総務省が発表した2018年の住民基本台帳に基づく人口移動報告によると、東京23区の転入超過数(転入者数-転出者数)は6万909人で、前年より3899人増えて全国の市町村でトップだった。東京圏(※1)の日本人転入超過は13万5600人で23年連続の転入超過。大阪圏(※2)はマイナス7907人で6年連続の転出超過となっている。
(※1)東京圏:東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県 (※2)大阪圏:大阪府、兵庫県、京都府、奈良県
スマイカ :「東京23区は特に転入超過が多いね」
ジュータコ:「新宿区を除く22区で転入超過だった。最も多いのが世田谷区の6861人で、次が大田区の6024人じゃ。東京の市部では小平市が最も多い」
スマイカ :「東京以外ではさいたま市や川崎市、横浜市が多いよ」
ジュータコ:「どこも都心への利便性が高く、住宅地としても人気のエリアじゃな」
スマイカ :「流山市や川口市、藤沢市も上位だ。マンションの分譲が活発な街が目立つね」
ジュータコ:「大阪府は4年連続で転入超過となっておるし、大阪市は1万2081人で東京23区に次ぐ多さだ」
スマイカ :「それだけ大阪に集中しているってこと?」
ジュータコ:「うむ。大阪市などではマンション開発が盛んじゃからの。だが、明石市も転入超過数が全国で19位だし、15~64歳に限れば尼崎市は14位じゃ」
スマイカ :「どちらもファミリー層に人気のエリアだ。やっぱり子育てしやすい街は人気なんだね」