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とことん自分好みの部屋にできるのが、一人暮らしの醍醐味(だいごみ)。まとまりのあるインテリアにするには「スタイル」を決めて統一することが大切だ。そこで、どんなスタイルがあるの? どうすれば、好みのスタイルに近づける? など、賃貸の一人暮らしでもできる取り入れ方を、インテリアコーディネーターの住吉さやかさんに教えてもらった。自分好みの部屋づくりの参考にしよう。
なんとなく気に入ったものを選んでいったら、まとまりのない部屋になってしまった、という失敗談は多い。そうならないためには「まずインテリアのスタイルを決めて、それに合ったものを選んでいきましょう」と住吉さん。
北欧やミッドセンチュリーなどといった言葉で分類されるインテリアスタイルは「さまざまな時代や場所の歴史的背景や文化をベースに発展してきたもの。現代では厳格なルールなどはなく、MIXスタイルが主流となっていますが、時代や場所、色やフォルム、柄、素材など、何かしらそのスタイルを象徴するものを取り入れると、インテリアに統一感が生まれます」
つまり、目指すべき方向性を決めることが、ブレずにまとまりのある部屋をつくる第一歩。次に紹介する解説を読んで各スタイルの特徴と簡単に取り入れるためのアイテムを知り、部屋づくりのヒントにしよう。
木などの自然素材をふんだんに使った、飾らずリラックス感のあるインテリアスタイル。アイボリーやベージュなど、素材のままの(=ナチュラルな)色をベースに仕上げる。
・白木の家具
・ポトスライムなど色が明るめの植物(多めにするとナチュラル感がアップ)



前出の「ナチュラル」とは対照的に、無機質で直線的、金属的なものを多用したインテリアスタイル。白、グレーなど無機質な色を使い、素材もスチールなどを使ったアイテムが特徴的。
・直線的でシャープなデザインの家具(物と色の数を抑えてすっきりさせる)
・直線的な植物(サンスベリア、ストレリチアなど)



第二次世界大戦後のアメリカの技術革新によって生まれたトレンド。樹脂や成型合板など新しい技術を取り入れた家具、ポップな色使いをポイントにすることも。イームズなど有名なデザイナー家具がたくさんあるが、最近では意匠権が切れ、安価なリプロダクト製品も登場し、初めて一人暮らしをする人にも取り入れやすくなってきている。
・イームズなどのデザイナーズ家具(リプロダクト製品)
・原色のクッションを数色
・植物はモンステラなど



アメリカの古い工場や倉庫をリノベーションしたような雰囲気。わざと古びた感じに加工した木やレザー、使い古した工業製品など、ユーズド感のあるものを選ぶとそれっぽく仕上がる。
・茶色のレザー
・色が濃い目の木
・レンガの壁(貼って剥がせる壁紙を使えば賃貸住宅でも可能)
・植物はサボテンやエアープランツなど



東南アジアで採れるラタン(籐)などの自然素材を使ったリゾート風インテリア。ダークブラウンを基調とし、オレンジやグリーン、紫などのビタミンカラーをあしらうとアジアン感が。
・ラタンのフロアランプ
・ビタミンカラーのクッション
・タイの民族柄のアイテム
・植物はストレリチアやモンステラなど



アフリカにありながらフランスの植民地として発展し、さまざまな文化がミックスされたモロッコ風のインテリア。コロンとした形と鮮やかな色が特徴的なスツール「プフ」が人気。
・ラグの上にプフを置く
・赤・オレンジ・紫・ピンクなど鮮やかな色や幾何学模様の布(カバーやカーテン)
・真鍮製の小物
・植物はオリーブの木など



日本の伝統的なデザインとモダンなイメージを融合。畳や障子などの自然素材×シンプルデザインは北欧スタイルとの共通点も多い。流行りすたりがなく、いくつになっても楽しめる。
・和紙のフロアランプ(低いところから照らすのが和の特徴)
・木の家具
・植物は苔玉など



ブルーと白を使った海のイメージに、使い古したような味のあるシャビーな雰囲気をプラスした西海岸スタイル。サーフボードなど、海モチーフの物をさらに多用したサーフスタイルも。
・ブルーのクッションやラグ
・海モチーフの小物
・白くペイントした木やラタンの家具



パリの古いアパルトマンに住む大人の女性のイメージ。剥がれた塗装など、使い古された味わいの中に、エレガントな雰囲気をミックスしたスタイル。グレイッシュな色合いが特徴的。
・シャンデリア
・シルバーの小物
・グレイッシュな色
・装飾性のある家具
・植物はくすんだ色のバラ(ドライフラワーなども)



ロマンティックな女の子らしいインテリア。布をたっぷり&ふんわり、曲線的な家具やトーンの淡い色(主にペールピンク)を使ってかわいさアップ。グレイッシュになると大人っぽく。
・ペールピンクの布
・天蓋付きベッド
・フリルのカーテン(曲線的に垂らすとさらにガーリー感アップ)
・植物はガーベラなどの花



お気に入りのスタイルを決めたら、それに合うものを少しずつ買い足していくのがコツ。上手に取り入れて、素敵な部屋を完成させよう。
決まったルールはないけれど、方向性を決めるとまとまりのある部屋になる
そのスタイルを象徴するアイテムで、気軽に取り入れることができる
自分の好きなスタイルがわかったら、それに合うものを少しずつ買い足そう