無職やフリーランス、新社会人でも賃貸は借りられる? 契約に必要な書類は?

無職やフリーランス、新社会人でも賃貸は借りられる? 契約に必要な書類は?

例えば転職活動中で一時的に無職、自営業・フリーランス、勤続年数がほぼない新社会人など、一般的に「収入が不安定」とみられてしまう状態にある場合、部屋は借りられるのか? また、通常の賃貸契約とは異なる書類が必要になるのか? そんな疑問を解消します。

まずは賃貸契約の基本的な流れを押さえておきましょう

住みたい部屋が決まってから入居するまでに必要な手続きは、安定収入の有無にかかわらず同じです。まず不動産会社に「申し込み」をして、入居のための「審査」を受け、それにパスしたら「契約」の手続きをする、というのが一般的な流れです(下図参照)。

この「申し込み」時と「契約」時までには、さまざまな情報、書類、お金などを用意しておく必要がありますが、収入面が不安定と判断された場合、さらに必要な書類やお金が増えるケースも。手続きをスムーズにこなしていくために、まずは賃貸契約の基本的な流れを押さえておきましょう。

イラスト

申し込みから契約までに必要な情報・書類・お金について知りましょう

「申し込み」時には、入居者本人やその勤務先、連帯保証人などに関する詳しい情報が、そして「契約時」までには、さまざまな書類・お金を用意しておくことが必要となります。それぞれの段階で求められる情報・書類・お金は、ケースによって異なりますが、下記のようなものが一般的です。

「申し込み」時に必要な情報の例

●本人・他の入居者の情報
 氏名、年齢、住所、電話番号(携帯電話でもOK)、メールアドレス、勤続年数、年収など

●本人の勤務先の情報
 社名、住所、電話番号など(必要に応じて事業内容、社員数、設立年月、上場の有無なども)

●連帯保証人の情報
 氏名、年齢、住所、電話番号、勤務先名、勤務先住所、電話番号、申し込み本人との続柄、年収など

これらは入居審査に必要な情報なので、スムーズな手続きのため、抜け漏れのないよう調べておきましょう。また、この段階で申込金(1万円から家賃1カ月分ほど)を求められることも。申込金は契約時に契約金の一部に充てられるのがルールですが、キャンセルした場合には戻ってくるのかなどを確認しておきましょう。

「契約」時までに必要な書類・お金の例

●収入を証明する書類
 源泉徴収票または納税証明書 ※申し込みの時点で必要な場合も
●印鑑・印鑑証明
●住民票(入居者全員分)
●敷金、礼金、仲介手数料、前家賃(合わせて家賃4~6カ月分が一般的)※事前に振り込む場合も
●損害保険料(加入が義務づけられた場合)※事前に振り込む場合も
●保証人の同意書、印鑑証明 ※後日、契約書に署名・押印し郵送する場合も

このように、契約に必要な書類・お金は、急に用意するのが難しいものばかり。申し込み後、契約するまでの審査には2~7日ほどかかることが多いので、その期間を利用して用意しておきましょう。

参考:賃貸契約の際に必要な住民票、どこまで記載が必要?

無職やフリーランス、新社会人などの場合に別途必要になるものはある?

転職活動中で一時的に無職、自営業・フリーランス、勤続年数がほぼない新社会人など、一般的に「収入が不安定」とされる状況の人の場合、必要な書類・お金などはどのように変わるのでしょうか。

第三者的な立場で不動産コンサルティングを行う、長谷川不動産経済社の長谷川高さんに聞いてみたところ「大家さん、間に入る不動産会社からすると、無職もフリーランスも条件はほぼ同じ」。例えば高収入のフリーランスや自営業者であっても、貸す側からは「不安定」とみられる傾向があるのだとか。

ただし、大家さん・不動産会社によって違いますが、こうした人たちは”安心材料”となる書類やお金を追加することで審査が通ることも。

「例えば連帯保証人の納税証明書、前年度・前々年度の納税証明書を提出することでクリアすることもあるでしょう。自営業の場合、会社の決算書の提出を求められることも。無職の場合はもう少しハードルが上がりますが、お金はあるという場合、前家賃を1年分支払って1年間の賃貸契約にするなどしてOKになることもあります」

※学生や新社会人など、収入が参考にならない場合は、親など連帯保証人の収入で判断されます。

参考:一人暮らし知らないことQ&A 契約編

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一般的に収入が不安定とされる人でも、提出する書類・支払うお金を増やすことで入居審査をクリアできる可能性はアップ。また、「大きな流れとして、最近は安定収入のない人にとっても借りやすい時代です」と長谷川さん。

「賃貸の空き室が増え、エリアや時期によっては、なかなか借り手がつかなくて困っている物件もあります。家賃保証会社の審査を通過し、きちんと家賃を払えることを書類や態度で伝えることで、大家さんや不動産会社の信用を得られれば安定収入のない方でも借りられることが増えてきました」

不安定とみられがちな状態でも工夫をすれば家を借りられる可能性はアップします。不動産会社にも相談しながら住みたい部屋を探してみてはいかがでしょうか。

取材協力/長谷川不動産経済社 取材・文/前川ミチコ イラスト/伊藤美樹
公開日 2017年10月03日
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