ルーフバルコニー付きマンションに住みたい人必見!活用例と注意点は?

ルーフバルコニー付きマンションに住みたい人必見!活用例と注意点は?

広くて開放感抜群のルーフバルコニー。開けた空や眺望に憧れを持つ人も多いことでしょう。そこで、ルーフバルコニー付き賃貸住宅や分譲マンションに住むにあたって、知っておきたい注意点、上手な活用方法についてご紹介します! ルーフバルコニー付きマンションを探している人はぜひ参考にしてみてください。

ルーフバルコニーの定義や気をつけるべき点とは?

今回、ルーフバルコニーについて詳しくお話を伺ったのは、“「家」の固定観念を飛び越えて、一人一人のストーリーに沿った住まいづくり”を得意としているデザイン事務所、ブルースタジオの石井健さん。これまで、ルーフバルコニーのリノベーションも多数手掛けられています。

マンションのルーフバルコニーは共用部

まず、そもそも「ルーフバルコニー」とはどういったものなのか? 解説してもらいました。

「『ルーフバルコニー』と呼ばれているため、専用庭のように認識されがちですが、実際には『ルーフ=屋根、屋上』なので、マンションでは『共用部』ということになります」(石井さん、以下同)

厳密に言うと、ルーフバルコニーに個人の「所有権」はなく「利用権」のみ付与されていることになります。そのため、自由度は専有部分とは異なるようです。さらに、法律で定められたルールもしっかりおさえておきたいところ。

「ルーフバルコニーは屋根なので、人が歩くことを前提としていないケースもあります。その場合、床面を保護せずに家具を設置したり、歩行したりすることで、コンクリートの防水層を傷つけてしまうことに。そうなると、階下へ漏水してしまいます。ルーフバルコニーを活用したいのであれば、歩行用の防水仕上げでなくてはいけません。そのため、歩行用に塗装されているかどうかを確認、されていないのであれば床面を保護する処置が必要になります」

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ウッドデッキやタイルを敷く場合にも注意が必要

また、ウッドデッキなどで床を底上げする際には、床面から手すりまでの高さに注意が必要とのこと。

「日本の法律では、バルコニーの床面から測って1.1m以上の高さがある手すりをつけることが定められています。そのため、例えばデッキを敷くときにも注意が必要です。厚みがある板材だと床面が数十cm高くなることも。手すりの高さが1.1m未満になるのは法律に抵触してしまいます。また、景観や安全面を考慮して手すりに設置物をつけるのを禁じているマンションも多いので、きちんと確認を取りましょう」

なお、木材のほかにもタイルや人工芝などを敷くケースもあるそうですが、排水溝が汚れで詰まらないように定期的に水を流すなどの掃除も大切だそうです。

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ほかにも、ルーフバルコニーに物を設置する場合は法律や構造計算で定められた建築物の床に加わる荷重「積載荷重(せきさいかじゅう)」の上限を超えないこと。また、強風で飛ばされるような物品の設置も禁止されています。

利用に際して、とりわけ配慮が必要なのは足音。ルーフバルコニーの床面は、階下の部屋の天井と一体なので、足音や物音が迷惑になる可能性も。階下住人への配慮はくれぐれもお忘れなく! ちなみに、分譲マンションのルーフバルコニーをリフォームやリノベーションするにあたって、管理組合への許可取りは必須。しかるべき手続きを踏みましょう。

<注意ポイントまとめ>

・ルーフバルコニーの利用には制限がある
・床面にデッキを敷くときは、床~手すりまでの高さが1.1m以上あるかどうか確認
・床面に何かを敷いたときは、排水溝が詰まらないようこまめな掃除が大切
・ルーフバルコニーの足音は階下の天井に響く可能性がある
・ルーフバルコニーに物を設置する場合には、積載荷重を超えないこと
・リフォームやリノベーションする場合は、マンションの管理組合に確認する

【事例紹介】暮らしをより楽しむルーフバルコニーの活用事例

ルーフバルコニーは広々としていて日当たりも良いとあって、洗濯物を干したり、ガーデニングを楽しんだりと幅広い使い道が考えられます。でも、せっかくなら120%活用して、すてき空間として満喫したい! そこで、ブルースタジオで手がけたルーフバルコニーのリノベーションを例にとって、満喫ポイントをみていきましょう。

<Yさん(36歳)宅>

間取り

「ルーフバルコニーを第二のリビングとしてとらえる」という考え方のもと、部屋とシームレスにつながるL字型のルーフバルコニーに仕立てました。室内のフローリングと段差をなくすようにウッドデッキを敷くことで、ルーフバルコニーが部屋の一部になったような感覚に。ちなみに、ウッドデッキは特殊な不燃加工をしているものを使用。あくまで家具の扱いとして、取り外し可能な取り付け方をしています。

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間接照明を灯せば、くつろぎ空間に大変身。天気のいい日は友人を招いてルーフバルコニーをアウトドアリビングにしてパーティーをすることも。部屋の中からルーフバルコニーが見えることで、リビングが窓の外にも広がるような開放感(画像提供/ブルースタジオ)

<Iさん宅>

間取り

ルーフバルコニーを活用してくつろぎ空間をつくりたいというご希望で、1年以上部屋を探していたIさん。プランターはデッキに埋め込み、空中に出現したジャングルのように植栽を配置。色はダーク系がお好みとのことで、ルーフバルコニーも落ち着いたトーンで統一。インテリアとしてもカッコいいデザインは、望みどおりですごく気に入っているとのこと。

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手すりの内側に木材のフレームを立てることで、まとまりのあるおしゃれな雰囲気に。ウッドデッキを段違いにすることで、立体感と奥行きを演出。友人や家族との語らいの場としても大活躍(画像提供/ブルースタジオ)

ルーフバルコニーがある生活、いかがだったでしょうか? アイデア次第でいかようにも活用できそうですよね。「暮らしに“外の空間”を取り入れることで、楽しみが増えると思います」と石井さん。ルーフバルコニー付きマンションの暮らしは、何気ない毎日をきっとアップグレードしてくれることでしょう。

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取材・文/末吉陽子 写真/PIXTA
公開日 2018年10月02日
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