気になるなら、全体換気をきちんと行ったうえで、ペットがいる場所やトイレの掃除をこまめに行うこと。
さらにいえば、難しいかもしれませんが、できるだけ居場所を決めることです。
梅雨から夏に発生しやすい『洗濯物の生乾き臭』は菌が原因。
扇風機やサーキュレーターで風を当てるなど、菌が繁殖する前に素早く乾かすように心がけましょう。
そして、何より大切なのは、カビ対策を徹底すること。水がたまらないようにして、湿気を上手にコントロール。防カビ処理や防カビ加工も有効です。
最後に、部屋のにおい対策においてよくある質問を紹介します。
A.食べ物やカビ、たばこやペットの体臭や排泄物、汗などが一般的な理由です。特に、水気は細菌が発生する原因となるため、においが気になる場合は水気をなくすことが大事です。
A.においの原因にもよりますが、多くの場合、以下のような方法が効果的です。
・定期的な部屋の換気
・こまめな掃除
・衣類や布製品の洗濯
・消臭剤の使用
・空気清浄機
A.汗や皮脂が原因のことが多いようです。特に靴箱周りで発生するケースが多いため、衣服や靴の洗濯をしてしっかりと乾燥をさせることが大事です。
A.加齢臭やミドル脂臭の原因は皮脂の酸化です。これは男女問わず発生する可能性があります。
皮脂の酸化を減らすには、動物性脂肪を減らすなどの食生活改善や運動、入浴などによって体質を改善することが大切です。また、寝具やソファーのシーツはこまめに洗いましょう。消臭スプレーなどで一時的ににおいを消すこともできます。しかし、加齢臭やミドル脂臭は人から出るにおいである以上、根本的に改善をしないと意味がないことを覚えておきましょう。
においが気になったときは、まずにおいのもとを特定し、原因を取り除こう
においの原因は大半が細菌やカビ。健康のためにも対策が必要
におい対策には何よりも換気が大切。定期的に空気の入れ替えを
「良いにおい」の基準は人それぞれ。「香害」にならないよう気を付けて
共生エアテクノ代表取締役。脱臭装置の設置、悪臭調査と対策提案・設計などを行うほか、「におい刑事(デカ)」の愛称で、テレビ、新聞、雑誌などでも活躍中。臭気判定士、シックハウス診断士、におい・かおり環境アドバイザー
株式会社共生エアテクノ
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