工務店の魅力は「親身で融通がきく」、「コストが比較的割安」

工務店で建てた人が感じる「ハウスメーカー」と「工務店」の魅力は正反対

工務店で建てた人が感じる「ハウスメーカー」と「工務店」の魅力は正反対

家づくりのスタートと同時に、多くの人が家を建ててくれる建築会社、つまり「依頼先」を探し始める。そこで初めに、代表的な依頼先である「工務店」と「ハウスメーカー」に対して、建築前に感じていた”魅力(メリット)”に関する集計結果を見ていこう。

事前に感じる魅力の相違
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上図の青グラフは、工務店とハウスメーカーを並行して検討した人(280人)に聞いた『注文住宅を建てる前に感じていたハウスメーカーの魅力(メリット)』の結果。「会社としての安心感が高い(39.3%)」「信頼性が高い(34.3%)」「最新の技術を提供している(31.1%)」が上位を占めている。これらより、ハウスメーカーの会社規模や施工実績、また知名度などからくる安心度や信頼度、そして最新技術を持っている点に魅力を感じでいる人が多いことが分かる。

一方、赤グラフは、工務店で建てた人に聞いた『注文住宅を建てる前に感じた工務店の魅力(メリット)』では、「融通が利く(51.6 %)」」「親身に相談に乗ってくれる(42.2%)」「親近感がある(36.6%)」の回答が高い。これらより、工務店は身近で相談しやく、融通も利きそうな点が最も魅力に感じているようだ。

さらに「比較的価格が安い(40.4%)」「同じ価格でも品質が高い(22.4%)」という価格に関する項目が高いという結果に。これはハウスメーカーと比較したときに、工務店の方が”価格”と”品質”とのバランスの良さに魅力を感じている人が多いということが伺える。

そして、この調査結果で最も特徴的なのは、工務店とハウスメーカーの魅力度が高い項目が、ほとんど重なっていないという点。この結果から、依頼先選びの段階で感じている魅力は正反対であるいう事が分かる。この魅力点の相違により、多くの人が「どの会社に建築を依頼するか」という点で真剣に悩み、迷っていると言えそうだ。

迷いがちな依頼先選びをスムーズに進めるためには、自分たちが依頼先に期待することを整理しておくことが重要だ。例えば「思い通りの間取りにしたいから設計の自由度が高い方がいい」「分からないことが多いので親身に相談にのって欲しい」など、できるだけ具体的に、依頼先選びを始める前に家族全員で決めておくと良いだろう。

依頼先選びでは、約半数がハウスメーカーを同時に検討している

依頼先の情報を集めるために、インターネットや情報誌を見たり、展示場や現場見学会に行く人は多いはず。そして、それらで集めた情報を参考にしながら「工務店」か「ハウスメーカー」、または設計事務所などの会社に決めるケースが一般的だ。そこで次に、先輩たちの依頼先選び検討の様子について紹介しよう。

施工依頼先検討の有無-エリア別
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今回の調査結果では「工務店とハウスメーカーを平行して検討していた(48.4%)」という回答が最も多かった。これに「ハウスメーカーを第一希望として検討していた(7.6%)」を足すと、約55%が工務店だけでなく、ハウスメーカーも依頼先として同時に検討していたことが分かる。

多くの人が同時に検討していた理由として、工務店とハウスメーカーの特長は大きく異なるものの、依頼先選びは家づくり初期段階に行うので、それぞれの特長をまだ把握しきれていないためと考えられる。また前述のデータでも分かるように、感じている”魅力(メリット)”が正反対であるという点も要因としてあるだろう。

工務店とハウスメーカーの特長を簡単に説明すると、工務店は地域に密着して営業を行い、設計・施工・アフターメンテナンスを一括して受けているケースが多い。一方、ハウスメーカーは全国に支店・営業所や大規模な生産設備を持ち、販売や施工は関連会社や指定代理店が行うケースが多い。また建築プランについては、工務店は基本的に自由設計が多く、ハウスメーカーは間取りやデザインをプランとして商品化していることが多い。

また、ひと口に工務店・ハウスメーカーと言っても、「デザイン力のある会社」「構造に自信を持つ会社」など、会社によって特長はさまざま。その違いを正しく知って比較するためには、カタログなどの資料請求や展示場や現場へ足を運ぶなどの情報収集を積極的に行い、できるだけ幅広い視点を持つことがとても大切といえる。

そして、ある程度会社が絞られたら、新居への希望や予算額などの条件を伝えて「見積書」の作成を依頼しよう。2~3社程度に同じ条件で、書面での依頼が後で比較もしやすくお勧め。

契約した工務店の選択理由は、「予算内」で「思い通りの家が建てられるから」

見積書が提出されたら、予算やプランなどが見積もり依頼時に伝えた条件に合っているか、営業担当者の対応は良いかなどを比較して、依頼先を1社に決める。そこで、家を建てた先輩たちは、どのような理由で依頼先を最終決定したのかを見てみよう。

契約した工務店の選択理由
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選択理由のトップは「予算内で建てられる(33.6%)」、そして4位が「要望を理解して提案(30.0%)」5位が「設計の自由度が高い(28.4%)」だった。この結果から、予算の範囲内で、要望に合う家が建てられるというという理由で、最終的に1社に決めていることが分かる。

また、「地元に密着している(32.8%)」「相談しやすく頼りになる(30.2%)」は2、3位と上位を占める結果となり、建築前に感じていた”身近で相談しやすい”という工務店の魅力とその実態とには、大きな相違がないことが伺える。

さらに「工務店の選択理由」についてのフリーコメントを見ても、工務店が施主の相談・要望に親身に答え、それらに的確に応じた家を、予算内で建てている様子が分かる。

フリーコメントより抜粋
  • 提案されたプランが希望にかなっていたし、予算的にも見合っていた。また担当者の人柄が良く、親身に相談に乗ってくれたことも決め手となった。(女性・40歳代)
  • 所有している山林から伐採した檜を10年以上乾燥させて使用した家を、世間相場の6割位の費用で家を建ててくれる工務店と契約。予算内で理想の家が建てられた。(男性・60歳代)
  • 複数の会社から見積書をもらい、書類の説明を受けた。その時に「一番自分たちの要望を叶えてくれて、相性も良い」と思った会社と契約した。(女性・30歳代)
  • 費用は納得のいくものを提示してくれたこと、地域に根付いていたこと、担当者が親身に相談に応じてくれたことが選択の理由。そして工務店と家が近いため、何かあったときにすぐに来てもらえるのも良いと思った。(女性・40歳代)
  • 希望は輸入住宅だったので、輸入住宅専門の工務店を選んだ。見積もりも安く、デザインも設計も自由度が高かったのも魅力だった。(女性・40歳代)

ここまでの調査結果やフリーコメントから、依頼先選びのポイントは、(1)依頼先に期待することを固めておくこと、(2)依頼先に関する幅広い情報収集を行うこと、(3)要望を予算内で実現できる会社を選ぶことが重要であると言えよう。この3つのポイントを参考にして、納得&満足いく家を建ててくれる『ベストな1社』を選ぼう!

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公開日 2009年07月29日
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