建売住宅とは?分譲住宅や注文住宅との違いや、建売住宅に向いている人、後悔しない選び方を解説!

建売住宅とは?分譲住宅や注文住宅との違いや、建売住宅に向いている人、後悔しない選び方を解説!

戸建て住宅に住みたいと考えるとき、選択肢のひとつになるのが「建売住宅」です。分譲住宅や注文住宅との違いや、建売住宅のメリット/デメリット、建売住宅に向いている人、後悔しない選び方などについて、SIREの木津さんに伺いました。

建売住宅とは?分譲住宅や注文住宅とは何が違う?

建売住宅は、土地と建物がセットで販売されている住まい

不動産ポータルサイトやチラシ広告でみる「建売住宅」とは、不動産会社が売主となり、土地と建物をセットで販売している住まいのことです。

「建売住宅は、建物が完成した状態で販売されているケースが多いですが、建築前に販売されているケースもあります。この場合は『売り建て』と呼び、内装や設備機器などの仕様変更が可能な場合があります」(SIRE 木津雄二さん。以下同)

建売住宅のイメージ
(イラスト/いぢちひろゆき)

分譲住宅は、建売住宅とほぼ同じ意味

建売住宅は、1区画・1棟で販売されていたり、まとまった土地が複数区画に分けられ、そこに同じ仕様の住宅が建てられて販売されていたりします。

「建売住宅が複数区画で同時に販売されているときに、『分譲住宅』と表記することが多いです。しかし、不動産会社によっては、1区画・1棟販売のときにも『分譲住宅』と表記することもあります。

つまり、建売住宅と分譲住宅は、意味はほぼ同義と考えてよいと思います」

建売住宅と分譲住宅のイメージ
(イラスト/いぢちひろゆき)

注文住宅は、土地の用意が必要

注文住宅とは、ハウスメーカーや工務店、建築士などに、設計・施工を依頼して建ててもらう住宅のことです。

「注文住宅は、住宅を建てるための土地を用意する必要があります。ハウスメーカーや工務店によっては、土地を探してくれたり、自社が所有している土地を紹介してくれたりするので、土地が無い方は相談してみるのも良いでしょう。

また、注文住宅は間取りや仕様、設備などを自分で決められます。こだわりのマイホームを実現したい方にはおすすめしますが、自由に決められる分、依頼先との打ち合わせ回数が多く、設計や施工期間は長くなります」

注文住宅のイメージ
(イラスト/いぢちひろゆき)

建売住宅のメリット/デメリットは?どんな人に向いている?【Q&Aで解説】

建売住宅を検討中の人が抱きがちな疑問について、木津さんに答えて頂きました。

Q1

建売住宅のメリット/デメリットは?

メリットは、既に建物が完成している場合、購入後にすぐに住めることです。注文住宅のように土地を探したり、間取り・仕様をイチから決めたりする必要がないため、スピーディーにマイホームを手に入れることができます。

また、複数区画が同時に販売されている場合、建物や道路、樹木などが整えられ、“ひとつの街”として美しい景観を構成しているケースは多いですね。

さらに、同じような間取り・価格帯の住宅を買うので、家族構成や年収帯が近いことが多いうえ、同じタイミングで入居するため、近隣コミュニティーが形成しやすいというメリットもあります。

デメリットは、家へのこだわりが実現しにくい点です。ただ、建売住宅の間取りやデザインは万人が好むようにプランされており、それが自分のライフスタイルや好みに合うなら、デメリットにはならないといえるでしょう。

建売住宅のメリットのイメージ
(イラスト/いぢちひろゆき)

Q2

建売住宅に向いているのはどんな人?

忙しい方は建売住宅の方が良いかもしれません。

前述したように、注文住宅は基本的に「フルオーダーの住まい」なので、設計から工事期間中にかけて、何度も打ち合わせをする必要があります。従って、家づくりの経過を楽しめる気持ちと時間に余裕のない方は、途中で疲れてしまうかもしれません。

他には、社宅の退去期限が近い、子どもの入学までにマイホームが欲しいなど、新居の入居時期が決まっている人も建売住宅の方が向いているでしょう。

注文住宅(手間がかかる)イメージ
(イラスト/いぢちひろゆき)

Q3

デザインにこだわれる?

着工前のタイミングで建売住宅を購入する場合、こだわれる場合もあります。
ただし、外観デザインの変更は難しく、特に複数区画が同時に販売されている場合は無理だと思います。

内装や間取りは、構造に影響がない限り対応してもらえる可能性がありますが、軽微な変更でも別途料金は発生します。必ず見積もりをもらい、変更内容と金額を確認してから決定しましょう。

こだわる部分と内容にもよりますが、引き渡し後にリフォームする方法もあります。案外、住んでみると気にならないかもしれないので、入居後にじっくり検討するのも良いと思います。

建売住宅で変更のイメージ
(イラスト/いぢちひろゆき)

Q4

値引き交渉は可能?

タイミングによっては可能です。
建売住宅は、不動産会社が銀行からお金を借り、土地を購入して家を建てています。つまり、土地購入~販売終了間に発生する金利は不動産会社が負担するため、販売期間内に全て売り切りたいと考えています。

販売期間も終盤に迫り、残り1棟というタイミングなら、値引き交渉に応じてくれるかもしれません。まずは不動産会社に相談してみましょう。

建売住宅の値引き交渉イメージ
(イラスト/いぢちひろゆき)

Q5

注文住宅より建売住宅の方が安い?

同じ広さ・階高の家なら、建売住宅の方が安いです。
注文住宅を建てるときには営業や設計、インテリア、エクステリアなどかかわる担当者の人数がとても多く、何度も打ち合わせを行うため、必然的に人件費が高くなります。

また、こだわりを実現するためにグレードの高い設備や建材を選ぶ方が多いため、建物費用も高くなりがちです。

注文住宅で費用を抑えたいなら、設備や仕様がある適度決められている「企画住宅」を選ぶとよいかもしれません。企画住宅は、決められた設備や建材の中から色や柄などを選択できますが、注文住宅ほど打ち合わせ回数は多くないため、費用を抑えられるのです。

建売住宅より注文住宅の方が高い理由イメージ
(イラスト/いぢちひろゆき)

Q6

建売住宅を買うとき、どんな契約を結ぶ?

建売住宅の購入時には、販売元の不動産会社と「不動産売買契約」を結びます。
契約書には、売主(販売元)と買主の住所・氏名、土地と建物の正確な住所、代金の支払い時期とその方法などが記載されています。

注文住宅の場合、土地購入時に「土地売買契約書」を結び、建物のプランと費用が固まった段階で「建築工事請負契約書」の契約を結びます。建売住宅とは契約の内容や結ぶ回数・タイミングが違うことを覚えておきましょう。

建売住宅の購入時の契約イメージ
(イラスト/いぢちひろゆき)

Q7

資金計画を建てる際の注意点は?

同じ戸建住宅でも、建売住宅と注文住宅は住宅ローンの借り方が異なります。
注文住宅は土地と建物の2回契約を結び、住宅ローンの借り入れも土地分と建物分の2回行います。

ただ、住宅ローンは原則的に、建物完成時に土地分・建物分が一括で融資実行されるため、建物分のローンを借りる金融機関に土地分の「つなぎ融資」を受け、建物の完成時に土地と建物の合計額を融資してもらい、土地分のつなぎ融資を一括返済する方法が多くとられています。

一方、建売住宅は不動産売買契約のみとなるため、住宅ローンの借り入れも1回で済みます。注文住宅のように「つなぎ融資」を受ける必要はありません。

入居後のメンテナンス費用も考えておきたい点です
マンションの場合、管理組合が修繕積立金を徴収し、時期に応じてメンテナンスを実施してくれます。

しかし、戸建て住宅の場合、自分で修繕費用を積み立てる必要があります。家の美観と性能をキープするためにも、月1.5万~2万円程度を積み立てておき、必要に応じてメンテナンスを実施したいですね。

メンテナンス費用の積み立てのイメージ
(イラスト/いぢちひろゆき)

幅広い視点で検討し、後悔のない選択を

戸建て住宅に住みたいと考える人は、最初に注文住宅をイメージして、住宅展示場に見学に行くケースが多いようです。気軽に見学したら、建物価格に驚いたり、完成までに手間も期間もかかることを知り、建売住宅を検討し始める人もいるようです。

「建売住宅は注文住宅と比べると価格は手頃ですが、同じ広さ・階高の家でも設備や仕様により価格は大きく変わります。既に建物が完成しているなら現物を、建築前なら間取図や仕様書を細かくチェックして、価格と設備・仕様のバランスを体感することをおすすめします。

価格面だけでなく、家の広さやデザインがある程度要望を満たしているか、エリアの利便性や安全性、入居時期など、幅広い視点で検討して後悔のない選択をしてください」

まとめ

建売住宅とは、不動産会社が売主となり、土地と建物をセットで販売している住まいのこと。分譲住宅は、建売住宅とほぼ同じ意味

建売住宅のメリットは、既に建物が完成している場合、購入後にすぐに住める点。デメリットは家へのこだわりが実現しにくい点

建売住宅注文住宅に比べ打ち合わせ回数が少ないため、多忙で家づくりに時間をかけられない人向き

注文住宅の会社を探す
土地を探す
新築一戸建てを探す
中古一戸建てを探す
カウンターで相談する
ハウスメーカーを探す
工務店を探す
賃貸物件を探す
リフォーム会社を探す
中古マンションを探す
新築マンションを探す
売却査定する
取材・文/山南アオ イラスト/いぢちひろゆき
公開日 2021年11月22日
関連する最新記事を見る
住みたいエリアや購入価格からマンション・一戸建てを探そう!
住まいの種類
住みたいエリア
  • エリア
  • 都道府県
  • 市区郡
購入価格

お役立ち講座・個別相談のご案内無料

住まい選びで「気になること」は、人それぞれ。スーモカウンターのアドバイザーは、新築マンション選びと会社選びをサポートします。講座や個別相談を通じて、よかった!と思える安心の住まい選びをお手伝いします。
カウンターアドバイザー

住み替えサポートサービス

ページトップへ戻る