多点杖

多点杖(タテンツエ)の意味・解説

多点杖とは、脚が3本~5本に分岐することで、杖の支持面を広くした、安定性のある杖のこと。
脚が3本あるものを「三点杖」、4本あるものを「四点杖」という。一点杖(T字杖など)よりも免荷機能と体の支持性が優れているため、歩行障害が重度の場合に採用される。手を離しても倒れないため、トイレの中や玄関、外出先などで、杖を立てかけるスペースを探す必要はない。ただし、構造上、床面の凹凸した場所では不安定になりやすく、やや重いため、屋外での使用は制限される場合が多いので、実質的には屋内用と言える。
また、多点杖には、左用と右用があるので選ぶ際には注意のこと。ちなみに、左用と右用を変更できるものもある。
いずれもレンタル福祉用具やレンタル介護予防福祉用具の対象。

多点杖の画像
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