「これまで一戸建てにしか住んだことがない」「初めての一人暮らしだ」という人は気をつけたい、集合住宅ならではのルール。のちのちトラブルにならないために教えます。
一人暮らしのご近所トラブルとして多いのは「騒音問題」。ドスンドスンとした足音は自分が思っている以上に下に響くと考えたほうがいい。何かを落とす軽い音はフローリングだと響くのでラグを敷くなど工夫も必要だ。また友人を呼んで夜中まで騒ぐこともトラブルの元になる。窓をあけっぱなしにしない、声のボリュームはおさえるなど気遣いをしよう。
もちろん「楽器可」でなければ楽器演奏もNG。「楽器可」でも防音室になっていない限り、住人間のクレームにならないよう、夜間や早朝は避けよう。
また隣がどんな人か分からないと、どんな足音や物音も不快に思ってしまうもの。一人暮らしで近所付き合いをするのは難しいが、廊下やエレベーター前で会ったらあいさつをする、「今日友人が来るので迷惑をかけるかも」とひと言事前にあやまっておく、そうしたコミュニケーションひとつでトラブルが避けられることもある。
同じプラスチックゴミでも、自治体によって、燃えない、燃える、資源ゴミと仕分け方が違う。まずは新居先でのルールを把握しておこう。なかには自治体指定の有料のゴミ袋を用意しておかなければいけないこともある。引越し直後に出たダンボールを指定日以外に大量に捨てて、大ひんしゅくを買う、なんて失敗談もある。
またゴミの出し方にもルールがあり、決められた曜日に、収集当日の朝にゴミ置き場に出すのが原則。特に生ゴミを前の日に出すのはカラスに撒き散らされたり、異臭の元になるので厳禁だ。自分が心地よく暮らすためには、自分もルールを守ることを心がけよう。