一人暮らしのおしゃれな部屋のつくり方 自分好みのインテリア・スタイルにするコツ

最終更新日 2023年03月27日
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一人暮らしのおしゃれな部屋のつくり方 自分好みのインテリア・スタイルにするコツ

とことん自分好みの部屋にできるのが、一人暮らしの醍醐味(だいごみ)。まとまりのあるインテリアにするには「スタイル」を決めて統一することが大切だ。そこで、どんなスタイルがあるの? どうすれば、好みのスタイルに近づける? など、賃貸の一人暮らしでもできる取り入れ方を、インテリアコーディネーターの住吉さやかさんに教えてもらった。自分好みの部屋づくりの参考にしよう。

好みのインテリアの「スタイル」が決まるとまとまりのある部屋に

厳格なルールはないけれど、方向性を決めるとブレない

なんとなく気に入ったものを選んでいったら、まとまりのない部屋になってしまった、という失敗談は多い。そうならないためには「まずインテリアのスタイルを決めて、それに合ったものを選んでいきましょう」と住吉さん。

北欧やミッドセンチュリーなどといった言葉で分類されるインテリアスタイルは「さまざまな時代や場所の歴史的背景や文化をベースに発展してきたもの。現代では厳格なルールなどはなく、MIXスタイルが主流となっていますが、時代や場所、色やフォルム、柄、素材など、何かしらそのスタイルを象徴するものを取り入れると、インテリアに統一感が生まれます」

つまり、目指すべき方向性を決めることが、ブレずにまとまりのある部屋をつくる第一歩。次に紹介する解説を読んで各スタイルの特徴と簡単に取り入れるためのアイテムを知り、部屋づくりのヒントにしよう。

1.リラックスした雰囲気でお部屋を心落ち着ける場所に ナチュラル

自然素材を多用してリラックス感を

木などの自然素材をふんだんに使った、飾らずリラックス感のあるインテリアスタイル。アイボリーやベージュなど、素材のままの(=ナチュラルな)色をベースに仕上げる。

●簡単に取り入れるためのアイテム:

・白木の家具
・ポトスライムなど色が明るめの植物(多めにするとナチュラル感がアップ)

ナチュラルスタイルの部屋の写真
ナチュラルなスタイルの一人暮らしの部屋の写真
ナチュラルなインテリアの部屋の写真
白木の家具+ナチュラルでやわらかな色合いのファブリックが決め手に(写真/PIXTA)

2.シャープなデザインや直線的・金属的な家具でクールに モダン

無機質&直線的でシャープなデザイン

前出の「ナチュラル」とは対照的に、無機質で直線的、金属的なものを多用したインテリアスタイル。白、グレーなど無機質な色を使い、素材もスチールなどを使ったアイテムが特徴的。

●簡単に取り入れるためのアイテム:

・直線的でシャープなデザインの家具(物と色の数を抑えてすっきりさせる)
・直線的な植物(サンスベリア、ストレリチアなど)

シンプルモダンな部屋の写真
カジュアルモダンな部屋の写真
ヴィンテージ系の北欧モダンな部屋の写真
上からシンプルモダン、カジュアルモダン、ヴィンテージ系の北欧モダン(写真/PIXTA)

3.デザイナーズ家具やポップな色使いで憧れの時代に近づく ミッドセンチュリー

ポップな色使いや曲線を活かしたスタイル

第二次世界大戦後のアメリカの技術革新によって生まれたトレンド。樹脂や成型合板など新しい技術を取り入れた家具、ポップな色使いをポイントにすることも。イームズなど有名なデザイナー家具がたくさんあるが、最近では意匠権が切れ、安価なリプロダクト製品も登場し、初めて一人暮らしをする人にも取り入れやすくなってきている。

●簡単に取り入れるためのアイテム:

・イームズなどのデザイナーズ家具(リプロダクト製品)
・原色のクッションを数色
・植物はモンステラなど

ミッドセンチュリーな部屋の写真
デザイナーズ家具がある部屋の写真
ポップな色合いの部屋の写真
曲線的なデザイナーズ家具、対比させた原色のクッションを並べて(写真/PIXTA)

4.ユーズド感のあるアイテムで無骨な雰囲気を味わう インダストリアル

古い工場や倉庫を思わせる無骨なスタイル

アメリカの古い工場や倉庫をリノベーションしたような雰囲気。わざと古びた感じに加工した木やレザー、使い古した工業製品など、ユーズド感のあるものを選ぶとそれっぽく仕上がる。

●簡単に取り入れるためのアイテム:

・茶色のレザー
・色が濃い目の木
・レンガの壁(貼って剥がせる壁紙を使えば賃貸住宅でも可能)
・植物はサボテンやエアープランツなど

インダストリアルな部屋の写真
リノベーション感のある部屋の写真
工業製品のようなインテリアアイテムの写真
くたっとしたレザー、工業製品を思わせるテーブルのキャスターなどが特徴(写真/PIXTA)

5.ラタンなどの自然素材に囲まれて家でもリゾート気分 アジアン

ラタンを多用したタイのリゾート風インテリア

東南アジアで採れるラタン(籐)などの自然素材を使ったリゾート風インテリア。ダークブラウンを基調とし、オレンジやグリーン、紫などのビタミンカラーをあしらうとアジアン感が。

●簡単に取り入れるためのアイテム:

・ラタンのフロアランプ
・ビタミンカラーのクッション
・タイの民族柄のアイテム
・植物はストレリチアやモンステラなど

アジアンな雰囲気の部屋の写真
(画像/KAJA)
アジアンな小物で揃えら部屋の画像
(画像/KAJA)
ビタミンカラーが特徴的な家具の写真
木やラタンを使ったダークブラウンの家具、ビタミンカラーの小物が特徴(写真/PIXTA)

6.さまざまな文化が融合したアイテムでエキゾチックな雰囲気に モロッカン

アフリカ、イスラム、西洋文化の融合した鮮やかなスタイル

アフリカにありながらフランスの植民地として発展し、さまざまな文化がミックスされたモロッコ風のインテリア。コロンとした形と鮮やかな色が特徴的なスツール「プフ」が人気。

●簡単に取り入れるためのアイテム:

・ラグの上にプフを置く
・赤・オレンジ・紫・ピンクなど鮮やかな色や幾何学模様の布(カバーやカーテン)
・真鍮製の小物
・植物はオリーブの木など

モロッカンな雰囲気のある部屋の写真
鮮やかな色合いのクロスを使ったインテリアの写真
特徴的な布をふんだんに使ったインテリアの写真
鮮やかなオレンジや紫の幾何学模様の布をふんだんに使ってエキゾチックに(写真/PIXTA)

7.いつの時代にもなじむ。北欧スタイルを取り入れても◎ 和風(和モダン)

畳や障子を活かす自然素材×シンプルデザイン

日本の伝統的なデザインとモダンなイメージを融合。畳や障子などの自然素材×シンプルデザインは北欧スタイルとの共通点も多い。流行りすたりがなく、いくつになっても楽しめる。

●簡単に取り入れるためのアイテム:

・和紙のフロアランプ(低いところから照らすのが和の特徴)
・木の家具
・植物は苔玉など

和モダンな部屋の写真
明るい雰囲気の和モダンな部屋の写真
フロアランプに目が行くインテリアの写真
北欧系の家具は、自然素材を多用した和室との相性もいい(写真/PIXTA)

8.部屋にいても青と白の配色とアイテムで大好きな海を感じる 西海岸/サーフ

海をイメージさせるブルー×白のインテリア

ブルーと白を使った海のイメージに、使い古したような味のあるシャビーな雰囲気をプラスした西海岸スタイル。サーフボードなど、海モチーフの物をさらに多用したサーフスタイルも。

●簡単に取り入れるためのアイテム:

・ブルーのクッションやラグ
・海モチーフの小物
・白くペイントした木やラタンの家具

ブルーが印象的なインテリアの写真
(画像/KAJA)
白いラタンの家具が印象的なインテリアの写真
海のモチーフが散りばめられたインテリアの写真
ブルーと白で海のイメージに。右はブルーとグレーで大人っぽく(写真/PIXTA)

9.クラシカルでエレガント。上品な大人の女性にぴったり シャビーシック

こなれた味わいの中に上品さをミックス

パリの古いアパルトマンに住む大人の女性のイメージ。剥がれた塗装など、使い古された味わいの中に、エレガントな雰囲気をミックスしたスタイル。グレイッシュな色合いが特徴的。

●簡単に取り入れるためのアイテム:

・シャンデリア
・シルバーの小物
・グレイッシュな色
・装飾性のある家具
・植物はくすんだ色のバラ(ドライフラワーなども)

シャビーシックな雰囲気のある写真
グレイッシュな家具が印象的な写真
シャビ―な中にエレガントさを感じる家具の写真
塗装が剥がれた家具などシャビーな中に、エレガントなイメージをプラス(写真/PIXTA)

10.かわいらしさ満載のお部屋でお姫様気分を味わえる ガーリー

女の子らしさ満載のかわいいインテリア

ロマンティックな女の子らしいインテリア。布をたっぷり&ふんわり、曲線的な家具やトーンの淡い色(主にペールピンク)を使ってかわいさアップ。グレイッシュになると大人っぽく。

●簡単に取り入れるためのアイテム:

・ペールピンクの布
・天蓋付きベッド
・フリルのカーテン(曲線的に垂らすとさらにガーリー感アップ)
・植物はガーベラなどの花

ガーリーな部屋の写真
白とピンクが基調の部屋の写真
曲線的な家具と布をふんだんに使った部屋の写真
白を基調としてペールピンクをあしらい、曲線的な家具と布をふんだんに(写真/PIXTA)

決めたスタイルに合うものを少しずつプラスして、自分らしい部屋に

お気に入りのスタイルを決めたら、それに合うものを少しずつ買い足していくのがコツ。上手に取り入れて、素敵な部屋を完成させよう。

まとめ

決まったルールはないけれど、方向性を決めるとまとまりのある部屋になる

そのスタイルを象徴するアイテムで、気軽に取り入れることができる

自分の好きなスタイルがわかったら、それに合うものを少しずつ買い足そう

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取材・文/前川ミチコ
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