避難障害

避難障害(ヒナンショウガイ)の意味・解説

避難障害とは、災害時に避難するとき、円滑な避難を妨げたり、危険を生じるもののことです。
例えば、道路の場合、道路上にある置き看板や放置自転車などで、道路幅が狭いことも広義では避難障害に含まれます。建築物の場合、階段や廊下などの避難路に置かれた荷物のことを指します。
平成13年(2001年)に発生した新宿区歌舞伎町のビル火災を受け、消防法及び東京の火災予防条例は、平成14年(2002年)に法内容を一部改正しています。具体的には、避難・安全を確保する責任者を明確にすること、火災の予防または避難に支障となる物を置く行為の禁止にかかわる規定の新設、階段に敷物類を敷くことの原則禁止、さらに防火対象物の火災予防措置命令違反について、行為者に対する罰則の引き上げなどが定められました。

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