子ども部屋の収納アイデアを収納王子コジマジックさんに聞いてみた【実例付き】

子ども部屋の収納アイデアを収納王子コジマジックさんに聞いてみた【実例付き】

子ども部屋、特に幼児期から小学校に入学するころの子ども部屋の収納については、お片づけの教育という観点からも難しさを感じている人が多いよう。そこで、収納のプロであり二児の父でもある、収納王子コジマジックさんに、子ども部屋の収納の基本的な考え方と実践テクを教えてもらった。

まずは「出したらもどす」ができる子どもに

片づけなさいと叱る前に、片づけやすい仕組みづくりを

ひと口に「子ども部屋」と言っても、子どもの年齢などによって使い方はさまざま。しかし、片づけの教育上、特に重要な幼児期の子ども部屋の収納については「片づけなさいと叱る前に、まずは片づけられる仕組みを大人が考える必要があります」とコジマジックさん。「まずは『出したらもどす』というシンプルな方法を教え、一緒に取り組むことから始めましょう」

子どもがまだ自分の部屋を使っていない、あるいはきょうだいで一緒に使っている場合でも、子どもそれぞれの収納場所をつくることが理想なのだそう。

「特に幼児期は、自分のモノとそうでないモノを区別できるようになる時期。モノの管理や片づけの方法を意識させるチャンスです」

コジマジックさんの家の子ども部屋では……
長男と長女用にそれぞれ設けられた収納スペース
コジマジックさんがお住まいの家の子ども部屋(取材当時)。左が長男、右が長女とそれぞれにクロゼットを分けて収納。ハンガーにかける服は、小学校に進学するタイミングで子どもの手が届く位置に変更する予定だそう(写真提供/一般社団法人日本収納検定協会)

子ども部屋の収納アイデア

【1】すべてのモノに「住所」を決める

子どもが散らかしがちなモノの代表的なモノのひとつが、おもちゃ。

「おもちゃを含め、すべてのモノに『住所』を決めるところからスタートしましょう。片づけの基本は、使ったモノを元の位置にもどすこと。ですが、モノに住所がないと、家に帰れなくて迷子になってしまう。つまり、散らかってしまうんです」

それぞれのモノの住所を子どもに認識させる、というのは難しそうに思えるが、実はちょっとした遊びを取り入れるのがポイントなのだそう。

「例えばクルマ系のおもちゃなら、駐車場をつくるというのもアイデア。わが家ではマスキングテープでそれぞれのおもちゃの定位置を決めたところ、子どもが自発的にそこにしまうようになりました。元にもどせていないときは『ちょっと、これ違法駐車じゃないですか?』と言うと『バックしまーす!バックしまーす』というような感じで、楽しく片づけられます」

クルマ系のおもちゃはそれぞれに駐車場を
おもちゃの「駐車場」を白いマスキングテープでつくってあげる
おもちゃの大きさに合わせて、床の上に白いマスキングテープを四角く貼るだけで駐車場のできあがり。写真のようにはみ出していると、きれいに収めたいという気持ちが自然と芽生えてくる(写真提供/一般社団法人日本収納検定協会)

【2】ボックスにも戻す場所にもラベリングを

「出したら戻す」ことができるようなったら、次のステップは「分けてしまう」こと。例えばブロックはこのボックスに、絵本は本棚に入れる、などと決めます。

「分けてしまうときにはラベリングが有効ですが、子どもにとってわかりやすくすることが大切。例えばブロックを入れるボックスには、ブロックのイラストや写真を貼るなど、ビジュアルで判断できるラベリングがオススメです」

その際、もうひとつのポイントは「おもちゃボックスだけでなく、それを戻す場所にもラベリングをすること。おもちゃをたくさん出して遊んだ後も、戻す場所がすぐにわかります」

実はこの方法、子どもの教育はもちろんのこと、お友達が遊びに来た後にも役立つのだそう。

「みんなで遊んだ後、お友達とママ友が一緒に片づけてくれようとする。でも、もどす場所がわからないと『これはどこにしまうの?』『これは?』とみんなが聞いてきて、それが面倒になって『いいよ、後で私がやるから』ということになってしまいがち。でもおもちゃをまとめたボックスを、どこにもどすかまで明確にラベリングしてあると、みんなで片づけられるんです」

ボックスと、ボックスを戻す場所の2箇所にラベリング
おもちゃの種類によってボックスに収納
ボックスやボックスを置く棚にもラベリングをする
小さなおもちゃはボックスにまとめ、イラストでラベリング。さらに、それを戻す棚にもラベリングをすることで「表札」となり、どこに戻せばいいかが一目瞭然(写真提供/一般社団法人日本収納検定協会)

【3】重いランドセルや教科書は低い位置に「置く」

子どもが小さいうちは「リビング学習」を提案するコジマジックさん。だが、子ども部屋に学習机を置く場合でも、リビングに学習スペースを設ける場合でも「子どもが小学校に入学するときには、まずランドセル置き場をしっかりと考えてあげる必要があります」

「よく『ランドセルの収納場所を決めているのにもどしてくれない』と相談を受けることがありますが、そういう方の収納方法を聞くと、「掛ける」や「入れる」収納方法がほとんどでした。ところが、実際に子どもがランドセルの中身の入れ替えをするのは、地べたというケースが多い。なぜかというと、ランドセルに教科書を入れたときの重さは、なんと約7.7kgもあるからなんです」

そこでコジマジックさんが提案するのが、低めの位置にランドセル置き場をつくるアイデア。「フックに掛けたり、カゴに入れたりするのはハードルが高く、結局床に置いてしまうことに。帰宅したら簡単に『置ける』場所をつくってあげれば、子どもで簡単に元の場所にもどせます」

ランドセル置き場の近くには時間割と教科書、ハンカチや体操服など、学校関係のモノをひとまとめに。「子どもがその場で学校の準備をできるようにしてあげましょう」

ランドセルやよく使う教科書を下に収納。上部にも棚を設け収納力バツグン
ランドセルやよく使う教科書を下に収納。上部にも棚を設け収納力バツグン
床のすぐ上にあるのが、コジマジックさんが提案するランドセル収納。重いランドセルや教科書が低い位置にあるため、子どもでもラクに中身の入れ替えができる(写真提供/一般社団法人日本収納検定協会・大建工業株式会社)

【4】子ども部屋以外の収納場所も考える

最近の家づくりでは、子ども部屋を必要以上に広くしない傾向に。前述のように、子どもが小さいうちは「リビング学習」を取り入れる家庭も多く、家族の衣類を一括して収納する「ファミリークロゼット」、外で使うものを玄関に収納する「シューズインクローク」などを取り入れる家庭も増えてきている。

子どもの持ち物は子ども部屋に、と決めつけず、収納を「家全体」で考えてプランニングすることも大切といえそうだ。

まとめ

片づけなさいと叱る前に、片づけやすい仕組みづくりを

すべてのモノに「住所」を決める

ボックスにも戻す場所にもラベリングを

重いランドセルや教科書は低い位置に「置く」

子ども部屋以外の収納場所も考える

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取材・文/前川ミチコ
公開日 2020年05月20日
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