元本

元本(ガンポン)の意味・解説

元本とは、貯蓄や借り入れの元手となり、利息を生じさせる資金のこと。貯蓄の場合は最初に預ける預貯金を指し、借り入れの場合は借入金を指す。住宅ローンの借り入れでは「元金」と呼ぶことが多い。元本(元金)に所定の利率をかけたものが「利息」だ。
住宅ローンを借り入れると、元金の一部返済と利息の支払いを合わせた金額を毎月返済することになる。返済1回目、2回目…10回目などと、返済回数を重ねるにつれて元金は減っていき、返済回数ごとの元金の金額を「ローン残高」という。
住宅ローンではローン残高が少ないほど支払う利息も少なくなる。「元利均等返済」では毎月返済額が一定だが、毎月返済額に含まれる元金は返済開始時が最も少なく、返済が進むにつれて増えていく。一方、「元金均等返済」では毎月返済額に含まれる元金の額は一定で、ローン残高の減少に応じて毎月返済額も少なくなっていく。
住宅ローンの返済は元利均等返済が一般的とされるが、元金均等返済のほうがローン残高の減り方が早く、支払う利息の総額も少なくなる。ただし元金均等返済では当初の毎月返済額が元利均等返済より高くなる点がデメリットだ。
また、返済の途中で元金の一部を返済する「繰り上げ返済」をすることにより、通常の返済よりローン残高を減らして利息負担を軽くすることができる。

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