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部屋を選ぶ決め手は「通う学校への近さ」という声が圧倒的多数。確かに、大学キャンパスの近くに住めば通学の便は抜群。また、それ以外にも利点は多い。大学周辺には学生向けの物件が集まる傾向があり、一人暮らし向けの間取りの物件や、家賃抑え目の物件も出てくる。商店街がある場合には、学生向けの安くてボリュームのある飲食店や、アンケートで2番手に挙がった「コンビニ・スーパー」なども充実している。生活面でも学生のニーズを満たしてくれるのだ。
Q.現在住んでいる場所を選んだ理由を教えてください。(いくつでも)
では実際、学校までどれくらいの近距離に住んでいるのか? 通学の手段を聞いたところ自転車が圧倒的に多く、徒歩圏内という学生も過半数を超えた。バスや電車を使っている学生が2割に満たないのは驚きだ。通勤・通学ラッシュに巻き込まれるのはご勘弁ということか。
Q.現在住んでいる場所から学校までの通学手段を教えてください。(いくつでも)
Q.現在住んでいる場所から学校までの通学時間を教えてください。(いくつでも)
通学時間で見ても約6割が「15分以内」である。みんな、かなり近い。逆に20分以上かかるという学生は2割と少数派。データを見る限り、キャンパスからあまりにも遠い場所に一人で住んでしまうと、大学の友人と集まる際にも不便なのかも。
次に、現在の学生がどんな部屋に住んでいるかを見ていこう。間取りのタイプはワンルーム、1Kがもっとも多く、合わせて約7割を占める。賃貸物件の仲介をする管理会社が「学生向け」としてオススメするのはたいていどちらかのタイプ。家賃も学生にとって手ごろなことが多い。…まあ、なかには「3部屋以上」なんてツワモノもいたが。
部屋の広さは15m2~20m2がスタンダード。これは、シングルベッドやテレビ、洋服ダンス、本棚といった必要最低限の家具なら十分置ける広さ。ただ、加えてソファーも置きたいなら、20m2以上欲しいところ。25m2を超えると、一人暮らしにはかなり広々と感じられるはずだ。
さて、気になる家賃はいかほどが相場なのだろう? リサーチによればもっとも多いのは5万~6万円で3割強。次いで4万~5万円で3割弱。4万円台、5万円台のラインが大半を占める。ただし、これは全国での結果なので、県や地方によっては変わってくることに気をつけよう。まずはこの結果を参考にして、自分の進学先周辺の物件が、だいたいこれより高いか安いかを見てみるといいだろう。
Q.現在住んでいる部屋の家賃をお教えください。
勉強に、サークル活動に、と忙しい学生。バイトはどれくらいの頻度で行っているのか? ちなみに「アルバイトをしている」学生は約6割。「していない」が約4割だ。一人暮らしでもバイトをしていない(つまり、生活費や家賃は100%親の援助)学生もかなりいた。職種は学生らしく「家庭教師・塾講師」や「飲食店」が多いようだ。
Q.あなたは現在アルバイトをしていますか。下記よりあてはまるものをお選びください。(いくつでも)
Q.現在のアルバイトの収入は1カ月でいくらくらいでしょうか。※複数ある人は合計金額を教えてください。
アルバイトの頻度はどの職種も「週2日~3日」という人が多い。週5日以上働くといった、(金銭的に)切実な学生は少ないようだ。1カ月の収入も「3万円未満」という回答が約3割でもっとも多く、「家賃の足し、程度の金額を稼ぐのがやっと」というのが現状なのかも。
親からの仕送りで家賃をまかなっている学生も多いことだろう。実際、みんなはどれくらい親に援助してもらっているのか? ズバリ「仕送りはいくら?」と聞いたところ、5万~6万円という回答がもっとも多かった。家賃分を負担してもらう感じなのだろう。驚いたのは10万~11万円の回答が3位につけたこと。不況の折とはいえ、意外とお財布事情には恵まれている学生が多いようだ。
学生の部屋選びの決め手は学校への近さ、続いてスーパーやコンビニへの近さを重視
間取りは1Kとワンルームが約7割を占め、広さは15~20m2以下が主流
家賃は4万円台、5万円台が大半、アルバイトをしている学生は約6割