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SUUMO住活マニュアル
ハウスメーカーや工務店など、家を建てる会社の選び方

失敗しないハウスメーカー・工務店の決め方

ラフプランと概算見積もりに要望や予算が反映されているか

あまたあるハウスメーカーや工務店。どんな観点で選ぶと満足の家づくりができるのか。失敗しないハウスメーカー、工務店選びのための見極めポイントを紹介する。

建築会社を選ぶ前に決めておくこと

予算、デザイン、構造などを家族間で話し合う

建築会社選びの大前提は、自分たちがどんな家を建てたいかを整理すること。家族間で土地、建物の総予算はいくらくらいか、デザインはどんなテイストがいいか、部屋数や将来の暮らしの希望などを書き出して、整理することから始めよう。

SUUMOで条件に合いそうな会社を探すなら、「テーマから施工会社を探す」の一覧を見てみよう。テーマを選んだら、施工エリアや会社ごとの実例と費用感もチェックしたい。住宅展示場で会社の特徴をつかむのも基本的な方法だ。

工務店を探す

その後、見当をつけた建築会社に、より詳しい情報がわかる資料請求をしたり、実際に訪れて話を聞いたりした後、依頼してもいいかどうかの判断をしよう。

実際に展示場などを訪れて比較検討する会社数は3社が平均的。多すぎても悩んでしまい、なかなか決められないので、3~5社に絞って考えている人が多い。

さらにスーモカウンターを活用するのも手。たくさんの建築会社情報が集まっているだけでなく、会社選びの方法を教えてくれるセミナーなども開かれており、アドバイザーにも直接相談できる。ゼロから建築会社探しをスタートする人にとっても役立つ情報が手に入るだろう。

建築会社を見極めるポイント

住宅完成保証制度加入の有無

建築会社の信頼性を図る一つの指標として、住宅完成保証制度へ加入しているかどうかが挙げられる。住宅完成保証制度とは、一定の経営水準を満たしている建築会社に与えられたもの。これがあれば、万一工務店が建築中に倒産してしまった場合でも、別の工務店が工事を引き継いで住宅を完成させてくれる。確実に住宅を建てられるので安心して家づくりに集中しやすくなるだろう。

ちなみにスーモカウンターから契約をすると、この保証がついてくる。内容としては、引き継ぎ建築会社のご紹介はもちろんのこと、割増でかかってしまう工事費などの過払い金の損害が補てんされる保証となっている。
スーモカウンターW保証

営業担当の対応力

長く付き合っていく担当者の対応力は建築会社選びの大切な見極めポイント。人柄や話し方。例えば実際に話を聞いた際に、自社の工法や特徴だけを語り続けるのは「自社目線の会社」。一方、自分たちのことを語る前に、「家づくりで何をしたいですか?」「どんな暮らしがしたいですか?」を聞いてくれるのが顧客目線の会社になる。

まずは自分たちに合った担当者がいる建築会社かどうかを確かめるために、実際に会社を訪問したり、電話、メールなどで問い合わせたりしてリアクションをチェックしてみよう。大きなお金が動く、人生に何度もあるわけではない買い物なので、誠実な対応も重要だ。

当然のことだが、電話対応、メール対応のスピード、一歩進んでプラン相談をした際の対応の早さや正確さなどが対応力の見極めになる。お金に関することであれば、見積時に判断できることも。予算内に収まっていることはもちろん、何にいくらかかるかを細部まで出してくれたり、いつのタイミングでいくら必要かなどをしっかり伝えてくれたりするかも信頼感につながる。

実際に話を聞く際には、幅広い家づくりの分野から質問を投げかけることでも、担当者の知識の豊富さがわかる。住宅ローン、税制、間取り、デザインなど家に関する疑問点を聞いてもしっかりとした答えが返ってくればさまざまなアドバイスを受けやすく、専門分野は専門スタッフに、という対応がすぐに取られれば、スタッフの充実度も測れるはずだ。

先ほど紹介したスーモカウンターでは、アドバイザーと条件や要望を整理した後、それに合った建築会社を何社かピックアップ。その中で気に入った建築会社があれば、建築会社の打ち合わせ日程を代理で調整してくれる。1社当たり約1時間の面談で、提案力や担当営業の人柄などを比較でき、日程も、3社程度までなら1日で終了するようにセッティングすることも可能だ。打ち合わせは「スーモカウンター注文住宅」店舗で行うこともできるので移動も楽だ。

■営業対応力の見極めポイント

  • 電話、メール対応の良さ
  • 提案のスピード、正確さ
  • 見積もりのスピード
  • 契約を急がせない、など顧客本位かどうか

施工実績

施工実績の少ない会社に依頼してしまうと、建築トラブルに巻き込まれてしまうリスクは上がる。施工実績が少なくとも良い仕事をしてくれる会社もあるが、事前にそれを見分けることは難しいため、実績のチェックは大事だ。

実績の見極め方としては、施工棟数や創業からの年数、また資料内に入っていることが多い施工事例集から規模、価格、プランなど多彩な施工をしているかなどに注目してみよう。

施工棟数に関しても、これまでのすべての実績だと現在の状態を判断しにくいことも。また棟数が急に減っていたりする会社では、実績が多かった時代の対応力がなくなっている可能性も。そこで直近5年ほどの棟数も確認しておきたい。また、ハウスメーカーで見られることがあるが、建売住宅の施工実績も合算されていることがある。注文住宅と建売住宅では家づくりのプロセスや対応力が違うので、できれば注文住宅の施工棟数を聞いておきたい。

対応可能な住宅構造、工法に関しては、多彩な実績があったとしても得意不得意がある場合があるので、自分たちの条件に合った実績をヒアリングしよう。

■施工実績の見極めポイント

  • 現在の体制になってからの年数
  • 直近5年ほどの注文住宅の施工棟数
  • 希望工法・構造の建築実績

実際に建てた人の評判

これまで建てた施主からの評判が良ければ、それだけ満足できる家づくりを行っている一つの証拠になる。
ネットや住宅雑誌の会社紹介ページや施工例紹介ページ、口コミで調べるのが最も手軽な方法だ。また、その建築会社が行っている完成現場見学会やOB訪問、イベントなどに参加することもオススメ。その会社で建てた人から良い点、不満だった点、進め方などを実際に聞くことができるので、自分たちに合った建築会社かどうかを判断しやすくなる。

また、紹介受注率という数値をもっている会社もある。これは、実際に建てた人などの紹介してもらった人から受注を取れたというデータのこと。満足度の高さを物語る指標の一つになるだろう。

実際の建築現場を外からでも見に行くという方法もある。モデルハウスや展示場での対応は良いのが当然だが、実際の家づくりの現場をチェックできればなお信頼できるだろう。現場のスタッフの態度や動き、仕事終わりの掃除など。その際にもし近隣に住んでいる人がいたら、思い切って工事の前の挨拶や対応などがどうだったかを聞いてみると判断材料になるはずだ。

■評判の見極めポイント

  • 雑誌の会社紹介やネットのクチコミ検索
  • 見学会などで実際に建てた人に聞く
  • 紹介受注率の高さ

●取材協力
佐川旭さん

佐川旭建築研究所代表。一級建築士、インテリアプランナー。間取り博士とよばれるベテラン建築家で、住宅だけでなく、国内外問わず公共建築や街づくりまで手がける

取材・文/山口俊介

最終更新日:2020年1月30日