関東地方の北部に位置する栃木県。県南エリアは東西を走る国道50号線で茨城県や群馬県と結ばれていることから、県央の宇都宮市よりも、隣県の都市との結びつきが強いのが特徴です。県内では、街全体で環境配慮に努める矢板市の「つつじが丘ニュータウン エコプレミアムヴィレッジ」や、真岡市の「大谷台ニュータウン」など複数のタウンが分譲中です。
栃木県に注文住宅の施工会社は多くありますが、家を建てた人は、どのような会社で建てているのでしょうか。2014年度の着工棟数をもとに施工会社のトップ10社を紹介します。(住宅産業研究所調べ)
注文住宅を建てる人がどの施工会社に依頼をしたか、着工棟数の多い会社を見てみると、栃木県全体では上位10社中9社が大手ハウスメーカー。一条工務店や住友林業、積水化学工業、積水ハウス、大和ハウス工業、タマホーム、トヨタホーム、パナホーム、ミサワホームがランクインしています。ビルダーでランクインしたのは桧家住宅。グループ本社を東京に置き、全国に拠点を広げている会社です。
都市別に着工棟数の多い施工会社を見てみましょう。宇都宮市では上位10社のうち、8社は栃木県全体のランキングのトップ10社とほぼ同じ会社。ビルダーでランクインしているのは、栃木県矢板市に本社を置く小堀建設と、宇都宮市を中心に在来工法の「MG HOME」、2×4工法の「MUGIKURA2×4」を建てるむぎくらです。
栃木市では、上位10位のうち3社がビルダー。桧家住宅のほか、栃木市に本社がある木の花ホームと丸和住宅です。木の花ホームは北欧風や北米風、和風などさまざまなスタイルを提案。丸和住宅も価格帯やデザインの違うさまざまな商品をそろえています。
栃木県で注文住宅を建てるとき、ハウスメーカー、ビルダー、工務店のどの業態が多く選ばれているのでしょうか。一番多いのはハウスメーカーで38%。そのうちプレハブ工法の会社は27%で、木造の工法を扱う会社は11%です。工務店は36%、ビルダーは26%です。会社によって、また、商品によって坪単価やデザイン、工法などが違います。複数の会社を比較して選ぶといいでしょう。
栃木県では全国展開をしている大手ハウスメーカーやビルダー、地元の工務店のほか、設計事務所やデザイン事務所など依頼先にはさまざまな選択肢があります。ローコスト住宅やハイグレードな住宅、省エネ住宅など、好みと予算で自由につくることができます。
【調査概要】
○調査会社:住宅産業研究所
○調査年度:2014年度(2014/4/1~2015/3/31着工)