お財布にも環境にもやさしいエコ住宅

住宅の気密を高めることで、住宅から放出する熱を最小限に抑える「高気密・高断熱住宅」。外気温に影響されず、わずかなエネルギーで室内を快適な温度に保つので、冷暖房費の節約になります。また、湿気やカビの発生を防ぐ効果もあるので、住宅そのものが長持ちするメリットも。さらには、気密性の高い家では換気計画も立てやすく、家中の空気がいつも新鮮で健康的。つまり、高気密・高断熱住宅は、経済的で、建物にも住む人にも優しい住宅なのです。

太陽光発電とは、文字通り「太陽の光エネルギーを用いて、電気に変換する」発電方式で、エネルギー源の確保が簡単で、地球にもやさしいのが特徴です。自宅で使う電気を自宅で作るので電気代の節約になるのはもちろん、余った電気を電力会社に買い取ってもらうこともできます。
2009年10月までの買い取り金額は約24円／kWhでしたが、2009年11月より「太陽光発電の新たな買い取り制度」がスタートしたため、およそ倍の48円／kWhで電力会社に買い取ってもらうことができます。しかも、この太陽光発電システム設置に対して補助金を出している自治体も多く、ますます注目が高まっています（支援内容も自治体によって異なります）。

オール電化住宅とは、住まいで使用するエネルギーを電気でまかなう住宅のこと。CO2削減に貢献できる、まさに「エコ住宅」です。またガス・石油を室内で使用しないため、空気をクリーンに保つことができ、高気密・高断熱住宅と相性が良いとされています。
また最近の注目は「エネファーム」。こちらはガスから水素を取り出して発電するシステムで、発電時に発生する熱を利用してお湯を作ったり暖房に使うことができ、効率的にエネルギーを利用するというもの。こちらも地球の資源を無駄にしない「エコ住宅」といえるでしょう。