キッチン中心のLDKがコミュニケーションのカギ

キッチン中心のLDKがコミュニケーションのカギ


キッチンは毎日の食事をつくる大切な場所。最近では家族が集うコミュニケーションの場としても注目されている。親子で料理をすれば会話が弾み、一緒に味わえば自然と笑顔も生まれてくる。毎日の暮らしを快適にするために家族構成と生活スタイルに合った間取りや設備を選ぶように、家族のコミュニケーションを良好にするためには「キッチンの選び方」が大切なポイントとなる。キッチンを暮らしの中心にして、より豊かで楽しい時間を紡ぎ出すためのヒントを住まいづくりの専門家の話をもとに紹介しよう。

キッチンの主流はオープンな対面式 楽しく集える仕掛けが満載

「マンション、一戸建てとも、キッチンはLDとつながりのある対面式が主流。そのなかで、LDKという一つの空間が家族だんらんの場となるよう、さまざまな工夫が盛り込まれています」
こう話すのは、住まいづくりのアドバイザー、岩間光佐子さんだ。


分からないところはすぐ聞けるキッチン前の勉強コーナー

分からないところはすぐ聞けるキッチン前の勉強コーナー

子どもがLDKで過ごす時間を増やす工夫として、宿題などができるカウンターを設けたキッチンも見られる。料理をしながらさりげなく子どもの様子を見守れて、分からないところをキッチンから教えてあげることもできる。カウンターをつなげてパソコンや読書のスペースを設ければ、家族共用の書斎としても活躍しそうだ。


家電置き場を外側に配置家族で楽しく家事シェア

家電置き場を外側に配置家族で楽しく家事シェア

「ダイニングテーブルで仕事や勉強をするのに適した照明プランも。明るさを変えられるのはもちろん、食事のときは柔らかな光、勉強や仕事をするときはクリアな光とシーンで選べるプランが提案されています」(以下、同)
さらに、家族が手伝いやすいように、キッチン内にあった家電置き場をダイニング側に配置したタイプも登場。コーヒーメーカーやトースターを置けば、朝食の支度も協力し合ってできる。


キッチン横のダイニングは配膳も片付けもラクラク

キッチン横のダイニングは配膳も片付けもラクラク

「キッチンのシンクと横並びにダイニングテーブルを置いて、配膳や片付けをしやすくしたタイプもあり、家族のコミュニケーションを生むのには適しているでしょう。ダイニングとの一体感がより密なので、料理をつくって片付けるところまで、みんなでできることで自然と会話も多くなる。そんなキッチンなら、子どもも進んでお手伝いしてくれそうですよね」


LDK一体型は換気がポイント

LDK一体型は換気がポイント

LDKが一体化した間取りの場合、注意したいのが換気。料理のにおいが残らないよう、レンジフードはできるだけ高性能なタイプを選ぶのがベターだ。LDから見えるのであれば、デザイン性にもこだわりたい。「一戸建てならLDKに吹抜けを設けて、あえて食事の気配を2階の子ども部屋に伝える手も。いいにおいがすれば自然とキッチンに集まってくるかもしれません」

家族のだんらんを考えたイマドキのキッチン設備事情

同じ空間でも過ごし方は家族それぞれ。音に配慮したキッチン設備を選ぼう

LDK一体型のプランの増加に伴い、くつろぎを妨げずインテリアになじむよう、キッチン設備も進化。
「まず、静音性。水はねの音を抑えるシンクは一般的となっていますし、食器洗浄乾燥機も稼働音が小さければ、会話が妨げられないでしょう」
見た目の美しさを保つには、手入れのしやすさがカギ。例えば、シンクの排水口には汚れにくく掃除がしやすい工夫が。手入れが簡単で、デザイン性を高めた換気扇も多い。
「ゆっくり閉まるキャビネット収納なら指挟みも防げるので、お手伝いも安心して頼めるでしょう」


敷地内全体を見守るシステム
最近のキッチン設備は静音性が向上。音の静かなシンクや食洗機なら、ダイニングで子どもが勉強していても邪魔をする心配はなし。水流や形状、素材の工夫で手入れしやすい排水口、整理しやすく安全性にも配慮した収納などにも注目を

コミュニケーションの基本は「一緒につくり、一緒に食べる」

ダイニングをキッチン化して楽しくだんらんタイム

ダイニングをキッチン化して楽しくだんらんタイム

子どもが小さく、料理させるのは不安という場合、活用したいのが調理家電だ。テーブルに置けば、食卓がキッチンに早変わり。ホットプレートでホットケーキや餃子を焼いたり、たこ焼きパーティーを開いたり。油を使わずに、揚げる・焼く・蒸すができるノンフライヤーも、子どもとの料理にうってつけ。ドーナッツやフライドポテトなど親子で手づくりしてみよう。ホームベーカリーならパンの焼ける香り、ジューサーなら色や形の変化など五感もすくすくと育まれそうだ。
家庭のコミュニケーションは「みんなでつくって、みんなで食べる」が基本。だんらんが楽しくなるキッチンで、家族のつながりはより強くなるはずだ。


まとめ

本記事では、家族のだんらんの場が、「家族が集いくつろぐLD」から「キッチンでの家事を通してコミュニケーションを図るLDK」へと変化してきていることを紹介した。少し前までは、キッチンは家事をする妻(=母親)の居場所というイメージがあったが、今では、妻(=母親)を囲んでみんなで家事を手伝いながらコミュニケーションを図るだんらんの場へと価値観が変化し、住まいのなかでも中心的役割を担うほどに重視されるようになっている。キッチンを間取りの主役にした家を選ぶことが、家族のコミュニケーションを自然と育む家づくりにつながることになりそうだ。


【今回お話を伺ったのは】

  • 岩間光佐子さん
    住まいづくりのアドバイザー
    岩間光佐子さん

    住宅会社での室内設計と住宅関連誌の編集長の経験を活かし、住まいづくりの情報発信を行う


2016年4月13日 スーモマガジン札幌版より転載

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構成/池上香夜子 文/上島寿子 イラスト/しゅうさく
公開日 2016年12月09日
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