新居探しを助けてくれる“キューピッド”って?

公開日 2016年09月30日
新居探しを助けてくれる

「マイホームを買おうと思っているけど何から始めればいいのか分からない……」。そんな人は、仲介会社に相談してみよう。資金計画を立て、希望エリアの価格相場や物件供給の傾向などを教えてくれるので、どんな条件で探せばいいのか整理できる。また、「希望条件に合う物件がなかなか見つからない……」という人も相談をお勧め。仲介会社は独自のネットワークがあるため物件情報も豊富。物件の最新情報を定期的に教えてもらうこともできるのだ。では、仲介会社が具体的にどんなサポートをしてくれるのか、紹介していこう。

ピッタリな家を見つけるにはどうしたらいいの?

ピッタリな家を見つけるにはどうしたらいいの?

豊富な物件の詳しい情報を教えてくれる”仲介会社”

仲介会社は、中古住宅や新築一戸建てなどの「物件」と「買主」をつなぐ仲介業務を行う会社。つまり、買主のために、条件に合う物件を探すのも重要な業務なのだ。しかも物件探しの時点では料金はかからない(売買契約や引き渡し時には諸費用が必要)。なお、新築マンションなどの販売業務を自社で行う「売主」は、仲介会社とは役割が異なる。

■仲介会社は「売主」と「買主」を結ぶサポートをしてくれる
仲買会社の役割

地域密着か広域展開か探し方で会社を選ぼう

仲介会社には、1つの地域で古くから営業を続ける「地域密着型」と各所に営業所がある「広域展開型」の2タイプがある。地域密着型は地元の人々とのつながりが深く、地域の物件情報や価格相場、生活情報などに詳しいのが特徴。狭い地域で探したい人向きだ。一方、広域展開型は、独自ネットワークを持ち、多くのエリアの情報に詳しい。エリアを広げて探したい人向きだ。

■探すエリアの範囲で会社を選ぼう
地域密着の会社と広域で展開する会社の違い

家の希望やお金のことを相談しよう

希望を伝えてベストな条件を整理してみよう

購入予算が決まっていない人は、仲介会社に行ったらまず資金計画を立ててもらおう。次に、「希望エリアでは、予算内でどんな物件が買えそうか」聞いてみよう。エリアの住宅相場や最近の取引事例など、仲介会社が独自に調べた情報やまとめた資料を基に、売り出し物件の傾向や特徴を教えてくれる。また、さまざまな物件情報が見られるので希望条件の整理もしやすい。

■仲介会社がアドバイスしてくれる
予算額をシミュレーション
希望条件の主な項目例

□ 間取り4LDK以上
□ 日当たり良好
□ 収納が充実
□ キッチンが使いやすい
□ 家事動線がスムーズ
□ 駅から徒歩でも近い
□ 買い物施設が充実
□ 自然環境に恵まれている

希望条件を基に自分に合う物件を探してもらおう!

営業担当がオススメする物件の特徴をチェック

家の種類にこだわらずさまざまな物件を比べよう

仲介会社が取り扱う住宅の種類は、中古マンション、新築・中古一戸建て、土地などさまざま。ほしい物件が決まっている人も、条件に合うほかの種類の物件を見せてもらい比較してみるのがオススメ。未完成の一戸建ては壁紙などが変更できる物件があったり、中古なのに新築同様、きれいにリフォームされている物件もあるからだ。下記のような物件がないか、相談時に聞いてみよう。

未完成の一戸建ては内装の変更などが可能なものも

建物が未完成の状態で売り出される新築一戸建ては、壁紙などのタイプや、収納やコンセントの位置など一部の変更を相談できるものも。なお、契約時点では実物は見られないので、図面を見て分からない点は遠慮なく質問し、確かめておこう。

安心できる 補修保証が付いた物件もある

家の購入後、建物の主要構造部などに不具合が生じた場合に無料で補修を行うサービスが、数カ月〜最長2年程度付いた中古物件もある(補修額に上限あり)。これらの物件は売り出し前に建物検査を行っているケースが多く、安心して購入できる。

新築のようにリフォーム済みの中古もある

中古物件のなかには、リフォーム済みの物件もある。壁紙交換などの内装のリフォームだけでも新築のような雰囲気になることが多い。このほか水まわり設備の交換や、一戸建ての場合は構造部の検査や補強などをしているか、リフォームの内容を確認しよう。

現地に見に行き、自分の目で確かめる

百聞は一見に如かず! 物件を見せてもらおう

条件に合う物件を選んでいよいよ見学。日当たり、収納力、家事動線、部屋の広さなど自分に合った暮らしができるかどうかチェックしよう。分からない点や気になる点があれば、仲介会社の営業担当に聞こう(物件が中古の場合は売主に聞いてもらおう)。見学が初めてなら条件の違う複数の物件を見比べるのもあり。気に入った物件については、歩いて周辺環境を確認しよう。

■周辺に何があるのかを確認しておこう
物件周辺の環境
駅までのルートは安全?

実際に歩いてみて、歩道の有無や、車の交通量、ほかに危険なところがないかどうか、所要時間は何分かを確認

買い物は便利そう?

駅前や駅からのルートに、スーパーやドラッグストアなどがあるか、営業時間は何時までかをチェック

周辺はどんな雰囲気?

ブラっと周辺を歩いてみると、どんな施設があって、どんな住人がいるのか把握することができる

自分に合う物件が見つかるまで探してもらおう

見学の感想を伝え、物件リサーチを頼もう

見学した物件が気に入らない場合は、仲介会社にはっきり伝えよう。このとき見学で感じた物件の長所と短所を伝えて、より希望に沿う物件を探してほしいと頼んでおこう。なお、早めに家を買いたい場合は、その旨を伝えておくと、よりこまめに情報提供してもらえる。

■物件の良し悪しを伝え自分に合った家を探してもらおう
物件の感想を整理

家の引き渡しまでサポートしてもらおう

売主との意見の調整や契約のサポートをしてもらう

買いたい家が決まったら仲介会社を通して売主に購入を申し込む。その後も、契約条件の調整や契約書類の作成、住宅ローン借り入れのサポート、諸費用の計算など、引き渡しまで仲介会社の仕事は多い。そのほかにも引越し会社などの紹介をしてくれる会社もある。

■物件の良し悪しを伝え自分に合った家を探してもらおう
売主との意見の調整や契約のサポートをしてもらう
入居するまでサポートしてくれる

●購入のダンドリ

物件申し込み
(契約条件などの調整)

住宅ローン事前審査
(提携銀行を紹介してくれるケースあり)

重要事項説明(※1)

売買契約(※1)
※1 書類の作成や契約内容の説明などをしてくれる

住宅ローン申し込み

住宅ローン審査

住宅ローン契約

残金決済
(引き渡し日程の調整や諸費用の計算などをしてくれ)

引き渡し

引越し・入居
(引越し業者を斡旋してくれる場合もある)

信頼できる仲介会社と満足な家を見つけよう

マイホームの情報収集や現地見学、そして契約から引き渡しまで、さまざまなサポートをしてくれる仲介会社。満足できる家を手に入れるためには、信頼できる会社を選びたい。その見極めのコツは「積極的に話すこと」。担当スタッフに自分の要望や疑問を率直に伝えてみよう。それに対して納得できる資料や調査をもとに、分かりやすい説明や提案をしてくれるかチェックすることが大切だ。また、最初に2~3社の仲介会社に相談して、会社のサービス内容やスタッフの対応を比較してみるのも方法のひとつ。信頼できる仲介会社と二人三脚でマイホーム購入を成功させよう。

2015年8月26日 SUUMOマガジン札幌版より転載

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文/森島薫子 デザイン/藤井昌子
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