子供部屋の広さ(畳数)別にレイアウトを紹介!広い部屋を区切る方法と注意点も解説

子供部屋の広さ(畳数)別にレイアウトを紹介!広い部屋を区切る方法と注意点も解説

マイホーム建築/購入や、子どもの成長をきっかけに子供部屋をつくろうと考える人は多いでしょう。そこで、建築士の白崎治代さんに、子供部屋の広さの目安や、机やベッドなどのレイアウトを上手くまとめるコツ、広い空間を二部屋に区切る方法や注意点について伺いました。

子供部屋の広さの目安は?

1人で使うなら約4畳、2人なら8~16畳を目安に

個室は、子どもが “自分の部屋が欲しい”と言い出すことが多く、親の方も勉強や一人寝のために与えようと考え始める小学生ぐらいがよいタイミングかもしれません。
新しく子供部屋をつくる場合、広さの目安はどのぐらいなのでしょうか。

「部屋を子どもが1人で使う場合、机、ベッド、収納を置くなら約4畳あれば十分だと思います。ただ、成長に従って本や教科書、趣味の物などが多くなり、それらをすべて自室に収納するなら6畳程度あった方が良いかもしれません。

一部屋を2人で使う場合は、部屋の広さは8~16畳程度が多いです。小さいうちは一部屋として広く使い、成長に応じて家具で仕切ったり、リフォームで壁やドアを設けたりすると良いでしょう」(シーズ・アーキスタディオ 白崎治代さん。以下同)

子供部屋のイメージ
子供部屋の広さは4~6畳を目安にしましょう(画像/PIXTA)

家の広さとのバランスや、収納のつくりも考慮しよう

子そも部屋の広さは、家の広さとのバランスも重要です。

「家の広さで一番重視したいのは、家族が長い時間を過ごリビングやダイニングです。次に主寝室など親のスペースを確保し、残りを子供部屋としたいですね。“狭い部屋では子どもが可哀想”と考える方もいますが、リビングなど家族が集まる空間を狭めてまで広くする必要はないと思います」

また、収納のつくりも考慮したい点です。

「部屋に広めのクローゼットが造作されていて、家具は机とベッドを置く程度なら、部屋の平面形や机のサイズにもよりますが3畳あれば大丈夫です。または、家族共有のファミリークローゼットやファミリーライブラリーがあり、そこに子どもの洋服やカバン、本などを収納する場合も3畳で足りると思います。

ファミリークローゼットやファミリーライブラリーは、家族間で洋服や本のシェアがしやすく、物の管理もしやすくなるプランです。これから注文住宅やリフォームをされる方は検討するのも良いでしょう」

子供部屋が広い/狭い場合のメリット・デメリットは?

広い場合、自分の部屋で思いのままに過ごしやすい

子供部屋が広い場合、ゆとりのある空間で、遊びや趣味の時間を思いのままに過ごしやすいメリットがあります。小さいうちはおもちゃを床に広げたり、ミニテントを張って秘密基地をつくったりと存分に遊べますし、成長したら大きな棚を置き本やコレクションアイテムなどを並べて楽しむこともできます。

その一方、居心地が良いために長い時間過ごしてしまい、親の目が届きにくくなるかもしれません。また、おもちゃや本などを片付けなくても済むため、部屋がちらかったままになりがちです。

子供部屋でおもちゃを広げて遊ぶイメージ
広い子供部屋は子どもの創造性を育みやすい半面、部屋が散らかったままになることも(画像/PIXTA)

狭い場合、物の把握がしやすく片付けの習慣がつくことも

子供部屋が狭い場合、置ける物が少ないため、どこに何があるのかを把握しやすくなります。自分の部屋を少しでも広く使いたい!と、片付けの習慣がつくこともあるでしょう。

「部屋が狭いと圧迫感から居心地が悪くなり、リビングで過ごす時間が長くなるお子さんもいます。しかし、狭いことで“囲まれている安心感”を感じるお子さんもいます。お子さんがどう感じるかによって、子供部屋での過ごし方は変わると心得ておきたいですね」

子供部屋の広さ(4.5畳・6畳・8畳)別のレイアウト

4.5畳あれば机、ベッド、収納を無理なくレイアウトできる

4.5畳の子供部屋は、机、ベッド、小さな書棚かチェスト(引出し)などの収納家具を、無理なくレイアウトできる広さになります。

ちなみに、家具の一般的なサイズは以下です。
・机=幅100~120 cm×奥行き50~70cm
・ベッド(シングルサイズ)=幅100 cm×長さ200~210 cm
・収納家具=幅60~90 cm×奥行き40~60 cm

4.5畳の子供部屋のレイアウトの例
4.5畳の子供部屋のレイアウトイメージ。机、ベッド、幅90cm程度のクローゼットが配置できます(イラスト/もり谷ゆみ)

6畳なら多少のゆとりがある子供部屋に

6畳あれば、机とベッド、収納家具を複数置いても多少のゆとりがある空間になります。

「体が大きくなる中学生以降でもゆったり過ごせる部屋をつくりたいなら、6畳あると良いでしょう。教科書や参考書、学校や部活動で使う道具、趣味の本や楽器などをしまえる大きめの収納棚や、コレクションアイテムを並べる飾り棚を置くこともできます」

6畳の子供部屋のレイアウトの例
6畳の子供部屋のレイアウトイメージ。机、ベッド、クローゼットの他に、幅90cm程度の引出し収納と本棚を配置できます(イラスト/もり谷ゆみ)

8畳あればテレビやミニ冷蔵庫なども置ける

8畳は、一般的なワンルームマンションに多い広さです。机、ベッド、収納家具のほか、テレビやミニ冷蔵庫、一人掛けのアームソファなどを置いても余裕がある広さになります。

「大学生や社会人など、親のいるリビングではなく自分の部屋で過ごすことが多いなら、8畳程度の広さがあると良いでしょうね」

8畳の子供部屋のレイアウトの例
8畳の子供部屋のレイアウトイメージ。机、ベッド、クローゼット、引出し収納、本棚の他に幅100cm程度のテレビ台を配置できます(イラスト/もり谷ゆみ)

勉強に集中できる部屋とは?

子供部屋を与えたからには、部屋で勉強に集中して欲しいと願う親は多いはずです。

「窓が大きくて明るすぎると、落ち着かず集中しにくいものです。勉強がはかどる子供部屋をつくりたいなら、図書館の学習コーナーをイメージして、窓は小さめにすると良いと思います。

また、可能であれば、子供部屋は東向きや北向きをオススメします。南向きや西向きは直射日光で明るくなりすぎますし、夏はかなり室温が高くなります。間取りの都合で南向きや西向きなってしまうなら、窓から入る熱の影響を受けにくくするために、遮熱ガラスを使用したり、調光できるブラインドやハニカムスクリーン(※)を活用したりしましょう」

(※)ハニカムスクリーン:生地の断面が六角形のハニカム(蜂の巣)構造を持つスクリーン。ハニカムが空気層をつくることで高い断熱性を得られる

広い部屋を区切る方法と注意点は?

出入口と窓を2つ設ければ、後々しっかりと区切れる

注文住宅で子供部屋をつくる場合、まずは広めの子供部屋を設けておき、成長に合わせて区切るプランを採用する家庭は多いです。

「お子さんが小さいときはプライバシー性の高い個室は不要なので、広い部屋をひとつ設けておき、後からリフォームで壁を造作して区切れるようにするプランも良いでしょう。このプランにするなら、出入口や窓、造作クローゼットなどを2つ設け、照明やコンセントの位置も適切に計画してください。部屋の広さは8畳以上あるとよいと思います」

広い部屋を2つの子供部屋にするイメージ
ドアや照明、造作収納などを2つ設ければ、後からしっかりと2部屋に分けられます(画像/PIXTA)

家具や造作工事で区切る方法も

一つの部屋を2人で使う場合、子どもが同性の兄弟姉妹できっちりと区切らなくてもよいなら、本棚やクローゼットなどの家具で手軽に区切る方法があります。“間仕切り用”とうたっている背の高い収納家具や本棚が数多く市販されているので、上手に活用しましょう。

「きっちりと区切りたいなら、リフォームを依頼した方が良いと思います。壁やドアを新たに設けて区切ったり、収納やベッドを間仕切り用に造作してもらったりすれば、費用はかかりますがプライバシー性は高まります」

広い部屋を区切るイメージ
リフォームでベッドを造作してもらい、部屋を2つに区切る方法もあります(イラスト/もり谷ゆみ)

エアコンの設置について、しっかり検討しておこう

どの方法で部屋を区切る場合でも、注意したいのがエアコンの設置についてです。

「部屋にエアコンは1台だけ設置されていて、それを2部屋で共有して使うなら、エアコンは区切る位置の真上に取り付け、上部を少し開けた壁や家具で区切ると良いでしょう。それぞれの部屋に1台ずつ設置したい場合は、はじめは1台あれば良いですが、区切るタイミングで2台目を設置することになります。将来の2台目用のために、電源と室外機置場も確保しておきたいですね」

造作しすぎには注意!子どもの個性に応じた部屋づくりを

子供部屋を使う期間は案外短い

部屋を広く使うためや2部屋に分けるために、造作で収納家具やベッドが設けられているケースは多いです。しかし、子供部屋として使われる期間は案外短いため、造り込みは最低限にした方が良いかもしれません。

「お住まいの地域によりますが、大学入学や就職のタイミングで家を出るお子さんは多いでしょう。お子さんの独立後、子供部屋を来客用の部屋や親の書斎に転用したくても、家具やベッドなどが造作されていると転用が難しくなることがあります。先々を考えたら、子供部屋は出来るだけシンプルな空間にしておきたいですね」

子どもの個性や生活スタイルを見極めてからでもOK

子供部屋の広さやレイアウトは、ある程度子どもが成長してから決めても良いのではと白崎さんはお話されます。

「せっかく広い子供部屋をつくっても、お子さんによっては勉強するのはリビングや図書館が多かったり、スポーツに夢中で平日も週末も練習で不在がちかもしれません。反対に、自分の部屋でないと勉強に集中できなかったり、部屋で読書や趣味を楽しむ時間がいちばん落ち着く、というお子さんもいます。

ある程度成長すれば、お子さんの個性や生活スタイルはわかります。それらを見極めた上で、お子さんの希望も取り入れながら広さやレイアウトを決めることで、快適かつ落ち着いて過ごせる部屋がつくれるでしょう」

子供部屋で過ごすイメージ
子どもの個性や生活スタイルに合う部屋をつくろう!(画像/PIXTA)
まとめ

子供部屋の広さは、1人で使うなら約4畳、2人なら8~16畳を目安に

広めの部屋に出入口と窓を2つ設ければ、後々2部屋に区切りやすい。区切る前にエアコンの設置についてよく検討しよう

子どもの個性や生活スタイルを見極めたうえで、子どもの意見も取り入れながら部屋をつくることで、過ごしやすい空間になる

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取材・文/山南アオ イラスト/もり谷ゆみ
公開日 2021年07月28日
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