輸入住宅のデザインと間取りプラン・設備や建材の特徴を知ろう!

輸入住宅のデザインと間取りプラン・設備や建材の特徴を知ろう!

映画やドラマに出てくる憧れの海外のような暮らしを実現できる輸入住宅。輸入住宅にはどのような魅力があるのだろうか?輸入住宅ならではの間取りプランの特徴、デザイン様式のバリエーションなど、輸入住宅の魅力について輸入住宅産業協会の森田さんに伺った。ぜひ、家づくりの参考にしてみよう。

輸入住宅とは?

性能面やデザイン面で日本でも受け入れられている

輸入住宅とは、「海外の設計思想による住宅を、資材別またはパッケージで輸入し、国内で建築する住宅」のことで、「パネル工法」や「2×4(ツーバイフォー)」などの工法で規格化されたものが多いが間取りは自由である。厳しい気候風土にも強い家として、断熱性や気密性に長けており、日本の住まいにも親和性が高い。

「輸入住宅は、断熱性や気密性などの性能面が評価されたことが始まりで、日本にも受け入れられ、次第にデザイン面や暮らし方にも注目が集まるようになりました。住宅性能は20年前から今の日本の基準をクリアしているくらい高いのです。近年では、日本人のライフスタイルの欧米化に伴い、輸入住宅ではなくても輸入住宅のプラン要素を取り入れるケースも多く、輸入住宅のボーダレス化が進んできています」(森田さん、以下同)

輸入住宅の基礎知識は下記を参考にしてほしい。

輸入住宅の間取りプランについて

デザインはシンメトリーが基本。「家はキャンバス」という考え方

「ヨーロッパは古くから“完全無欠”であったり“黄金比”であったりと、完璧な美を追求する傾向があり、シンメトリーのデザインを好んできました。住宅に関しても例外ではありません。外観のデザインや内装に至っても、シンメトリーにプランニングしていることが多いんです」

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(画像提供/セルコホーム)

欧米の住宅はシンプルな“ハコ”をつくるイメージが強く、眺望などの個別のロケーションなどを考慮したプランにするよりも、統一性のあるデザインが基本だ。欧米では「インテリアは住まい手がつくっていくもの」という意識が強いため、インテリアは白を基調にしたシンプルなものが多く、設備や建具もシンプルなものが多い。

「住まい手がカーテンや家具などの装飾品をコーディネートして個性を出していくため、家はキャンバスのようなイメージですね。カーテンやテーブルクロス、ランチョンマットなどのテキスタイルなどで、しつらえをシーンごとやシーズンごとによって変えています。フローリングがむき出しになっていることはなく、シャギーなどマットが敷いてあり、北欧はタペストリーがかかっていることが多いですね」

広々モジュールで、バリアフリーにも対応

輸入住宅のメリットの一つとして建材も海外規格であるため、空間にゆったりとした広さを確保できることが挙げられる。

「日本の住宅において、設計上の単位寸法は畳の長さである尺モジュール(910mm)を採用しており、それに合わせて建材もつくられています。近年住宅メーカーがメーターモジュール(1000mm)を取り入れるようになりました。一方、輸入住宅の寸法はそれよりも広いインチモジュール(1218mm)を採用しています。この寸法を基に廊下や階段の幅など含め住宅の設計がされるので、インチモジュールで採寸されている輸入住宅はゆとりある空間づくりが可能になります」

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(画像提供/セルコホーム)

インチモジュールで設計された広々とした空間にすることで、車椅子などの利用もスムーズになりバリアフリーにも対応。将来を見据えて住まいを検討する場合にも輸入住宅はオススメなのだ。

「デメリットとしては、日本の建材とは規格が違うので、使用する部材を変更したいという場合に日本製のものと合わないということもあるので注意が必要です」

輸入住宅ならではの間取りプランとは?

では、輸入住宅ならではの間取りプランにはどんなものがあるのだろうか。

「例えば、スウェーデンは子ども部屋を最小限のサイズに留め、必ず2階をオープンプランにしてファミリールームを設け、家族が集える場所をつくります。ファミリールームだけでなく、家事室、ユーティリティがあるのが北欧の特徴ですね。内装にも木をふんだんに使って温かみのある空間づくりをしています」

間取り

また、ヨーロッパにはコートなどの上着を部屋に持っていく習慣がなく、玄関に必ず上着をかける収納があるが、最近では日本の住まいにおいても、シューズクロークなど玄関収納を充実させて上着をかけるスペースを確保するケースも多くなっている。

「アメリカはホームパーティーなどゲストを招く機会が多いので、L字の広々としたオープンキッチンとダイニングを一体化させるプランなど、パブリックスペースを大事にする傾向にあります」

輸入住宅の設備・建材は、規格化されている

シンプルなインテリアを基本としている輸入住宅だが、設備や建材などのアイテムから海外らしさを感じられるものも多い。それでは、輸入住宅らしさのある設備・建材について紹介していこう。

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(画像提供/セルコホーム)

木製の面材が印象的なキッチン。アメリカはアイランドキッチンなどオープンキッチンが主流だ。

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(画像提供/マーヴィンウインドウズ&ドアーズ)

欧米では縦長の窓が主流。木製の窓枠の窓は海外らしさが感じられる。

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(画像提供/スウェーデンハウス)

北米や北欧を中心とした欧米の住宅に欠かせないのが薪ストーブや暖炉。リビングなど、家族が集う場所に設けられる。

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(画像提供/セルコホーム)

デコラティブなサーキュラー階段はラグジュアリーな雰囲気を演出。また、ロートアイアンは優美で繊細な印象に。ヨーロッパらしいしつらえになる。

「輸入住宅は規格化されているため、窓や建具などはサイズが統一されています。そのため、老朽化による破損や故障した際にも、建材や部材などはホームセンターなどで購入することができるのです。長く住み継ぐという考え方が根付いているからこそですね」

輸入住宅デザインコレクション

気になるテイストを見つけてみよう!

輸入住宅のデザインは、気候・風土、文化的背景からその国やエリアによって特徴がある。それぞれの外観やインテリアのデザインを比較してみよう。

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(画像提供/スウェーデンハウス)
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(画像提供/スウェーデンハウス)

北欧テイストは外観・内装共に木のぬくもりたっぷりの温かみのある雰囲気が特徴。冬季の日照時間が短いことから、アクセントウォールやタペストリー、カーテンなど、面材やテキスタイルで明るく空間を彩る。

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(画像提供/セルコホーム)
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(画像提供/セルコホーム)

ヨーロッパスタイルを踏襲したデザインの北米スタイル。アメリカの住宅にはガレージが必ずあり、広い土地をゆったり使うため、平屋プランなども多い。

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(画像提供/セルコホーム)
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(画像提供/セルコホーム)

レンガや石などの外壁でシンメトリーのデザインが特徴の英国ジョージアンスタイル。インテリアはお城を彷彿させるラグジュアリーな内装でしつらえている。

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(画像提供/セルコホーム)
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(画像提供/セルコホーム)

白を基調にした外観が特徴のフレンチスタイル。インテリアも白を基調にしたシンプルなデザインで、腰壁とカラフルな壁紙で空間にメリハリをつけている。

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(画像提供/セルコホーム)
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(画像提供/セルコホーム)

暖かい気候の南欧は遮熱効果のある白の外壁が特徴。エリアによってオレンジやブルーなどの屋根に統一されていることも。窓はやや小さめで床材もタイルなど暑さをしのぐしつらえに。

輸入住宅を家づくりに取り入れよう

このように、輸入住宅はデザインや間取りプランなど、さまざまなものがある。好みのテイストのデザインやプランを取り入れて、海外の映画のワンシーンに出てくる外国の家のような素敵な暮らしを手に入れよう。

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公開日 2020年02月07日
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