見積もりの正しい取り方 比べ方 1 (Step1~3)

見積もりの正しい取り方比べ方 1

上手な” 相見積もり”が家づくり成功の秘訣

メーカー選び 契約までの流れ

家づくりのパートナーになるハウスメーカーを選ぶとき、大切なのは予算内で希望を最大限に生かしてくれる「ベストな1社」と出会うこと。そのために有効なのが、複数の会社からおおまかな「プランと費用」を出してもらう「相見積もり」。複数の提案を比べることで、家づくりにかかる費用の相場感がつかみやすくなる。また、プロの視点からの提案を比較することで、自分の理想により近い住まいの形が明確になっていくメリットもあるだろう。そこで、家づくりを成功させるための見積もりの取り方、比べ方をここで解説。ハウスメーカー選びに役立ててほしい。

STEP1 まずは依頼先を2~3社に絞り込む

プランと見積もりの依頼・検討は2~3社がおすすめ

相見積もりを取るときは、まず、今の家に対する不満や欲しいスペース、家族の暮らしぶりについて各社それぞれに伝えることが望ましい。依頼する会社が多ければ、それだけ手間も時間もかかる。また、各社の様々な提案は参考になるものの比較検討するプランが多すぎると、混乱してどのプランが自分たちに合っているかがわからなくなりがち。手当たり次第に依頼するよりも、絞り込んだ2~3社に依頼するのがいいだろう。

絞り込むための情報収集のコツとは?

いきなりモデルハウスをまわるのではなく、まずは事前に情報収集。工法の特徴や好みに合うデザインテイストなどを本誌やハウスメーカーのカタログ等でチェックしよう。「住宅展示場では1カ所で長居せず、全体の雰囲気が好みに合うかどうか、営業担当者がじっくり話を聞いてくれそうかを確認。家づくりを依頼してみたいと感じる2~3社に絞り込むといいでしょう」(東日本ハウス町田支店長・Kさん)。

STEP2 必須条件と希望条件を伝えてわが家にぴったりの提案を出してもらう

見積もりを依頼するときの”心がまえ”

プランづくりに必要な条件や建てたい家のイメージを、上手に引き出してくれる営業担当者もいるが、ここに挙げた4つについては伝え忘れがないよう整理しておこう。また、ハウスメーカーには、手当たり次第の依頼ではなく、「2~3社に絞り込んだ中で、1社に決めるための相見積もり」だと伝えると、より熱意のこもった見積もりの提案が期待できるかもしれない。

予算:「なるべく正直に」が基本

家づくりの予算が不明確ではプランの提案は難しい。予算の見当がつかない場合は家づくりにまわせる預貯金の額と、ローンの毎月返済に当てられる金額を伝えよう。ハウスメーカーが返済可能額をもとに借入可能額や「総予算」を試算してくれる場合もある。「予算厳守なのか、プラン次第では予算アップが可能なのかについても教えていただけると私たちも理想に近いプランの提案がしやすくなります」(大和ハウス浜田山展示場店長・Hさん)。

土地:「敷地条件」と「地盤」で金額とプランが大きく変わる

敷地の情報はプランづくりの基本になる「どこに家を配置するのか」を決め、「広さや形への法的な制限」を知るために必要。敷地が決まっているなら住所や広さを伝えよう。土地の図面があればそれを渡すといい。早めに依頼しておきたいのは地盤調査。補強が必要かどうかで費用に数十万~数百万円の差が出ることもあるため、予算配分に影響するからだ。調査費用は3万~5万円が相場。建築の依頼を検討しているハウスメーカーに依頼するといい。

設備:「優先順位」をつけて伝えると○

キッチンや浴室などの設備機器はほとんどのハウスメーカーで標準仕様の商品ラインナップを用意してあり、予算に応じてプランに盛り込んでくれる。ただし、「キッチンは豪華にしたい」「床暖房を入れたい」などのこだわりがある場合は、依頼時に伝えておきたい。なお、予算内ですべておさまらない場合もあるので、入れたい設備やグレードの優先順位をつけておくといいだろう。内装や外装、デザインなどは雑誌の切り抜きなどを用意しておけば、好みが伝わりやすい。

要望:「今の家に対する不満」から伝えよう
要望:「今の家に対する不満」から伝えよう

間取りやデザイン、素材などに具体的な希望があればそれを伝えたい。とはいえ希望の住まいの形が漠然としている人も多いはず。その場合、今の家や暮らしへの不満、解決したいことを整理しておこう。「現状をそのまま伝えていただき、場合によっては実際に住まいを見せていただくことが、より暮らしやすさを考えたプランづくりにつながります。また、将来の子供の数や同居の可能性なども教えていただけると間取りの提案がしやすくなりますね」(Kさん)。

依頼から提案までは、1週間~1ヶ月かかる

見積もりを依頼してからプランや費用の提案がされるまでの期間は、ハウスメーカーや依頼時の状況によって違ってくる。1~2週間でラフプランや概算見積もりを出してくれるハウスメーカーや、最初に完成形に近いプラン作成が出せるよう数度の打ち合せを行うため1カ月程度かけるハウスメーカーなど各社さまざま。○月までに入居したい、などスケジュールに制約がある場合は、見積もりが出るまでの期間を確認しておこう。

イラスト

2社からの提案プラン例。金額がわかる見積もり書とともに平面図や構造・性能の特徴の説明書、どんな設備が選べるかがわかる資料が添付されている。

A社の提案一式
A社の提案一式
B社の提案一式
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STEP3 もらった間取りプランやデザインを検討する

「家族が気に入る提案か」をチェック

見積もりが上がってきたらまず、平面図や設備・構造の説明書などを見て、依頼時に伝えた希望が盛り込まれているかを確認しよう。その際、ハウスメーカーの担当者からの説明を受けると、メーカー側からの提案のポイントが見えてくる。また、以後のプランニングをスムーズに進めるために、家族全員が納得し、気に入るプランかどうかも確認しておきたい。金額だけを比べないように注意しよう。

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取材・文/大森広司 イラスト/上村典子
公開日 2009年08月19日
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