渋谷・下北沢・中目黒・三軒茶屋の中心「池尻大橋」

著: オカモト”MOBY”タクヤ 

千葉県市川市出身、実家の最寄駅はJR総武線・都営新宿線の本八幡駅。東京駅まで30分、新宿駅まで40分、母校である早稲田大学には実家から通っていた。最近は駅前の再開発もあり、人気も上昇中らしいのだけど、プロのバンドマンとしてやっていく=終電など関係ない世界でやっていくには本八幡はちょっと遠かった。

2002年1月、両親から半ば勘当される形で家を追い出され、月給15万で一人暮らしをするにあたり、以下の条件で住む街を決めた。

・バンドのリハーサル(平たく言えば練習)を行うスタジオに近い

・都内でのライヴやレコーディング、あるいは地方遠征から機材車(バンドの移動は九分九厘ハイエース)で都内戻り→家の近所まで送ってもらう際になるべく迷惑がかからない

・業界の友人や関係者の方々との打ち合わせ(という名の呑み会)に行きやすい

・部屋は狭くても良いから何とか風呂は確保

・それらを踏まえつつ、その中心であろう下北沢に自転車で20分以内

出てきた答えは「笹塚」だった。

勘当されたとはいえ、住民票を移してなかったため、毎度の選挙や野暮用のために行かざるを得ない本八幡へも都営新宿線で1本。新宿へは、京王本線なら1駅、バスで渋谷にも出られるし、下北沢へも自転車で10分ちょっと。家賃5万、3.5m x 2m = たった7平米の中にユニットバスと簡易キッチン、そして寝床として小さなロフトがある部屋から一人暮らしが始まり、2005年4月に煙草を辞める=家賃を1万円上げられる!と同じ町内でもうちょっと広い部屋に引越し、笹塚には2011年4月まで、計9年間住んだ。

2010年の春から現在の妻となる女性と付き合い始め、彼女の住んでるマンションの大家さんが所有する、そこから徒歩2分にある別のマンションの一人部屋が空くから、と2011年5月に池尻大橋という街に引越してきた。

池尻大橋も下北沢へ自転車で12〜13分程度。上記の条件にもピタリと合致していた。2013年には同じマンション内で二人部屋に引越し、妻と同棲を始めたので、池尻大橋にはこの4月でちょうど6年住んでいる、ということになる。

池尻大橋にはレコーディングで何度か来たことがあったが、何より老舗クラブとして誉れ高い三宿WebへDJとして何かと通っていたので、この界隈にはなじみがあった。

この三宿Webが地下に構える、三宿交差点の一角にある三旺ビルはボクの脳内では「三宿のランドマーク」とインプットされている。

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2階の香港料理「新記」は香港好きでもあるボクにとってホームのような食堂であり、

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5階の「Kong Tong」は三宿という街を体現しているかのような雰囲気最高のバーであり、

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1階の松屋は数年前まで交差点の斜向かいにあったY野屋との牛丼戦争にも勝ち残った、ボクの中では「世界一美味い松屋」である。

このビルさえあればとりあえず何とかなる、的な。住所は三宿だが最寄駅は池尻大橋。そう、三宿エリアの最寄駅は池尻大橋なんですよ。……とはいいながら、これだと三宿の紹介じゃね?と突っ込まれそうなので、池尻大橋をもっと紹介することにしましょう。

池尻大橋には青果店(=八百屋)、鮮魚店(=魚屋)、精肉店(=肉屋)が皆無。いわゆる下町風情な雰囲気は期待しないでください。その代わりにスーパーマーケットが異様に多い。玉川通り=通称246の南北、あるいは池尻大橋の東西、どこに住んでも近所に大きめのスーパーがあります(詳細はワイフの記事をご覧あれ)。

さらに自転車にまたがれば10分以内で三軒茶屋の西友・無印良品・TSUTAYA、中目黒ドンキホーテに行けます。もちろんコンビニも至る所に、そして最近よく目にする(そして割と便利な)「まいばすけっと」も。そうそう、便利といえば何と納豆の自動販売機があり、24時間納豆が購入可能な納豆専門店「せんだい屋」もあります。ランチもあり、納豆食べ放題定食という納豆好きなボクにはこの世の夢のようなメニューも!

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メシ屋はなぜかラーメン屋の名店が多いです。私、一応ドラム専門誌でなぜかラーメンコラムを執筆している人間でもありまして……。ざっと並べますと、最近移転して少々駅近になった行列必至「八雲」、つけ麺の名店「和利道」、池尻大橋が地元であるラーメン評論家・石神秀幸氏が「自分の舌をリセットする際はここで食べる」と称される街の中華料理屋「龍の子」、都内進出時の草分け且つBGMはダンスホール・レゲエな「天下一品」、女性にうれしいミニラーメンもある飽きない家系「誠屋」、三茶?三宿?けど美味しいからいいや(笑)ここもちょっと並ぶ「和正」などなど。

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そのなかでの個人的なオススメは老舗そば屋「長寿庵」の中華そば、

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そして住宅街の中でひっそり営業している野菜つけ麺が絶品過ぎる「camino」の2軒で御座います。

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「長寿庵」が軒を連ねる池尻大橋商店街は246南側エリア。このエリアには飲食チェーン経営会社「際(きわ)コーポレーション」本社がある関係で、石を投げれば何とやら……なレベルで系列チェーン店(どうやらここで新しい店舗の実験をしているらしい)が軒を連ねていて、まあいつも”やれやれ……”と思いながら歩くのですが、良い店もいろいろとあります。

昭和な定食屋「三好弥」、

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オールドスクール過ぎる鉄板焼屋「不二」、サードウェーブなコーヒースタンド「Bubbles Chill」、

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煎餅好きの天国「八幡煎餅」、

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困ったらここで呑む「四文屋」、何故か池尻大橋にできたマダムたちの巣窟な”おしゃれスタバ”こと「Neighborhood and coffee」、

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そしてなぜかオリジナル甲類焼酎を出しているタイ料理屋「SOUL FOOD BANGKOK」。

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また近隣の銭湯が軒並み閉店するなかにあって「文化浴泉」は元気に営業してます。

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その商店街を並行するように流れる目黒川は桜の名所。

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ですが、246を越えて北側に進むと川は姿を消し、緑道に変わります。その緑道がボクのランニングコースのひとつ。

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この緑道、246を起点として池尻で北沢川緑道と烏山川緑道に分岐してて、246から北沢川緑道の終点である環七とぶつかるところまではちょうど2.5km。

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信号も2カ所しかなく走りやすい!ランナーも混まない程度にいて、ボクも季節を感じながら年中走ってます。もちろん桜の木も要所々々にあり、毎年花見の時期はここにお総菜とビールを持ってワイフと花見!としゃれ込むのがわが家の恒例行事。

その緑道の途中、淡島の交差点あたりにあるイタリアン「AMENO」はボクの友人が経営するトラットリア。

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かつてはわれわれSCOOBIE DOのマネージャーも務めてくれた、サニーデイ・サービスのベース(今はラーメン評論家としてのほうが有名かも)田中貴氏の実弟・裕之氏が現地で修行&食べ歩いて腕を磨いたイタリアンは価格含めて掛け値無しに良い塩梅。

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とはいえ、池尻大橋に住む最大の魅力は「近隣のどの街にも近い」こと!「徒歩25分・自転車15分・タクシー¥1000以内」で渋谷、中目黒、三軒茶屋、下北沢へ出られます。つまりはこれらのエリアの「中心」ってことですよね!?結局、この便利さに勝るものは無いんじゃないか、とここまで書いて、改めて自分で納得してしまいました。

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著者:オカモト”MOBY”タクヤ

オカモト”MOBY”タクヤ

結成22年を迎えたロックバンド、SCOOBIE DOのドラマー。06年には自主レーベルを立ち上げマネージャーも兼任。ドラマーとしても数多くのレコーディングに参加。野球と音楽がテーマのラジオ番組MCを務め、また香港政府観光局認定の「香港マイスター」。今年4月からはAbema Timesにて酒場コラムの連載がスタート。

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