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住宅ローンを決める時に知っておくべきこと

住宅ローンを借りられる銀行の選び方

住宅ローンを借りられる銀行の選び方

数多くの金融機関などが取り扱っている住宅ローン。どこで借りるのがベストなのかわからない人も多い。そこで、住宅ローンを借り入れられる金融機関などの特徴をまとめて紹介する。都市銀行、地方銀行、信用金庫、ネット銀行、住宅ローン専門の金融機関などという選択肢もある。それぞれの違いを理解しておこう。

住宅ローンの返済計画をしっかり立てる

家賃や年収負担率から月々の負担を考える

住宅ローン選びは、どこで借りるかを考える前に、自分たちは毎月いくら返済できるか、定年退職までにいくら返済できるかなど、支払いシミュレーションをすることからスタートしよう。その結果が、金利タイプや金融機関選びにつながるからだ。現に、背伸びをして購入予算を上げてしまったり、金利の低さから変動金利で、無理のある額を借り入れ、金利が上がった際に返済が難しくなって、将来のライフプランにシワ寄せがでてしまうこともある。

無理のない支払い額の算出は現在の家賃や年収負担率などから考えることができるが、子どもの有無や共働き、年齢など状況はさまざまなので、ファイナンシャルプランナーなど専門家に自分たちに合う返済計画や住宅ローンを相談するのもおすすめだ。

住宅ローンを取り扱っているメガバンク(都市銀行)から地方銀行、信用金庫では、住宅ローンのセミナーや説明会などを開催していることもあるので、勉強に行くのもいいだろう。住宅ローンは長く支払いが続き、十分な検討をせずに選ぶと後悔することにもなるので、慎重に選びたい。

金融機関別の特徴

都市銀行からネット銀行まで4種類を紹介

現在は多くの金融機関などで住宅ローンを取り扱っている。金利やサービスなどはさまざまだが、大まかな目安として「都市銀行」「地方銀行」「信用金庫」「ネット銀行」が挙げられる。それぞれの特徴を紹介する。

都市銀行

一般的に大都市に本拠地を置き、全国展開でサービスを行っている銀行を指す。いろいろな場所でサービスが受けられるので、住む地域に関係なく利用できるというのが利点だ。また、経営母体がしっかりしているので、さまざま金利設定があり、利便性の高いサービスを受けやすいという特徴もある。一般的には手続きなどが効率的にマニュアル化されていたり、スタッフなどかかわる人員も多かったりするので、住宅ローンの審査など手続き関連がスピーディーで、融資実行期限までの期間が短くなる、相談しやすいことが多い。

■都市銀行の特徴

  • 金利、期間など多彩な商品をラインナップ
  • ローン審査がスピーディー
  • 保証料/有
  • 手数料/有(3万3000円や融資額の1~3%など)
  • 団体信用生命保険の加入義務の有無/有

地方銀行

全国地方銀行協会に加盟する銀行のこと。地域とつながりが強く、個人向け融資も多く行っているので、対面相談がしやすいというのが魅力として挙げられる。

信用金庫

利益優先ではなく地域の活性化というのが信用金庫の目的。信用金庫の住宅ローンは居住する地区内であれば会員資格に制限が無く利用することができる。また、中小事業者や個人事業主向けの住宅ローン融資を行っていることも多い。

■地方銀行、信用金庫の特徴

  • 近くの店舗で申込みや親身な相談を実現しやすい
  • その営業エリアに住んでいないと利用できないことが多い
  • 保証料/有
  • 手数料/有(3万円~5万円程度の機関が多い)
  • 団体信用生命保険の加入義務の有無/有

ネット銀行

基本的に店舗を持たないことでコストを削減。その分、低い金利を実現できるのが特徴。現在最低金利はネット銀行になることが多い。また都市銀行などで見られる保証料が不要なケースも多いのも魅力だ。一方、事務手数料が借入金額によって変わる方式があるなど、支払い総額が増えることもあるので注意したい。加えて支店がなく直接相談がしにくいため、商品内容や手続きの理解などすべて自力で行うなどの手間も。

■ネット銀行の特徴

  • 金利が低く、手数料などが割安なことも多い
  • 店舗がないので相談しにくい
  • 保証料/不要のケースが多い
  • 手数料/有(借り入れ額に応じて変動することが多い)
  • 団体信用生命保険の加入義務の有無/有

住宅ローン専門の金融機関もある

モーゲージバンクという選択肢

モーゲージバンクとは、住宅ローン専門の金融機関などのこと。「抵当」や「抵当権」を意味する「モーゲージ(Mortgage)」から名付けられたことから、不動産の抵当権を担保にした貸付、つまり住宅ローンということになる。

基本的な特徴は、【フラット35】を中心とした住宅ローンを取り扱うということ。なかには、ミックスローン(融資額9割は長期固定金利で残る1割は変動金利にする)や、期間選択型固定金利(10年目までは1%、11年目からは1.5%になる)など特殊な住宅ローン商品もあるが、中心は【フラット35】だ。

メリットは現在使っている銀行口座を使って返済ができるので、新規口座を開設する必要がないという点。また、住宅ローン専門の機関であるため、審査や手続きがスピーディーになりやすい。という2点だ。

デメリットは、【フラット35】が基本になり、他の金融機関などのように数多くの住宅ローン商品から選びにくいということ。例えば現在金利の低い「変動型」などは選べない場合が多い。

参考
一般社団法人日本モーゲージバンカー協議会

住宅ローンを組むには審査がある

事前審査と本審査の2つをクリアしなくていけない

住宅ローンを借りるには、金融機関などによる審査をクリアしなくてはいけない。この結果では、希望する借入額から減額されたり、融資を受けられなかったりする場合もある。審査は通常、事前審査(仮審査)と本審査の2つの段階があり、事前審査では建物の概要や勤務先、収入などの情報が必要。ちなみに事前審査はインターネットでもできるところが増えていて、本人確認書類などは画像撮影送付でOKなケースもある。

本審査では、源泉徴収票など収入に関する書類のほか、売買契約書や登記事項証明書など確認資料も提出を求められる。しかも事前審査から本審査までの間にカードローンを滞納したり、車のローンを借りたりするなど信用棄損や別の高額出費がある場合に断られる場合があるので、この期間は特に注意しておこう。

事前審査の申し込みから結果通知までは3~4日前後、本審査の申し込みから結果通知までは10日前後かかるのが一般的。つまり事前審査の申し込みから実際に融資が実行されるまでに約1カ月を見ておくと安心だ。

●監修協力
ライフアセットコンサルティング株式会社
代表取締役/ファイナンシャル・プランナー(CFP)
菱田雅生さん

取材・文/山口俊介

最終更新日:2020年1月30日