琉球畳のサイズは?~気になる値段や色についても紹介~

琉球畳のサイズは?~気になる値段や色についても紹介~

伝統的な日本家屋でなくても、住まいに和室や畳スペースがあると重宝するものですよね。琉球畳はさまざまなスタイルの住宅とも上手く調和するため、自宅に取り入れたいという人は少なくありませんが、琉球畳と一般的な畳とは何が違うのか、特にサイズについては気になるのではなでしょうか。今回は琉球畳のサイズに加え、値段や色についてなど、大阪・堺の畳店、大江畳店の大江さんに教えていただきました。

琉球畳とは?

琉球表でつくられた縁無し畳のこと

琉球畳は、元々琉球表(りゅうきゅうおもて・七島表、青表とも言う)を使用した縁(へり)のない畳のことを指します。琉球表とは大分県で栽培される七島イ草(しっとういぐさ、以下七島イ)を原料とした畳表(たたみおもて)ですが、現在『琉球畳』と呼ばれている縁無し半畳サイズの畳表の多くは七島イではなく、い草や和紙、化学素材などが使われています。

「琉球表は強度が強く、縁無しに加工することができるため、昔は縁を付けない畳を使用する庶民の畳として使用されていました。琉球表の原料である七島イは元々手に入りやすいものでしたが、現在は生産者が少なく、大変希少で価格も高価です。そのため、最近では琉球表以外でつくられた縁のない、半畳サイズの畳が多く住宅に採用されています。

琉球表を使って縁無しに加工した畳が本来の『琉球畳』ではありますが、『縁なし半畳サイズの畳=琉球畳』というイメージが普及していると思います」(大江さん、以下同)

畳表別・縁無し半畳畳の価格例(施工費別途)
表の種類 価格
琉球表(国産) 3万円~
い草目積(国産) 1万3000円~
和紙、樹脂、カラー 1万2000円~
価格は新畳(サイズ(江戸間)880mm×880mm)の場合。また、目積(めせき)とは一般的な畳に使用するい草を縁無し畳用として織った表(おもて)。表示価格については税込の参考価格で、住宅の状態や仕様、材料などにより価格は異なる(データ提供/大江畳店)

琉球畳のサイズは?

半畳が基準で、880mm×880mmが一般的

琉球畳のサイズは半畳が基準ですが、そもそも一般的な畳のサイズは地域などによっても異なります。

「畳の基本的なサイズには江戸間、本間(京間)、そして東海地方などで使用される中京間があります。また、それらのサイズ以外にも、住宅メーカーによっては独自のサイズを採用している場合があり、一般住宅用の畳のサイズは住宅によって異なります。部屋のゆがみなども考慮して、mm単位で調整が必要になるため、基本的に畳はすべてオーダーメイドです」

基本的な畳のサイズ
畳の種類 サイズ
江戸間(関東間、五八間) 5尺8寸×2尺9寸 1760mm×880mm
本間(京間、関西間) 6尺3寸×3尺1寸5分 1910mm×955mm
中京間(三六間) 6尺×3尺 1820mm×910mm
(データ提供/大江畳店)

「基準となるサイズは地域にもよりますが、関東だけでなく、最近では関西でも多く使われているのは江戸間です。

最も多い江戸間の場合、短い辺が880mmで、長い辺がその倍の1760mmになるため、半畳サイズの琉球畳の場合は880mm×880mmが一般的といえるでしょう」

畳をつくる際に使う資材のサイズは基本的に1820mm×910mmと2000mm×1000mmの2種類があるそうで、1760mm×880mmの江戸間の場合は1820mm×910mmの資材を使用して畳をつくるそうです。琉球畳の場合も同じ資材を使うため、その資材の大きさを基準に、部屋の広さや希望によって、サイズを決めることになります。

厚みは一般的な畳と同じ55mmが標準

縦横のサイズだけでなく、厚みについても住宅の仕様などに合わせて調整が可能だそうですが、琉球畳の場合も一般的な畳の場合も、55mmが基本の厚さといいます。

「畳の厚みは通常55mmですが、住宅の仕様にあわせて約15mm~60mmまで厚みを調整する事ができます。

昔は畳の芯材として、稲藁を圧縮した芯材が使われていましたが、現在は木片を圧縮させ、発泡スチロールなどを挟み込んだボードがよく使われています。

藁でできた芯材の場合、50cmほどの厚みの藁を圧縮して5cm程度にすることで強度を出すため、芯材を薄くすることができません。一方、現在よく使用されているボードの場合は、ある程度厚みを調整できるため、15mm程度までは薄くすることも可能です」

直接フローリングの上に設置するような置き畳の場合、15mm程度の厚みのものもよく見かけますが、通常の畳よりも薄くする分、防音効果や断熱効果などの機能性の一部は損なわれることもあるそうです。

薄い置き畳
薄い置き畳であれば、洋室でも手軽に和の空間をつくることができる(画像/PIXTA)

琉球畳のメリット・デメリットは?

メリットはカラーバリエーションも豊富でスタイリッシュな見た目

「琉球畳のメリットは、そのスタイリッシュな見た目という点に尽きると思います。琉球畳の場合、畳の目の方向を変えて敷くことが多いのですが、1色の畳でも目の方向が変わることで色みが異なって見え、市松模様をつくることができます。また、和紙や化学素材のものであれば、カラーバリエーションも豊富なので、インテリアに合わせて好きな色を選ぶことも可能です」

縁のない正方形というシンプルな形であることに加え、多彩な色の選択肢があることで、琉球畳は一般的な畳よりもさまざまなデザインの住宅と調和しやすいという特長があります。「自分たちの住まいのデザインに合わない」と畳を敬遠してしまいがちな人でも、琉球畳であれば違和感なく畳を住まいに取り入れやすいのではないでしょうか。

市松敷きをした和室
い草/黒/ピンク/白と、同じ市松敷きでも色の違いで異なる印象の和室に(画像提供/大江畳店)
表のカラーバリエーション
機械すき和紙でできた「ダイケン健やかおもて」のカラーバリエーション。カラーやデザインも素材によっては豊富な選択肢から選べる(画像提供/大建工業)

い草の琉球畳の場合、耐久性の低さがデメリット

七島イは折りやすく強度もあるため、縁のない琉球畳の原料として使われてきましたが、い草でつくられた縁無しの畳の場合、縁がない分傷みやすくなるといいます。

「和紙や化学素材の場合は折り曲げても切れてしまうということはありませんが、い草の場合は折り曲げると切れやすい素材なので、縁がない畳に加工すると、使用しているうちに曲げた部分から傷みやすくなります。

とはいえ、七島イは現在生産量が少なく、国産の七島イでつくられた琉球畳は高価なため、天然素材ならではの機能性や香りを楽しみたいという場合は、い草という選択をする人も多いと思います。しかし、縁無し半畳サイズの畳でも耐久性を重視するということであれば、和紙や化学素材のものを選択したほうがいいでしょう」

同じ面積なら、琉球畳の方が値段は高くなることも

値段については、国産の七島イでつくられた琉球畳が高価であるのに加え、七島イ以外の素材を用いた縁無しの半畳畳の場合でも、半畳サイズの琉球畳が1畳サイズの一般的な畳の値段の半額程度になるわけではありません。もちろん、一般的な縁付きの畳も原料によっては非常に高額になるものもあるため、一概に琉球畳が高価であるとは言えませんが、同じスペースで比較すると琉球畳の方が費用は高くなる傾向があるそうです

同じ面積で比較した場合の費用例(新畳)
国産 い草 1枚当たりの価格 参考 6畳当たりの価格
縁付き(1800mm×900mm内) 2万1000円 12万6000円
縁無し(900mm×900mm内) 1万3000円 15万6000円
縁付きの場合と縁なしの場合のい草は異なる。また、6畳当たりの価格については、縁付き畳は6畳を6枚として、縁無しは12枚として、それぞれの1枚当たりの価格からの概算したもの。実際の費用とは異なる(データ協力/大江畳店)

サイズが小さい分、琉球畳の方が一般的な畳よりもかかる費用が高くなる傾向があるかもしれませんが、現代の住まいにも取り入れやすいそのモダンな風情は、縁付きの畳とは異なる魅力です。琉球畳を住まいに取り入れて、おしゃれな和の空間を楽しんでみてはいかがでしょうか。

まとめ

琉球畳は本来琉球表でつくられた縁無し畳のこと。今では縁なし半畳サイズの畳を指すことも多い

琉球畳のサイズは半畳が基準で880×880mmが一般的

価格は一般的な畳よりも高くなる傾向があるが、多様なスタイルに調和する形やモダンな風情が魅力

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取材・文/島田美那子
公開日 2021年09月03日
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