平屋をローコストで建てるコツは?間取りプランを見て広さや価格をイメージしよう

平屋をローコストで建てるコツは?間取りプランを見て広さや価格をイメージしよう

ワンフロアで生活が完結できるため、家族の気配を感じやすく、家事もスムーズに進めやすい平屋の家。最近人気が高まりつつある平屋は、ローコストでも建てられるのでしょうか?今回は、平屋をローコストで建てるコツについて、アイダ設計の清水さんに伺いました。広さや価格のイメージがわかる間取りプランを併せて紹介します。

平屋をローコストで建てるコツは?

平屋の規格プランは標準仕様を選べば費用は抑えられる

家は大きな買い物。金額が大きくなるので、建築費用はできるだけ抑えたいと思うもの。特にワンフロアで必要なスペースを確保する必要がある平屋は2階建てよりも高額になってしまうこともありますが、費用をできるだけ抑えて、ローコストで建てることも可能なのでしょうか。

「建物価格の内、多くを占めるのは材料費です。建物の面積を抑えたり、部屋数を減らして間仕切り壁や建具などを減らしたりすることで、ある程度価格を抑えることはできます。しかし一方で、家族の人数に合わせて、3LDKの間取りを希望しているのに、価格を抑えるために2LDKにするといった方法は現実的ではありません。

予算に合わせて理想の家をあきらめるのではなく、広さや部屋数、平屋であることなど、優先順位の高い条件は譲らずに、限られた予算内で家を建てたい場合には、建築会社が用意している規格プランの標準仕様を選択するというのが、予算と希望を両立させる一番シンプルな方法です」(アイダ設計 清水さん、以下同)

窮屈そうに座る家族
費用を抑えるといっても、住まいには家族の人数やライフスタイルに合わせた広さや部屋数は必要(画像/PIXTA)

平屋の規格プランは間取りの変更ができる?

建築会社が用意している規格プランとは、建材や設備の仕入れや施工の効率化などで、性能は確保しながらも価格はできるだけ抑えたプランです。オプションをつけない標準仕様と言っても、十分に快適な住宅を建てることは可能です。

「一口に規格プランの標準仕様と言っても、依頼する建築会社によって設備や建材のグレードは異なるため、価格もさまざまです。一見して同じように見える建物であっても、構造や断熱材の種類、壁の厚みなど、目には見えない部分の違いも価格に影響してくるので、標準プランの内容が自分の希望するグレードや機能を満たしているかは、複数社のプランを比較して検討するといいでしょう」

規格プランを選ぶ場合、間取り変更ができないことも多いですが、建築会社によっては間取りの変更が行えるというケースもあります。また、標準仕様ではどうしても欲しい設備がないという場合は、必要な部分だけオプションで補うという選択肢もあります。ローコストであることを重視するにしても、自分の求める住宅のグレードや譲れないポイントなどに対して、納得感のある価格かどうかという観点も後悔しない家づくりでは大事なポイントです。

一見して同じような見た目の平屋のイメージ
同じように見える住宅でも、目に言えない部分の違いで価格に大きな差が出ることも(画像/PIXTA)

一方で、設計事務所などに一から設計を依頼するケースで費用を抑えたい場合は、面積を必要最小限にしたり、シンプルな間取りやデザインの建物にしたり、建材や設備のグレードを抑えたりすることで、トータルコストを調整することになります。

ローコストの平屋なら1000万円台のものも

建物の価格を大きく左右するのは材料費と前述しましたが、平屋は2階建てに比べ、基礎や屋根の面積が広くなる分、面積当たりの建物の価格も高くなる傾向があります。そんな平屋をローコストで建てたいと考えた場合、実際にどの程度の予算を考えればいいのでしょうか。

「平屋の場合、同じ面積であれば確かに2階建てなどより費用はかかりますが、価格を抑えて平屋を建てたいと考える場合、

本体工事費(※1)は900万円から1000万円程度のイメージで、
建築費用(※2)としては1200万円から1500万円程度の価格帯でも可能です」

高額なイメージのある平屋ですが、平屋だからといって大幅な予算アップを考えなくても、1000万円台などの予算で建てる方法はあるようです。

※1 不動産広告などで見かける建物価格は、本体工事費の部分を指している場合が多い。本体工事費とは建物自体を建てるのにかかる費用で建築費用全体の7~8割程度を占め、庭や駐車場、外構などは含まれない。不動産広告で規格プランの値段を確認する際は、記載されている価格がどこまでを含んでいるのか、確認をするようにしよう
※2 住宅を建てる場合、本体工事費のほかに、付帯工事費や諸経費などがかかる

駐車場のある平屋のイメージ
建物本体以外にも、外構や庭などの工事費が必要になる。もちろん、家を建てる際には建築費用以外にも、土地購入代のほか、登記費用などの諸費用や引越し等にかかるその他経費なども発生する(画像/PIXTA)

ローコストで建てられる平屋の間取りプランを3つ紹介! 

建築会社によって用意している平屋の規格プランはさまざまですが、今回はアイダ設計の平屋の企画プランを3つご紹介します。ローコストで平屋を建てたい場合の予算や間取りを考えるヒントにしてみましょう。

※各プランは参考プラン。価格は本体価格に加え、付帯工事費なども含んだ税込み価格の例。現在販売中のプランについては異なる場合があります

【平屋規格プラン1】 1180万円  延床面積 19坪(64.59m2)・2LDK

南入り玄関で2LDKのシンプルな間取りの平屋プラン。リビングは人気の対面キッチンで、キッチンから洗面への動線もスムーズ。家事動線も効率的に考えられています。収納についても、玄関と2つの洋室には十分なスペースも確保。2つの居室はどちらも南面に配置されているので、家で長時間過ごすことが多いという人も、日当たりや採光を確保でき安心です。コンパクトなサイズのため、広すぎる家は掃除が億劫と感じているシニアや忙しい共働き夫妻などにも暮らしやすい間取りです。

2LDKのシンプルでコンパクトな平屋
2LDKのシンプルでコンパクトな平屋

【平屋規格プラン2】 1190万円  延床面積 20坪(67.07m2)・2LDK

南入り玄関で、すべての居室へリビングを通って移動するリビングインの間取り。帰宅してそのまま居室に直行しない動線のため、家族の顔を合わせる機会が増え、コミュニケーションをとりやすい間取りと言えるでしょう。また、キッチンから洗面室が近く、家事動線はスムーズ。全室収納も備えているので、収納面も安心です。南側の洋室に面する位置に、コンパクトなテラスもあり、洗濯物干しや家庭菜園などアイデア次第で自由に活用できそうです。

リビングインの平屋
リビングインでコミュニケーションをとりやすい平屋

【平屋規格プラン3】 1290万円  延床面積 26坪(87.77m2)・3LDK

東西に横長な建物の南側に設けられた玄関は、横に広くゆとりのある設計。玄関が広いとベビーカーや車いすなども置くにも便利です。キッチンと洗面室、浴室は一直線で動線に無駄がなく、キッチンで料理をしながらお洗濯をするなど、家事を同時にスマートに進められます。浴室を出て、洗面室からは廊下への動線もあるので、お風呂上りにリビングを通る必要がないのもうれしいポイント。LDK横の畳敷きの居室は続き間になっており、ちょっと横になってくつろいだり、子どものお昼寝にも便利です。

一直線の家事動線が便利な3LDKの平屋
一直線の家事動線が便利な3LDKの平屋

間取りプランの例を見ることで“ローコストの平屋の家”のイメージは持てたでしょうか。ローコストの家を選択するということは、限られた予算内でも自分たちの譲れない希望をかなえる方法の一つです。ワンフロアで完結するシンプルな生活動線や、家族が近くに感じられる生活空間という平屋ならではのメリットを享受したいという希望があるのなら、割高ではないかと初めから諦める必要はありません。自分たちの家族構成や希望のライフスタイルに合う規格プランなどを上手に活用することが、価格を抑えて住みやすい平屋を建てるポイントといえそうです。

まとめ

平屋は材料費のかかる基礎や屋根部分の面積が広くなる分、面積当たりの価格は2階建てなどより高くなる傾向がある

高額なイメージの平屋も、建築会社が用意している規格プランの標準仕様を選べば費用は抑えられる

1000万円台でも3LDKなど、ライフスタイルに合わせたプランを探すことが可能

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取材・文/島田美那子
公開日 2020年12月21日
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