ダストシュート

ダストシュートの意味・解説

ダストシュートとは、マンションやビル等の高層建築物に設置されるゴミ捨て装置のこと。筒のような縦穴の形状をしており、各階の廊下などに設置された捨て口にゴミを投入すると、筒の中をまっすぐ落下し、最下階や地下にある集積所にゴミがそのまま直接集まる仕組みになっている。
ゴミを持っていちいちエレベーターや階段を使って集積所まで下りていく必要がないということで、便利な設備としてかつては学校や公共住宅などで広く採用されていた。しかしその一方で、たばこの投げ捨てやいたずらによる不審火、子どもの落下等の事故、害虫の発生、臭気など、防災・管理面での問題も多いため、近年はあまり採用されなくなっており、またすでにその設備があっても使用できない状態にしているところもあるようだ。

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