ホルムアルデヒド

ホルムアルデヒドの意味・解説

ホルムアルデヒドとは、揮発性有機化合物で、シックハウス症候群の原因となる室内空気汚染源の1つとされている。
合板などの製造に使われる接着剤や塗料などに含まれる、ホルマリンの一種で、空中に放散し、多量に吸い込むとアレルギーや中毒を起こす恐れがある。
具体的な身体への影響としては、目・鼻・喉の痛みやかゆみ、頭痛、ふらつき、皮膚のかゆみなど。また重度の場合には吐き気や不整脈、手足のしびれ、呼吸器障害などを引き起こす。厚生労働省の室内濃度指針値は0.08ppm相当以下で、これは1mg/立方メートルに相当する。ちなみに気管支ぜん息の患者は、0.25~0.5ppmの暴露で激しいぜん息の発作を起こすといわれている。
WHO(世界保健機関)の分類では、他の揮発性有機化合物(VOC)よりも沸点が低く揮発性が高いため、高揮発性有機化合物(VVOC)に指定されている。2003年(平成15年)7月の改正建築基準法の施行で、その使用が制限されている。

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