日本人の主食といえば文句なしにコレ!の、『ごはん』と『パン』が圧倒的!3位以下に県民性が表れる?
47都道府県の賃貸居住者に調査を行っている「気になるランキング」。今回は「最も好きな主食」を調査しました。1位はもちろん『ごはん』、次いで『パン』が圧倒的人気。しかし3位以降で各県の特徴も見えてきました。今回はそのなかでも特徴的な地方や都道府県のランキングをご紹介します。
まずは「最も好きな主食」の全国的な傾向からご紹介。やはり、全国を通して最も人気のある主食は約70%の支持を得た『ごはん』に。日本の主食といえば「お米」。コメントにも「日本人だから」という声が多く見られました。
地方ごとに詳しく見ていくと、北海道・東北地方や甲信越・北陸地方など、米どころとして知られている地方では、「ごはん」を選ぶ割合が僅差ではありますが高くなっています。
第2位には朝ごはんとしても定着している『パン』が登場。調理パンや菓子パンには日本ならではのものも多く、立派な日本の主食のひとつです。こちらは神奈川県や兵庫県など、港町として栄えている都市からの支持率が高くなっています。外国文化に長く触れてきた歴史が影響しているかもしれませんね。第3位以降は『うどん』『パスタ』『そば』が僅差で並びます。第5位の『そば』は全国的に主食としては下位に沈んでしまいましたが、北海道・東北地方では第3位にランクインしています。たしかに東北地方にはわんこそばの岩手県をはじめ、そば処がたくさんありますね。また、関東地方、甲信越・北陸地方でも、うどんよりもそばが上位にランクインしています。一方、第3位の『うどん』はというと、主に西日本で人気が高い様子。東海地方以西では常に第3位以上にランクインしています。こうして見ると東日本はそば文化、西日本にはうどん文化が根付いていることが見て取れます。
ここからは、ランキングが特徴的だった都道府県をピックアップしてご紹介します。まずは秋田県のランキング結果から。
秋田県の「最も好きな主食」ランキングは、第1位『ごはん』、第2位『パン』に続いて第3位には『うどん』がランクイン。秋田県のある北海道・東北地方ではそば人気が高い傾向にあったのですが、秋田県ではうどんのほうが人気。これは、秋田名物で、日本三大うどんにも数えられる稲庭うどんの存在が影響しているようです。コメントにも「稲庭うどんがおいしいから」という声がちらほら見られました。
続いては埼玉県。第1位『ごはん』、第2位『パン』、第3位『うどん』となっています。関東地方のランキングを見るとうどんは第5位のなか、埼玉県だけではうどん人気が高くなっているようです。実は埼玉県は、香川県に次いでうどんの生産量が第2位のうどん大国。埼玉県内には「山田うどん」など有名チェーン店が数多く出店しています。そのせいか「埼玉に来てからうどん屋さんが多い」という印象を受ける人もいるようです。
香川県のランキングは、第1位『ごはん』、第2位『うどん』、第3位『パン』となり、不動の2位・パンをうどんが追い抜く結果に!さすがは「うどん県」を自称する香川県ですね。あまりに香川県民のうどんを推す声が多かったのか、四国地方全体のランキングでもうどんは2位。他地方では第3位止まりだったことを考えると、香川県のうどん愛の深さが分かります。コメントにも「やっぱりうどんでしょ」「香川といえは、うどん!」という声がズラリ!ここまで来ると逆に第1位を取れなかったことが少し悔しく思えてきますね。
沖縄県のランキングは、第1位『ごはん』、第2位『パン』、第3位『そば』。九州・沖縄地方だけで見ても、西日本ではそばよりもうどんが人気ですが、沖縄県のみ上位にランクイン!しかしこちらのそば、そばはそばでも他地方とはちょっと違う様子。「沖縄そばが大好きなので」「沖縄そばが県民のソウルフードだから」などのコメントから分かるように、沖縄県を代表するグルメ・沖縄そばを指しているようです。たしかに沖縄そばも立派なそば。沖縄県民の地元食を愛する気持ちが伝わるランキングとなりました。
日本らしく『ごはん』が圧倒的な人気を獲得する結果となった、今回の「もっとも好きな主食」ランキング。しかし、特に3位以降には地方や各都道府県の特色が現れる結果となりました。暮らしていく上で食事は大切な要素。食事という観点から住みたい都道府県を探してみるのもよいかもしれませんね。また、各都道府県のコメントを見れば、その都道府県の食生活がより詳しく分かるかもしれません。ぜひ、さまざまなランキングを比較してみてくださいね。