地熱発電

地熱発電(チネツハツデン)の意味・解説

地熱発電とは、地中からの蒸気でタービンを回し電力を創出するもの。火山や天然の噴気孔、温泉、変質岩などがある「地熱地帯」と呼ばれる地域が適しており、日本では火山の多い東北地方や九州地方、世界的にみるとアメリカが最も多く、カリフォルニアやハワイなどが中心となっている。
メリットとしては、化石燃料を必要としないため、二酸化炭素の排出量が少なく、環境性能にすぐれ、季節の変化や原料の枯渇といった影響を受けにくい。
一方、デメリットとしては、発電設備の建設にあたり、調査や開発に莫大な時間とコストがかかる点が普及の足かせになってる。また、地熱発電に適した場所が国立公園内や温泉地等の場合が多いため、許可・同意が得られないといったケースが少なくないようだ。

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