みんなも悩んでる? 片付けられない家の悩み 解決! 収納問題

解決! 収納問題

「わが家は完璧に片付いている!」と胸を張れる人はきっと少数派。多くの人が家族の洋服や雑誌が散乱するリビング、買い置きの食品が床に積み上げられたキッチン、靴やサンダルが脱ぎっぱなしになっている玄関など、「片付かないわが家」に悩んでいることだろう。すっきりした家は、広く見えるし、掃除もラク。何よりも気分がいい。分かっているけど、なかなか片付かない収納問題を解決! 「明日から片付けよう!」と思っているに人も、「次に引越すときは、片付けやすい家を選ぼう」と思っている人にもきっと参考になるはずだ。

新居の条件。「収納を重視」する人が80%以上

みんな悩んでる? 収納の広さが家選びの重要条件

今、部屋の中をぐるりと見回してみて、「わが家は完璧に片付いている!」と胸を張れる人は少数派だろう。そして、多くの人が「もっと収納スペースがあればスッキリと片付けられるのに」と考えているはず。その証拠に、アンケート結果(※)では、新築一戸建ての購入を検討している人の約83%が「収納の広さ」を「重視している」「非常に重視している」と答えている。「収納の広さ」は「価格」を重視している約90%に次いで、重視条件の第2位になっている。

収納スペースは多いほうがいい? でも、多いだけでは片付かない!

収納スペースが広ければ、片付けきれないモノを全てしまえてスッキリした暮らしができるはず。収納家具も不要だから、部屋も広く使えるはず。つまり、「収納たっぷりの新居に引越せば、収納問題は解決!」と考えがち。ところが、収納スペースと暮らしとの関係はもっと奥が深い。収納が多ければ即解決、というわけではないのだ。以下では、片付かない理由をプロが分析。本当に片付く収納とは何か、どんな収納を選べばいいかを解説する。

※札幌市で住宅購入を検討していると答えた人168人を対象に調査。2014年9月、リクルート住まいカンパニー調べ

片付かない! その理由を分析

くつろげないし、毎日探し物ばかりしている、という切実な悩みを抱えるKさんの家。散らかっている原因と解決法を整理収納アドバイザーの米村大子さんに聞いた。

●リビング 持ち込んだ物がそのままになりがち

ここで使う物を片付けるスペースをつくろう

家族でくつろぐ場所のはずなのに、散らかり放題のリビング。脱ぎっぱなしの洋服や新聞に、ソファも占領されている。実は、人が集まる場所だからこそ乱雑になりがち。家族がそれぞれに物を持ち込んで、そのままにしているのが片付かない原因だ。「リビングで使う物は、リビングでしまえるように、収納スペースや仮置きする場所があるといいですね」(米村さん、以下同)

リビング

①新聞や雑誌などには一時置きのスペースを。ただし、ため込まないように、定期的にまとめてリサイクルへ
②家電のリモコンはバラバラになりがち。トレーを置き、そこを定位置にするなど置き場所を決めましょう
③テーブルの上にメイク道具が。メイクは必ず洗面室でするなど、各部屋の役割を決めることが必要です
④着替えは自分の部屋ですませてクローゼットにしまう、という習慣をつけることで、脱ぎっぱなしは防げるはず

●キッチン 買い置きの食品が床にまであふれる

よく使う物を収納するとスッキリ

キッチンの主な収納は、造り付けの食器棚と壁に設けた調味料棚だけ。そのため、まとめ買いしている飲み物や缶詰、レトルト食品などが床に積み上げられている。「キッチンにはパントリーなどの広い収納があると便利。手の届く場所には普段使う物を、床下収納など出し入れのしにくい場所には重箱など使う頻度の低い物を収納するといった使い分けも肝心です」

キッチン

①出し入れの多い食材や調味料は手の届く位置に。踏み台が必要な場所にしまうと、結局使わなくなります
②消費するペースを考えて、購入する量と頻度を決めましょう。収納場所がないなら、ストックしない選択も

●トランク 奥に詰まった”永久凍土”な荷物

家選びでは間取りのほか収納量と配置もチェック

衣装ケース、工具箱、キャンプ用のコンロやクーラーボックスなどが積み上げられ、タテの隙間には予備の蛍光灯が詰め込まれたトランク。「アウトドアグッズやダウンジャケットなど、シーズン用品が積もりがち。持っている物が収納できるか、家選びの際には間取りだけでなく、収納スペースの広さもチェック。使ったあとに戻しやすいか、収納の配置や動線も大切です」

トランク

①パズルのように隙間に物が詰まっていますが、出し入れしやすくするには、空間に余白が必要です
②これだけの物を収納するなら、キャスター付きのシェルフを使うなどの工夫で使い勝手を良くしましょう

●室内 和室には洗濯物が干しっぱなし

部屋数に余裕があれば一部屋を収納用に

リビングに隣接した和室には、電動で上下する室内物干しが設置されている。そのため、リビングから見える場所に一年中洗濯物が掛かっている。冬物のダウンコートも掛けっぱなしだ。夏でも室内干しをする家庭なら、広いランドリールームがあるなど、干せる場所がある間取りがオススメ。また、クローゼットが足りないなら、一部屋を収納部屋に使い分ける方法も

室内

①よく着るシャツと季節外のダウンが混在しています。分けてしまえる収納スペースがあるといいですね
②よく着る服はたたまずクローゼットに掛けておくだけにすれば、面倒にならず、時短になります。また、どんな服があったかが分からなくなることも防げます

●玄関 しまう場所がない靴が常に散乱

室内で使わない物は玄関に収納しよう

駐輪場のないマンションの場合、困るのが自転車の収納。また、収納しきれない靴もズラリと並んでしまう。「家の中に持ち込む必要のない物は、玄関収納や、物置などの屋外収納にスッキリしまえるのが理想。家選びで収納が十分かを見極める際には、靴や傘、コート、ベビーカーなどのほか、工具セットや非常用持出袋などが、収納できるかをチェックするといいでしょう」

玄関

①一戸建てなら玄関の外に置けますが、雨天時を考えると物置やガレージに収納できる余裕が欲しいですね
②靴以外にも収納したい物が多い玄関。何をしまうかを考えて、必要な収納スペースを確保することが大切です

これで解決! 片付く家のおすすめ収納

片付いた家にするには、必要な場所に十分な容量の収納スペースがあることがポイント。住まいを選ぶ際に注目したい収納スペースや活用法を紹介していこう。

●食料庫 床下収納やパントリーに食品を

保存食やお酒には床下収納を活用

子育て中や共働きの忙しい世帯で、食料品のまとめ買いが多い場合、キッチンの近くにあると便利なのが、食料庫(パントリー)や床下収納。出し入れがしやすいパントリーは、常温保存できるパン、お米、調味料、缶詰など、日常的に使う物や開封前の食品の収納にぴったり。床下収納は、手づくりの梅干しや熟成中の果実酒、使う季節が限られる土鍋や重箱など、頻繁に出し入れしない物をしまうのに便利だ。

食料庫

パントリーは棚に物を並べて収納すれば、何があるのか、何が足りないのかを把握しやすい。深さのある床下収納は、カゴで2段に分けたり、フタなど上部にラベルを貼ったりして整理すれば、何をしまったかを忘れずにすむ

●屋根裏・階段下 季節物を取り出しやすく

季節ごとにまとめておくと便利

デッドスペースを有効活用した屋根裏や階段下の収納。物件によって違いはあるが、荷物を持って入れる高さと広さがあれば大きな物の出し入れもしやすい。また、内部に照明があれば、さらに物を見付けやすい。クリスマスツリーやひな人形、五月人形などイベントに使う物や、シーズンオフの布団、衣類などを季節ごとにまとめてしまっておくと、どこに何があるか分からなくなって探し回る、という事態も防げる。

屋根裏・階段下

掃除機など毎日使う物を収納スペースの手前に置いて出入口をふさぐと、奥にある物の出し入れが億劫になる。人が奥まで入れる通路を確保しておきたい。また、内部には棚を設けておくと、整理整頓がしやすい

●玄関収納 ベビーカーや傘もここへ

大きな収納は靴以外も全部スッキリ

お客様や友人を迎える玄関は、いつでもスッキリと片付けられた状態が理想。天井までの高さの大容量のシューズボックスがあれば、はかない靴はすべて中へ。ブーツや傘、コートなど丈の長い物もしまえれば、玄関が雑然とすることもない。広いシューズインクローゼットや玄関横に収納があれば、靴や傘だけでなく、ベビーカーや三輪車、工具類なども収納できる。雨に濡れたコート類を干しておくのにも便利だ。

玄関収納

靴のまま利用できるシューズインクローゼットは、雨で濡れた靴やコートをその場で脱いで乾かすのにも重宝する。玄関に放置したり、家の中に持ち込んだりしなくてすむので、玄関も室内も、汚れることなくスッキリ

●納戸・部屋収納 思い切って一部屋を収納専用に

ランドリールームやクローゼットとして活用

部屋数が多い一戸建てなら、使わない部屋を収納専用の部屋にしてしまうのもオススメ。風通しがよく洗濯機置場から近い部屋なら、室内用の物干しやアイロンがけのスペースを設けたランドリールームに。洋服が多い世帯なら、タンスを置き、ポールを設置してウォークインクローゼットにするといい。アクセサリーやバッグ類もここに収納し、大きな鏡を置けば、コーディネートを考える場所としても使える。

納戸・部屋収納

一部屋を広いウォークインクローゼットとして使い、家族のすべての服が収納できれば、季節ごとの衣替えの手間が省ける。キャスター付きのキャビネットを活用すれば、今使う洋服を出し入れに便利な場所に移動しやすい

●外部収納 外の物、大型の物を収納しよう

外で使う物は外の収納がオススメ

BBQセット、キャンプ道具、釣り道具、サーフボードなど外で使う物は、ガレージ、物置、トランクルームといった外部収納にしまうのがオススメ。家の中に収納すると室内が汚れないように注意が必要だからだ。ただし隙間から土埃が入る場合があるので、汚したくないものは室内へ。大型の物を収納する場合は奥に収納せず、手前に置くのがオススメ。いざ使うときに取り出しやすい。

外部収納

室内や玄関からも出入りできるビルトインタイプの収納のほか、ガレージの一部を物置として使えるようになっている場合も。家選びの際は、外部も含めて何を収納するかを考えて、容量が十分かをチェックしよう

家をスッキリ片付けるには、また、片付いた状態をキープするには、必要な場所に十分な量の収納スペースがあることが大切。それぞれのモノに「使う場所で」「取り出しやすく」「しまいやすい」機能的な収納スペースが用意されていれば、片付けることは面倒なことではなく、すっと自然に体が動く毎日の習慣になるのだ。今回の内容を参考にしながら、わが家の収納を見直し、すっきり片付いたわが家を実現しよう。また、リフォームの計画中や、家探しの真っ最中なら、収納が充実しているかという視点でプランニングや家探しを進めていこう。

サンプル画像

【お話を伺った人】
米村大子(よねむらひろこ)さん

PROFILE おうちスタイリスト®。整理収納アドバイザー1級、ルームスタイリスト1級、整理収納アドバイザー2級認定講師のほかに宅地建物取引士などの資格をもち、自身の主婦経験と子育て経験を活かし、段取り良く丁寧に暮らすシステムづくりを提案している

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公開日 2016年07月01日
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