日本初の民間分譲マンションを建て替え 住人のコミュニティが合意形成を促す

日本初の民間分譲マンションを建て替え 住人のコミュニティが合意形成を促す

東京都新宿区のマンション「四谷コーポラス」の建て替え事業がスタートした。日本初の民間分譲マンションといわれる28戸の建物が51戸に建て替わり、うち27戸を旭化成不動産レジデンスが分譲する。容積率に余裕のない老朽化マンションが多い東京都心部で、住人の建て替え合意に成功した例として注目されている。



■四谷コーポラスの建て替え/■東京都のマンション建て替え件数(累計)

ジュータコ先生とスマイカ君の住まいのQ&A
  • ジュータコ先生
    ジュータコ先生
    タコなのに、人間の住宅にやたらと詳しい未確認軟体動物
  • スマイカ君
    スマイカ君
    マンションに憧れ、いつかはマイホームをと妄想する。住メルイカ科

Q.築60年以上のマンションなんだね
A.管理組合がつくられた先駆けの物件じゃった

スマイカ:「1956年に建てられたそうだよ」
ジュータコ:「1962年の区分所有法制定より前だったが、管理組合をつくり、初めて民間の管理会社が管理したそうじゃ」
スマイカ:「間取りは70m2台のメゾネットが多かったんだね」
ジュータコ:「当時としては広めで、都心の高級レジデンスだったのじゃ。利便性が高いこともあり、親の代から住み続けている人も多かった」
スマイカ:「愛着のある住宅も、老朽化でいよいよ建て替えなんだね」


Q.マンションの建て替えはなかなか進んでないね
A.容積率に余裕のないケースが多いからじゃ

ジュータコ:「都内では累計件数が増えているが、年間数件のペースじゃ」
スマイカ:「敷地面積に対する延床面積に余裕がないと、床面積を増やして分譲住戸を確保する手法が使いにくいらしいね」
ジュータコ:「今回も建物の延床面積はさほど増えていないが、建物面積の小さな住戸も設けることで販売戸数を確保している」
スマイカ:「9割の住人が建て替え後に戻るそうだね」
ジュータコ:「住人のコミュニティ意識の高さも、合意形成を促したようじゃ」

取材・文/大森広司
公開日 2017年10月11日
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