平屋で3LDKの間取りをつくるポイント【価格と間取りと住み心地がわかる実例も紹介】

平屋で3LDKの間取りをつくるポイント【価格と間取りと住み心地が分かる実例も紹介】

平屋の3LDKは「夫婦+子ども」などのファミリー層に人気の高い間取りです。そこで本記事では、平屋で3LDKの間取りをつくるときに気をつけたいポイントを、桧家住宅の営業担当の皆さんに伺いました。さらに、3LDKの平屋実例を3つ紹介。間取りづくりの参考にしてください。

平屋3LDKの間取りポイント1 家の広さは27~30坪を目安に

3LDKの平屋の間取りをつくるとき、最初に家の広さのイメージを持つことが大切です。

「私がお客様にご説明するときは、3LDKの平屋なら27~30坪(約90~100m2)が目安とお伝えしています。収納スペースを多くつくりたい場合は32坪程度(約106m2)あると、ゆとりある居住スペースを確保できるでしょう」(桧家住宅 埼玉支社 モラージュ菖蒲展示場 津野弘二さん)

23畳のLDKがある3LDK約90m2の間取り

間取り図
23畳のLDKは、タタミルームも隣接させることでより広々とした空間に。庭側に窓を多く設ければ、自然を感じる暮らしを楽しめます。「スマート・ワン SF018(延床面積90.26m2 本体価格1455万円(税抜。ウッドデッキ含む))」(画像提供/桧家住宅)
上記間取りの外観イメージ
上記間取りの外観イメージ。庭側に設けたウッドデッキは、室内と庭を緩やかにつなぐスペースになります(画像提供/桧家住宅)

平屋3LDKの間取りポイント2 水まわりを近くに配置して家事をスムーズに

料理や洗濯、片付けなどの家事をスムーズに進めたい場合、家事動線を短くする必要があります。

「家事動線を短くするなら、キッチン、洗面室、浴室などの水まわりをできるだけ近くに配置しましょう。水まわりを回遊動線でつなげられれば、さらに家事がラクになりますよ」(桧家住宅 千葉支社 幕張B展示場 主任 根岸貴子さん)

最近人気が高いのは、洗面室と脱衣室を分けるプランです。分けておけば、脱衣室をランドリ―スペースのような室内干し場として使いやすくなり、家族の入浴中に洗面室を使うこともできます。

「ランドリ―スペースの近くに洗濯物を干すウッドデッキがあると、天気の良い休日には外干しができます。ウッドデッキに手すりを設ければ、布団も干せるようになり、さらに便利になります」(津野さん)

水まわりを近くに配置した家事動線のよい間取り

間取り図
水まわりが近いうえ、アイランドキッチンをぐるりと回れる回遊動線により、家事はさらにスムーズに。「スマート・ワン SF007(延床面積:86.12m2 本体価格1421万円(税抜))」(画像提供/桧家住宅)

洗面室と脱衣室にウッドデッキを隣接させた間取り

間取り図
ランドリ―スペースと洗面室(パウダーコーナー)を分け、両方からウッドデッキに出入りできるように。「スマート・ワン SF025(延床面積:100.20m2 本体価格1708万円(税抜。ウッドデッキ、テラスタイル含む)」(画像提供/桧家住宅)

平屋3LDKの間取りポイント3 家の形に凹凸をつけて、採光・通風を確保

快適な暮らしには、日当たりや風通しの良さが欠かせません。しかし、平屋に限りませんが、ワンフロアの面積が広くなると、家の中心に光や風が届きにくくなります。

「平屋の場合は四角形の間取りをつくりがちですが、L型やコの字型にする方が採光と通風を確保しやすくなります。L字型やコの字型にして家の形に凹凸ができれば、外観も“のっぺりとした感じ”になるのを防げるので一石二鳥です。さらに屋根形状を工夫して、平屋ならではの落ち着いた佇まいの家をつくりたいですね」(津野さん)

L字型の一部にウッドデッキを配した間取り

間取り図
LDKと洋室の間にウッドデッキを配し、建物をL字型に。三方向に窓があるLDKは明るく風通しの良い空間になります。「スマート・ワン SF030(延床面積:98.54m2 本体価格1598万円(税抜。ウッドデッキ含む)」(画像提供/桧家住宅)
上記間取りの外観イメージ
上記の間取図の外観イメージ。凹凸のある家の形に、大小の切妻屋根をかけることで奥行き感を与えています(画像提供/桧家住宅)

平屋3LDKの間取りポイント4家の配置は、道路付けの方位を考慮して決める

敷地内のどこに家を配置するのかは、何を基準に考えるのとよいのでしょうか。

「家の配置は、道路が土地のどの方位に接しているかで決めるとよいでしょう。例えば、南道路(道路が南側に接している)の場合、建物を北側に寄せて庭を大きくとれば、十分な日当たりと開放感が期待できます。ただ、駐車スペースの位置に気をつけないと、庭が分断してしまうことがあります。また、道路から庭や窓越しに家の中をのぞかれやすく、カーテンを閉めっ放しにするケースもあるようです。

一方、北道路(道路が土地の北側に接している)の場合、駐車スペース分を確保したら、建物をできるだけ北に寄せて日当たりを確保しましょう。建物が北に寄っていると、玄関と道路が近くなりアプローチを短くできますし、南側に設けた庭は視線が気になりにくいというメリットもあります。

北道路の土地を敬遠する方は多いのですが、南道路の土地と比べると価格が安いケースが多いです。これから土地を購入する方は、それぞれのメリット・デメリットを踏まえたうえで検討しましょう」(桧家住宅 東京支社 新宿営業所(瀬田展示場)所長 多並芳将さん)

ゲートを設けてプライバシー性を高めた間取り

外観イメージ
建物南側にファサードを設け、建物と道路の間にゲートを挟むことでできた半屋外スペースによりプライバシー性を高めています。「スマート・ワン SF023(延床面積:96.05m2 本体価格1646万円(税抜。ウッドデッキ、テラスタイル含む)」(画像提供/桧家住宅)
間取り図
上記外観イメージの間取り。ゲートと建物の間のポーチやテラスにタイルを敷けば、リビングから繋がる半屋外空間として使いやすくなります(画像提供/桧家住宅)

間取り・価格・住み心地がわかる!3LDKの平屋実例を紹介

ここからは、これまでSUUMOで紹介された実例から、3LDKの平屋実例をピックアップしてご紹介しましょう。

【実例1/延床面積:89.25m2】一体感を重視した間取りで、親も子どもも安心できる家に

外観イメージ
片流れの屋根に太陽光発電パネルを搭載。ウッドデッキには可動式のオーニングを取り付け、夏の強い日差しを遮れるように(画像提供/アイフルホーム)
LDKイメージ
大人数が余裕で集まれる、広々としたLDK(画像提供/アイフルホーム)

家づくりに際し、親戚がたくさん集まれる家にしたいと考えたTさんご夫妻。そこで、南側のほとんどをタタミコーナーがあるLDKとし、玄関以外に通路のない一体感重視の間取りの平屋を建てられました。

妻は「平屋は子どもに目が届きやすく、安心して過ごせます。いつも見守られている安心感からか、子どもたちは以前にも増してのびのびと遊ぶようになりました」とお話されます。また、子育てや家事で忙しい妻に配慮し、キッチンと洗面室・浴室を近くに配して動線をコンパクトに。キッチン近くにはパントリー、各部屋には収納スペースを設けて、片付けやすくしています。

間取り図
家族や親戚が大勢集まれる広いリビングが中心の間取り。隣接するタタミコーナーは、リビングにいる大人の目が届き、子どもたちも安心して遊べます(画像提供/アイフルホーム)

【DATA】
延床面積:89.25m2
建築費:2000~2499万円以内
家族構成:夫婦+子ども2人
設計・施工:アイフルホーム

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【実例2/延床面積:95.23m2】部屋の配置と動線の工夫で、家族が顔を合わせやすい家

外観イメージ
外壁は落ち着いたグレー色。青い玄関ドア、シャープな勾配屋根でスタイリッシュな雰囲気を演出しています(画像提供/桧家住宅)
リビングダイニングイメージ
間仕切りのない大空間のリビングダイニングは、家族がゆったりとくつろげるスペース(画像提供/桧家住宅)

家づくりを考え始めた当初、Kさんは2階建てを検討していました。しかし、将来の暮らしを考えると掃除や階段の上り下りがきっと大変になると考え、平屋を建てることに決められました。

間取りでこだわったのは、広い居住スペースを確保することでした。そこで、廊下の面積をできる限り少なくして各部屋を広くしたうえ、リビングに勾配天井を設けることで、延床面積以上の広々感と開放感を実現。朝日が差し込む空間で、のびのびとした暮らしを楽しまれています。「平屋は1階・2階の区切りがないので、家族が顔を合わせやすいです。また、子ども部屋から玄関までの動線上にリビングがあるため、必ず顔を合わせられます」と、Kさんは語ってくれました。

間取り図
廊下スペースを少なくすることで、LDKと各部屋の広さを確保。外出する際に、子どもが必ずリビングを通る動線にもこだわりました(画像提供/桧家住宅)

【DATA】
延床面積:95.23m2
本体価格:1510万円(税別)
家族構成:夫婦+子ども1人
設計・施工:桧家住宅

この実例を詳しく紹介

【実例3/延床面積:約98m2】道路からの視線を遮るコの字型の間取りで、くつろげる住まいに

外観イメージ
和モダンの外観は、Tさん夫妻のお気に入り。縁側のある中庭は、玄関側の建物が目隠しになり、通りからの視線が気になりません(画像提供/スーモカウンター 撮影/アラキシン)
玄関の土間イメージ
夫の希望で、玄関の土間は雰囲気のある「洗い出し仕上げ」、和室は「琉球畳」に(画像提供/スーモカウンター 撮影/アラキシン)

Tさん夫妻は家づくりに際し、なるべくローコストで、昔の日本家屋の良さがある平屋を建てたいと考えていました。縁側のある間取りを希望していましたが「縁側が道路に面していると人目が気になってくつろげないのでは」と建築会社に相談。打ち合わせを重ね、中庭のあるコの字型の間取りで、中庭に面した場所に縁側を設けました。

さらに、先々に親と同居する可能性を考えて、全室段差のないバリアフリーの間取りを実現。勝手口以外は引き戸にし、浴室やトイレも広めにつくりました。妻は「希望通りのキッチンに立ち料理をしているときや、土間と繋がる和室で過ごすときに実感します」と、新居にとても満足されています。

間取り図
個室と玄関の間にLDKを配したコの字型の間取り(画像提供/スーモカウンター)

【DATA】
延床面積:約98m2
建築費:2000万円以内
家族構成:夫婦

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長く安全・安心して暮らせるのは、平屋の大きな魅力

実例を見ると、“3LDKの平屋”といっても、間取りのつくり方やインテリアの工夫、住み手のこだわりなどにより、雰囲気の全く異なる住まいになることがわかります。

「どのような間取りやインテリアでも、平屋は上下移動や段差のない住まいがつくれるため、つまずきや転落による怪我を防ぎやすくなります。また、2階の重さがない分、構造的に地震に強いメリットもあります。

このようなメリットから、最近は若い世代でも平屋を選択するケースが増えています。90坪程度の広めの土地をお持ちの方で、長く安全に安心して暮らせる家を建てたい方は、平屋を検討されるのもよいかもしれません」(津野さん)

まとめ

平屋3LDKの家の広さは、27~30坪(約90~100m2)が目安

水まわりを近くに配置すれば家事をスムーズに進めやすい。さらに、洗面室と脱衣室を分ければ、脱衣室を室内干しの場所として使いやすくなる

家の形に凹凸をつければ採光・通風を確保しやすく、“のっぺり”とした印象の外観になるのを防げる

敷地内のどこに家を配置するのかは、道路付けの方位を考慮して決める

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取材・文/山南アオ
公開日 2020年10月07日
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