許容電流

許容電流(キョヨウデンリュウ)の意味・解説

許容電流とは、電線やケーブルに連続して流すことができる電流の最高限度のこと。
そもそも、通電物質(電線やケーブル等)に電流を流すと、物質の抵抗により発熱するが、これにより、電線等の被覆が溶けたり、劣化によって、動作不良や事故につながる恐れがあるため、「許容電流」を設定し、流すことができる電流値を制限している。
ちなみに、ケーブルや電線の許容電流は、基底温度が30℃~40℃となっているため、敷設環境の温度にも注意が必要である。
適正な電線を選定することは、安全性はもちろん、経済性の面からも重要。家庭内に設置・使用される電気製品や部品には、すべて許容電流が設定されており、取扱説明書等にも記載されているので、確認してみるとよい。

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