壁面収納はとってもおしゃれ!賃貸住宅の設置やDIYもできる?空間を有効活用しよう

壁面収納はとってもおしゃれ!DIYもできる?空間を有効活用しよう

すっきりおしゃれに見えて、使い勝手もいい壁面収納。注文住宅建築時やリフォーム・リノベーションの際に造作するイメージですが、造作以外に壁面収納をプラスするのは可能なのでしょうか?壁面収納の魅力や、壁を有効活用して収納スペースを増やすためのポイント・アイデアを一級建築士の中川さんに聞きました。

壁面収納のメリットは?

部屋がスッキリ!地震にも強い

住まいのサイズに合わせて造り付ける壁面収納は、壁を有効活用することで収納スペースが増え、スッキリとした空間をつくれることが魅力です。

「ミリ単位まで自分の住まいにぴったり合わせることができるのは、造り付けの壁面収納の良さですね。自分の使いたいものを必要な分だけ収納できるので、無駄がありません。また、子どもが使うものは低い位置に、大人が使うものは高い位置になど、住む人に合わせてカスタマイズできるのもうれしい点です。

そして、もうひとつの大きなメリットは、地震に強いこと。きちんと固定されているため、地震のときも家具自体があまり動きません。オープンなタイプの壁面収納もありますが、扉がないものでも、家具自体が固定されているので、市販の置き家具に比べると棚からものが落下するリスクも低いです。地震時の棚の転倒やものの落下に備えて、寝室に壁面収納を造り付けるという方も多いですね」(中川さん、以下同)

寝室の壁面収納
(画像/PIXTA)

コスパがよく、後付けもできる

オーダーメイドでつくる造作家具というと気になるのは費用の問題。やはり市販の家具よりも高額になってしまうものなのでしょうか。

「予算を抑えたいという場合は、素材のグレードを落とすという手段があります。素材は安価なものにしても、使いやすさなどの機能性は確保できるので、既存の家具で無理に収納するよりも、費用対効果は高いといえます。

また、建築時は予算オーバーで壁面収納をあきらめざるをえないという場合は、後からつくり付けることも可能です。後付けを想定しているのであれば、コンセントの位置に配慮したり、下地を入れておいたりすることもできるので、設計時に相談しておくといいですね」

どんな部屋でも壁面収納の設置は可能? 賃貸住宅でも設置できる?

壁さえあれば、壁面収納の設置は可能

リビング、ダイニング、寝室、書斎、子ども部屋、キッチンなど、基本的に壁さえあれば、壁面収納の設置を検討することは可能です。ただし、用途を考え、収納するものの寸法をきちんと把握してつくることが重要だと中川さんは指摘します。

「収納というのは、たくさんしまえればいいというものではありません。使いやすい収納というのは、収納するもののサイズにあった収納なので、壁面収納をつくりつける場合は、どんなサイズのものをどこにしまうか、目的を持って造り付けることが大事です」

壁面収納のアイデアを紹介

壁面収納と一口に言ってもどんなものがあるか、実際の例とポイントを見てみましょう

ダイニングに取り付けたファミリーデスク
子供用のデスクには、ランドセルなどがしまえる収納付き
(画像提供/みゆう設計室)

使いやすい市販の収納家具がないということで、壁面収納の造作を希望する人が多いダイニング。上部には吊戸棚を造り付け、デスク部分は子どもたちの勉強机に。サイドにはランドセルや教材をしまうランドセルワゴンなどがつけられています。「LDK全体の壁面収納の色を合わせることで、空間に統一感が生まれます」

キッチン横の壁面収納
壁面収納を活かしたキッチン
(画像提供/みゆう設計室)

キッチン隣の壁面収納の上部の棚には家族の書類などを保存。こちらの実例も中央部にはファミリーデスクを設け、パソコンなどを使えるスペースに。デスクの並びには食器収納スペースもあり、食器を『見せる』収納が楽しめるつくりになっています。「壁面収納をキッチン横に設け、キッチン収納を兼ねることを想定してつくりました。家族のライフスタイルに合わせて、収納するものを変えてもフレキシブルに対応できるようなデザインです」

抜け感のある壁面収納
市販のカップボードに似せた壁面収納
(画像提供/みゆう設計室)

上部のガラス框戸に器などを入れ、それ以外の日常使いのものは下部のフラッシュ扉の中などに収納。ケーブルの配線やゴミ箱などの生活必需品を置けるスペースとして、オープンな収納空間が中央部に設けられています。「壁面収納をクローズな収納だけにしてしまうと圧迫感があります。オープンなスペースを組み合わせて抜け感をつくると、圧迫感を軽減できます」

納戸の壁面収納
壁一面を収納にすることで高さを設け、洋服などを収納
(画像提供/みゆう設計室)

床に物を平置きし、開かずの物置きになっていた納戸に壁面収納を設置。下部には子ども用の衣類ハンガーがあり、その上には平置きしていたものを上手く積み重ねてスッキリ収納できるような棚が設けられています。「壁面収納は高さを活かしてすっきり収納できるというのもメリット。収納棚の中にもともと平置きしていたものが収まったことで、床が見えなかった納戸が、ちょっとした家事や子どもたちが遊ぶスペースとしても活用できるようになりました」

賃貸の壁面に設置したデスク収納
デスクの機能も兼ね備えた壁面収納
(画像提供/みゆう設計室)

賃貸の場合、いずれ退去するということで壁面収納を造作する人は少なく、また、壁や床に壁面収納を固定することはNGな物件がほとんどです。しかし、退去時の原状回復などを条件に固定棚を設置することがOKな場合もあります。

「天井までぴったりおさまる造り付け壁面収納を設ければ、床や壁に固定しなくても転倒を防げるので、収納スペースが少ない賃貸住宅こそ、収納量に合わせた造り付けの壁面収納はオススメです。壁や床に固定せずに天井まで壁面いっぱいに設けたこの事例のデスク収納は、大きくても圧迫感はなく、安心感もあります」

壁面収納はDIYも可能?

壁面収納はDIYで気軽に取り付けられるものも豊富

壁面収納を業者に造り付けてもらうのは、少しハードルが高いけれど、DIYでできるのなら、トライしてみたいという人も多いかもしれません。壁面収納はDIY初心者でも気軽にトライできるものが豊富にあります。

「壁に穴をあけたくないという人は、突っ張り棒で固定するタイプの壁面収納なども市販されていますし、棚受け金具を壁に固定し、棚を自分で取り付けるなどであれば、初心者でも簡単に挑戦できると思います。その際は壁にビスを打って固定する必要があるので、これから新築するという人はビスを打てる下地や間柱(柱と柱の間の小さい柱)の位置を確認しておきましょう」

壁面収納をつくろうとしている女性
(画像/PIXTA)

新築時に造作するのはもちろん、後付けやDIYでの設置も可能な壁面収納。使いやすく、安全性の高い壁面収納があれば、スッキリ快適な暮らしを実現できそうですね。

まとめ

壁面収納は機能性、安全性の高さが魅力

何を収納するのか、どの部屋に設置するのかなど、事前によく考えて用途に合わせたものを設置しよう

賃貸で可能なケースもあり、DIYでも気軽に挑戦できる

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取材・文/島田美那子 イラスト/青山京子
公開日 2019年08月28日
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