耐力壁の釣り合い

耐力壁の釣り合い(タイリョクカベノツリアイ)の意味・解説

耐力壁は量だけでなく、バランスに配置しなければ、地震時に変形やねじれが発生し、建物の倒壊をまねく恐れがある。かつて、建築基準法では、木造住宅に関する具体的な規定がなかったため、建物の重心(重さの中心点)と剛心(強さの中心点)の位置やずれなどを考慮しながら、構造設計を行わなければならなかった。これを耐力壁の釣り合いという。
そこで、2000年(平成12年)の改正建築基準法では、各階の壁量のバランスを検証する方法として「軸組配置の1/4分割法」を導入し、具体的ガイドラインを示した。

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