カウンターキッチン付きの賃貸住宅。一人暮らし物件にもあるの? メリット・デメリットや物件探しのポイントをプロが解説

カウンターキッチン付きの賃貸住宅。一人暮らし物件にもあるの? メリット・デメリットや物件探しのポイントをプロが解説

賃貸住宅の検索サイトで「カウンターキッチン付き」で探すと、数多くの物件がヒットします。賃貸住宅の場合のカウンターキッチンの使い勝手はどうなのか、また最近の傾向などを、賃貸物件の仲介・管理の現場に詳しい賃貸管理会社ハウスメイトパートナーズの伊部尚子さんに聞きました。

カウンターキッチンとは、どんなキッチン?いくつかあるタイプを知っておこう

キッチンとダイニング・リビングの間にカウンターがある

カウンターキッチンとは、シンクやコンロのあるカウンターが、キッチンスペースとダイニング・リビングの間に置かれたキッチンのこと。

下の写真は、1点めがコンロの前に間仕切りがあって一部仕切られているセミオープンなレイアウト。2点めの写真は仕切られていないオープンなレイアウトのタイプです。

カウンター自体にもいろいろあり、下の写真はカウンターの天板よりも高い壁が立ち上がっているタイプ。

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セミオープンタイプで、料理をする手もとがダイニング側から見えにくい。

カウンターがフラットなキッチンでは、下の写真のようにはカウンターがそのままダイニング側に伸びているタイプもあります。

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オープンタイプで、カウンターがダイニング側に張り出している

賃貸住宅、カウンターキッチン付きは多いの?

カウンターキッチン付きは人気。でも、以前とは違う使い方が好まれる

「カウンターキッチンのある賃貸住宅は人気がありますし、物件も増えています」(伊部さん、以下同)
ただし、以前とは違う理由で人気があるのだとか。
「昔のカウンターキッチンというと、キッチンから細長いテーブルのようなカウンターが張り出していて、そこに、スツール(座面の高い椅子)を置いて簡単な食事をしたり、お酒を飲んだりするイメージでした。どちらかというと、カウンターのある生活に憧れる、というもの。でも、今は、料理をする人がリビングやダイニングにいる家族と話をしたいという現実的なニーズから、LDKのオープンなつながりが重視されてカウンターキッチンに人気があるのです。そんな背景もあり、カウンターの下の部分が椅子を置くための空間ではなく、収納スペースになっていたりします」

カウンターキッチンのメリットは?

メリットは家事の分担や家族の交流がしやすくなること

壁付けタイプのキッチンでは、LDKがひとつの空間ではあっても調理中は家族に背を向けてしまいます。また、独立タイプのキッチンは、調理している最中は家族の様子がわかりません。でも、カウンターキッチンの場合は、料理をしているときにリビング・ダイニングの方向を見ることができます。

「料理をする人が孤独にならない、というのがとても大きなメリット。料理をしながらリビング・ダイニングの家族と話をしたり、いっしょにテレビを見たりもできます。そして、今は共働きの世帯が多いですから、キッチンはみんなで使う時代。オープンなカウンターキッチンは、キッチンの様子が見えるので手伝いに入るタイミングがわかりやすいですし、『野菜を洗って』などキッチンから声をかけやすい。家事が分担しやすいだけでなく、子どもたちが家事に興味をもつきっかけにもなりそうです」

料理をつくる場所と食べる場所がつながっていることで配膳や片付けがしやすい、LDKが一体化することで家族が交流する時間が増える、など、カウンターキッチンにはさまざまなメリットがあります。

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できた料理はカウンター越しにダイニングにいる家族に手渡せる。キッチンをぐるりとまわらずに済む家事ラクなレイアウトだ

一人暮らし向けの物件は狭さがカウンターキッチンに影響

一人暮らしやカップル向けの賃貸物件でも、カウンターキッチン付きは人気です。しかし、ファミリー向け物件のように十分な床面積がない1DKなどの場合、カウンターキッチンにすることで、居室部分が狭くなってしまうことが。

「対面式のカウンターキッチンは、壁付けタイプのキッチンよりもスペースをとります。最近はシステムキッチン自体も大きくなっているので、狭いところに無理矢理カウンターキッチンをつくると、ダイニングセットやソファ、テレビがうまくレイアウトできないケースも。その場合、ダイニングテーブルは小さなものにする、ソファを置かずに食事にも団らんにも使える椅子とテーブルのセットを置くなどの工夫が必要になります」

LDKが10畳以上なければ、カウンターキッチンの場合は家具の配置に悩むことになるケースが多いのだとか。余裕をもって家具を置きたいのであれば、カウンターキッチンにこだわらず、壁付けタイプのキッチンの物件を探すのもいいかもしれません。

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ダイニングセットを置くスペースはとれなくても、テーブル代わりに使えるカウンターキッチンなら、食事はカウンターでと決めてしまうのもいい
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一人暮らし用の物件でカウンターキッチンがスペースをとる場合は、ダイニングセットは小さなものにするなど、家具の選び方で快適な空間づくりを楽しみたい

カウンターキッチンのデメリットは?

水や油がダイニング側に飛びやすい

オープンなカウンターキッチンは水でキッチン側だけでなくダイニング側も汚れやすいのがデメリット。

「こまめに床を拭かないと、床やカウンターの上がべたべたになってしまいます。炒め物や揚げ物がメニューに多い場合は、物件探しの際にまめに掃除ができるかをよく考えたほうがいいでしょう。コンロまわりに壁があるタイプなら、ダイニングの汚れを少しは防げます」

そのほか、食器を洗うときや料理のときの水がシンクに当たる音でテレビの音が聞こえないことが。物件探しのときは静音性能のあるキッチンかどうかを確認するといいですね。

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オープンなカウンターキッチンは油や水が飛びやすい。まめな掃除が必要。
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コンロの前が壁になっているセミオープンなタイプなら、オープンタイプに比べれば油汚れを防ぎやすくなる

DIYでカウンターテーブルをつけられる?

選んだ賃貸物件の対面式キッチンが天板の出ていないタイプ

でも、ちょっと腰掛けてお茶を飲んだりできるカウンターが欲しい。そんな場合は、簡単なDIYでつくることができます。

「キッチンと同じ高さ、同じ横幅の横長のテーブルがあればそれを置いてもいいです、ホームセンターで板をカットしてもらい、アイアンのテーブル脚を買って組み合わせればサイズは自由自在です」

そのほか、壁付けキッチンの場合は、リビングとの間に低い食器棚を置いてカウンターにするのもいいでしょう。
「間仕切りに使えるように、両面に扉がついた収納棚が売られていますし、食器棚の裏面にリメイクシートやタイルを貼って自作するのも楽しいですね」

DIYでつくるカウンターは色や素材を好みのインテリアに合わせることができます。また、テーブルや食器棚を壁に釘などで止めず、カウンター代わりに置くだけなら、退去するときも簡単。自分の希望の暮らし方に合わせてDIYをとりいれるのもオススメです。

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まとめ

カウンターキッチン付きの物件は人気があるため増えており、物件探しがしやすい

最近はリビング・ダイニングとのつながりを重視したカウンターキッチンが主流

家族との交流や家事分担がしやすいのがカウンターキッチンのメリット

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取材・文/田方みき 写真/PIXTA
公開日 2019年11月29日
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