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2017年03月31日

豊富な文化遺産と美しい自然。住む人が愛したくなる街「鎌倉市」


神奈川県南東に突き出す三浦半島、その入り口に位置する鎌倉市は、かつて源頼朝によって幕府が開かれた地としても有名ですね。
現在の鎌倉市は、多くの、そして多彩な観光資源と豊かな自然とを有する街として静かに憧れを集めています。自治体のデータを通じて、鎌倉市がもつ魅力を探っていきましょう。

市内に600の文化財をもつ「古都・鎌倉」。文化創出の歴史は「日本遺産」にも認定

かつて幕府があったことから、市内には当時をしのばせる文化財が多く遺されており、その数はなんと県内トップの多さを誇る600。文化財のうちのひとつには県内唯一の国宝建造物「円覚寺舎利殿」があります(※舎利殿は公開時のみ拝観可能)。

そんな街全体に漂う歴史の香りに惹かれた川端康成や里見弴などの小説家たちが、次々と鎌倉市に移り住みました。彼らを総称して「鎌倉文士」といい、鎌倉文士は自らの作品に鎌倉市を登場させるなどして街を盛り上げていきました。京都などの古い街並みを残した都市をよく「古都」といいますが、関東における古都といえば鎌倉市といえるでしょう。

鎌倉市は逗子市とあわせて国から古都保存法(※)において「古都」に指定されていますが、実はこの「古都保存法」の制定は鎌倉文士の活躍によるところが大きかったのです。昭和30年半ば、都市開発の波は鎌倉市にもおよびましたが、それを受け入れることはたくさんの歴史遺産を破壊することを意味しました。市民は鎌倉文士を中心に一体となってこれに抵抗し、市の歴史遺産を守りきったのです。
※古都保存法…「古都における歴史的風土の保存に関する特別措置法」の通称。後代の国民に継承されるべき古都における歴史的風土を宅地開発の波から保存しようとするもの。古都保存法に指定された地域はその街並みや景観を守るため、新たな建築物の建造などに制限が設けられる。

現在にもこの姿勢は受け継がれており、「街の歴史遺産を守っていこう」という姿勢を、市民と行政が共有しています。また、近年は鎌倉市出身で観光親善大使の鶴田真由さんをはじめ、俳優や画家など多くの芸術家の活動拠点としても発展しており、文化を創出していく役割も担うようになっています。
歴史と文化の創出……鎌倉市が担うこの大きな役割は国内外から評価され、平成28年度、文化庁によって「日本遺産(※)」として認定されました。
※日本遺産…地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」に認定するとともに、ストーリーを語る上で不可欠な魅力ある有形・無形の文化財群を地域が主体となって総合的に整備・活用し、国内外に戦略的に発信することにより、地域の活性化を図る取り組み。

鶴岡八幡宮など、市内に点在する数多くの歴史的建造物。市内を歩けばきっと「東の古都」が実感できるはずです。


豊かな自然が育てた鎌倉のまち。特別緑地保全地区の比率も県内1位

緑地の中でも特に、優れた自然環境や景観を有するものは「特別緑地保全地区」とされ、行政が守っていくこととなっています。鎌倉市内で「特別緑地保全地区」に指定された地域の面積は48.8haで、市域に対しての比率が県内1位! 鎌倉市にはこの数字が示す通りの豊かな自然が残されています。市内には10の大規模公園がありますが、園内にハイキングコースや史跡のある「源氏山公園」、田畑などでの農業体験を楽しめるゾーンや生態系に配慮したゾーンといったようにさまざまな形で自然と向き合える「鎌倉中央公園」などがレジャースポットとして人気があります。

鎌倉市が有する自然には海もあり、シーズンには多くの海水浴客が市内を訪れます。大規模公園のひとつである「鎌倉海浜公園」は海に面した立地で、史跡ともなっている「稲村ガ崎地区」にある展望台からは相模湾が一望できます。
緑と水に恵まれた鎌倉市では、市民の環境保護意識も高レベル。国内市町村(人口10~50万人)のリサイクル率ランキングにおいて、鎌倉市は48.2%で第3位です(環境省「一般廃棄物の排出及び処理状況等に関する調査」平成26年度)。鎌倉市に住む人の「まちをきれいに保ちたい!」という想いが、こうした結果につながっているんですね。
鎌倉市では市民が自然とふれあう機会も豊富。「葛原岡・大仏ハイキングコース」は所要時間約1時間で、市民に親しまれるとともに観光スポットとしても人気があります。季節によってさまざまに表情を変える鎌倉市の自然にふれながら、市内の代表的な史跡をめぐれば、まちへの愛着もわいてきそう。

豊かな自然が醸し出すおだやかな空気と、街にあふれる古都の雰囲気。鎌倉市の大きな財産といえそうですね。


ハイキングコースにも組み込まれている高徳院の大仏。「鎌倉大仏」として親しまれ、多くの観光客が見物に訪れています。


市の南部には全国的に有名な由比ガ浜海水浴場も。山も海も楽しめるのは鎌倉市の大きな魅力!



鎌倉市はかつて日本の中心として栄え、現在は市民たちの手によって守られてきた数多くの歴史遺産が古都たる情緒を醸し出している街です。多くの文化人はこの古都に魅了され、自らが市民となって文化を発信してきました。また、文化遺産だけではなく豊かな緑と海を有するのも鎌倉市の魅力のひとつ。鎌倉市を訪れる国内外の観光客は、文化と自然の2つをひとつの都市で満喫するという贅沢を味わうことができます。
「文化と自然」、市民がこの2つの財産を愛し、守り続けてきているところに、鎌倉市の住みよい環境が実現している理由があります。鎌倉市が多くの人から憧れられているという事実もまた納得できますよね




Growth Luck project 街の魅力PR記事

シティプロモーション分野におけるオープンデータ利活用の推進を目指し、「オープンデータが作り出す街の魅力向上」というポジティブスパイラルの構築に向け総務省とリクルートが進めるGrowth Luck project。

本記事は、データの利活用を通じ街の魅力発見を体感する「街の魅力向上ワークショップ」(首都圏自治体対象) の実施後、ワークショップで発見した新たな街の魅力を発信する試みとして制作されました。



SUUMOみんなの街 編集部