マンションのインテリアを北欧スタイルにするには?おしゃれな空間をつくるためのポイントを紹介

最終更新日 2025年09月17日
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マンションのインテリアを北欧スタイルにするには?おしゃれな空間をつくるためのポイントを紹介

北欧インテリアは人気のインテリアスタイルの一つ。スペースが限られるマンションで北欧インテリアを実現するには工夫が必要になります。そこで、北欧インテリアの特徴を踏まえてマンションのインテリアを北欧スタイルにコーディネートする際のポイントについて、インテリアコーディネーターとして活躍する住吉さやかさんに聞きました。

北欧インテリアとは?北欧インテリアの特徴や種類を知ろう!

北欧インテリアは、木製やファブリックの家具など自然の温かみがあるのが特徴です。北欧は冬の日照時間が短く家で過ごす時間が長いことから、部屋の中には明るいナチュラルカラーが用いられ、飽きのこないシンプルなデザインを好み、季節によってテキスタイルなどをアレンジして気分を変えています。木製家具を多用するので、ナチュラルな雰囲気を楽しむことができます。

北欧インテリアには、シンプルな北欧ナチュラル、北欧ビンテージ、北欧モダンなど、さまざまな種類があります。

<北欧ナチュラル>

北欧ナチュラルは、むく材の床やコットンのカーテンなど自然素材によって木のぬくもりあふれる雰囲気が特徴です。木材はオークなどを使用することが多く、明るく柔らかい印象の空間になります。

北欧ナチュラル例
明るい色味の木製家具を中心に、木のぬくもりたっぷりのLDK(画像提供/Class S interior design 撮影/東涌 宏和)

<北欧ビンテージ>

北欧には、北欧出身デザイナーによる名作家具や照明、食器などのビンテージアイテムが多数あります。北欧ビンテージは、こうした北欧ビンテージ家具などでコーディネートした落ち着きのある雰囲気が特徴です。床材は経年変化で色濃く風合いが増すチーク材との相性が良く、北欧スタイルの中では重厚感があります。

北欧ビンテージ例
経年変化によって色が濃くなったビンテージの木製家具でコーディネートすることで、落ち着きのある空間に(画像提供/ゼロリノベ)

<北欧モダン>

北欧モダンは、自然素材だけではなく直線的でシャープなデザインを取り入れているのが特徴です。木材にセラミックやガラスなど異素材を組み合わせた家具を用いることで、都会的で洗練された空間になります。

「北欧モダンは北欧インテリアの中でも今人気のスタイル。白を基調にして落ち着きのあるグレイッシュ・カラーを組み合わせるのが定番です。優しい色合いのグレーの家具や壁紙などにすると、上品な雰囲気を演出できます。最近はベージュ系の色味もトレンドになってきています」(住吉さん、以下同)

北欧モダン例
ライトグレーを基調にしてシンプルにまとめて、木のぬくもりの中に光沢感のあるペンダントライトや壁の一部に硬めの素材を取り入れることでモダンミックスなスタイルに(画像提供/Class S interior design 撮影/東涌 宏和)

北欧インテリアを取り入れる際のポイント

明るくシンプルなカラーでコーディネートする

北欧インテリアはシンプルで機能的であることがポイントになるため、部屋全体もシンプルな色味で統一しましょう。白をベースにして木のぬくもり感との相性が良い暖色系、緑色系のアースカラーなどをコーディネートするとスッキリとまとまります。

木のぬくもり感や観葉植物など自然を感じさせる

自然の温かみを感じる北欧インテリアにするためには、木製やファブリックの家具などのナチュラルな素材感を取り入れましょう。

また、観葉植物を取り入れると、より自然を感じられます。インテリアに使われているカラーに合わせた色味のグリーンを取り入れると統一感が出ます。薄めのカラーのインテリアであれば華奢な葉ぶりのものを、濃いめのカラーのインテリアであれば葉の色も濃いものなど、インテリアのスタイルに合わせて植物を選びましょう。

「一番のポイントは、鉢カバー。白いプラスチックの鉢ではなく、インテリアの色に合わせて陶器やカゴなどを使った温かみのあるデザインの鉢カバーをセレクトしてください」

観葉植物
リビングに観葉植物を置くだけで、明るく柔らかな雰囲気になる(画像/PIXTA)

テキスタイルはソフトな質感のものをセレクトする

木のぬくもりを感じる北欧インテリアには、柔らかい質感の素材のファブリックとコーディネートを。カーテンやクッションなどのテキスタイルには、自然を感じられるコットンやウールなどを取り入れると良いでしょう。

「北欧インテリアには、素朴な印象のファブリックとの相性が良く、温かみのある雰囲気の空間になります」

テキスタイルを使用したカーテンやクッション
カーテンやクッションにナチュラルな素材感のテキスタイルを使用すると、軽やかな印象のインテリアに(画像提供/Class S interior design 撮影/東涌 宏和)

アクセントに北欧デザインの家具・照明を取り入れる

北欧インテリアに欠かせないのが、家具です。使いやすい洗練されたフォルムによる機能性と木のぬくもりを感じるデザイン性を合わせた北欧風家具を取り入れて、心地よい空間をつくりましょう。

「ダイニングには温かみを感じられる木製チェアを選ぶと良いでしょう。北欧にはYチェアやセブンチェアなど名作チェアと呼ばれるものがたくさんあります。国内メーカーにも北欧スタイルの座り心地の良いチェアはたくさんあるので、お気に入りのものを探してみてください。デザインの異なる椅子を採用して座り心地の違いを楽しむのもおすすめです」
 
また、北欧にはルイスポールセン「PHシリーズ」を代表作とするポール・ヘニングセンや、レ・クリント「model 172」を代表作とするポール・クリスチャンセンなど有名デザイナーの照明がたくさんあります。シンプルな空間に映える美しいフォルムのペンダントライトを取り入れると、北欧スタイルらしい雰囲気の空間になります。

「北欧は家で過ごす時間が長いため、必要な場所の明かりを灯して光の陰影を楽しんでいます。そのため、ペンダントライトは北欧インテリアの象徴と言っても過言ではありません。乳白のガラスなど光源が直接目に入らないようにデザインされた器具によって柔らかい光で照らすのが北欧デザインの特徴で、テーブルから60~70cmと少し低めに設置すると良いでしょう」

ルイスポールセンのペンダントライト
シンプルながらも印象的なフォルムが特徴のルイスポールセンのペンダントライト。ダイニング空間を柔らかな光で照らしてくれる(画像提供/Class S interior design 撮影/東涌 宏和)

柄物のテキスタイルや雑貨、アートで遊び心をプラス

空間全体をシンプルにまとめているので、テキスタイルや雑貨などで遊び心をプラスすると、明るい印象になります。カーテンなど面積が大きいものに色や柄を入れるのに抵抗がある場合は、クッションやラグなど小物に取り入れるとインテリアのアクセントに。

「北欧インテリアには、幾何学模様など抽象的なデザインのものが適しています。季節ごとに変えて楽しむのもいいですね」

色や柄の違うクッション
色や柄の違うクッションを組み合わせるとリズミカルな印象に(画像提供/Class S interior design 撮影/東涌 宏和)

【空間別】マンションの北欧インテリアコーディネート術

リビング

リビングはテキスタイルや木製家具を組み合わせて木のぬくもりが感じられる空間づくりを。ブルーグレーなど柔らかく落ち着きのあるテーマカラーでまとめて全体に統一感を出すと、スッキリとした印象の空間になります。

「大きなソファを一つ置くのではなく、座り心地を重視した一人掛けのソファなどをいくつか置いても、北欧インテリアらしさが出ます」

自然を感じるリビング
フローリングの色に合わせて木製家具をセレクトし、観葉植物を取り入れて自然を感じる空間に。2タイプのソファを置く場合、二人掛けソファはアームがないタイプにすると圧迫感が出ない(画像提供/Class S interior design 撮影/東涌 宏和)

子ども部屋

子ども部屋などプライベートスペースは、ビビッドカラーを取り入れたりパブリックスペースとは違った雰囲気にすると、空間ごとの違いが楽しめます。

「遊び心のある柄を壁紙やカーテンに採用したり、テーマカラーを2色以上使うなど色や柄を楽しむインテリアがおすすめです。テーマカラーは一箇所だけではなく、壁やカーテン、小物など複数のアイテムに取り入れることで、全体の統一感が出ます」

ブルーとライトグリーンをテーマカラーにした子ども部屋
ブルーとライトグリーンをテーマカラーにした子ども部屋(画像/PIXTA)

トイレ

トイレも壁紙などで遊び心をプラスしやすい空間です。壁の一面にアクセントカラーを取り入れると、奥行き感も演出できます。

「マンションのトイレはダウンライトの場合が多いですが、北欧スタイルにマッチするブラケットライトやペンダントライトをつけるとよりおしゃれな空間になります」

グリーンの壁紙のトイレ
トイレは狭い空間なので、パブリックスペースには使わないようなカラーも選びやすい(画像提供/ゼロリノベ)

玄関

マンションの玄関はシンプルでモダンなしつらえになっていることが多いので、木製フレームの姿見など木のぬくもりをプラスするようにしましょう。

「玄関には観葉植物は置けないことが多いので、フェイクのグリーンなどを飾ると自然を感じられます」

木製フレームの姿見を設けた玄関
玄関に木製フレームの姿見を設け、左端にピンクの花を置いて、温かみのある柔らかい雰囲気に。壁には調湿性に優れたタイルを使用(画像提供/Class S interior design 撮影/東涌 宏和)
まとめ

北欧インテリアは、木製やファブリックの家具など自然の温かみがあるのが特徴。部屋の中には明るいナチュラルカラーが用いられ、飽きのこないシンプルなデザインを好む。木製家具を多用するので、ナチュラルな雰囲気を楽しむことができる

北欧インテリアには、シンプルな北欧ナチュラル、北欧ビンテージ、北欧モダンなど、さまざまな種類がある

北欧インテリアは、空間ごとにポイントを押さえればマンションにも取り入れやすいスタイル

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取材・文/金井 さとこ
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