JR仙台駅は、JR東日本の東北本線、仙山線、仙石線、常盤線といった在来線をはじめ、東北新幹線、秋田新幹線が通っています。仙台空港まで直通で行ける仙台空港鉄道仙台空港線もあり、宮城県のみならず東北地方の交通の拠点となる駅のひとつです。仙台市内の交通としてはほかに、仙台市営バスなどのバス路線や仙台市営地下鉄南北線が通っており、仙台市内を縦断しています。
JR仙台駅構内にあるステンドグラス前は、定番の待ち合わせスポットとして知られています。仙台駅前から定禅寺通りにかけては、繁華街のエリアで、ショッピングに非常に便利です。近くにはAERやSS30など、仙台市を一望できる景観スポットのほか、飲食店が数多くあり、特に仙台名物の牛タン屋が軒を連ねています。仙台市内には東北地方最大の歓楽街である国分町もあり、多くの人でにぎわっています。一方、けやき並木で有名な定禅寺通りは緑の多いエリアです。勾当台公園と合わせ、市民の憩いの場として親しまれています。
また、このエリアは、宮城県庁や区役所、税務署など多くの公共施設が集まっており、利便性も良好です。地域にはコンサートホールなどの会場も大小多数あり、国内外のさまざまな公演が連日行われています。さらに定禅寺通りにある文化施設、せんだいメディアークは、その建物自体がグッドデザイン賞やBCS(建築業協会）賞をはじめ、多くの賞を受賞しており、海外からも注目を集めています。
毎年８月6~8日に行われる仙台七夕まつりには、例年全国各地から多くの観光客が訪れます。また、定禅寺通りで毎年9月に行われる定禅寺ストリートジャズフェスティバル、12月に行われる仙台光のページェントなど、1年を通してさまざまなイベントを開催するスポットです。観光客向けの施策としては、仙台駅からは仙台市内の主要な観光地や文化施設をめぐることができるバス、るーぶる仙台が運行されています。仙台城址や伊達正宗を祀る瑞鳳殿、宮城県美術館、仙台市博物館などをまわることができ、県外の方からも好評のようです。
2015年12月には、仙台市営地下鉄東西線が開通予定です。仙台駅から、レジャースポットのひとつである八木山動物公園や各種学会等が行われる仙台国際センター、産業エリアである卸町などをつなぎ、さらなるアクセスの向上が期待されています。
仙台市は「杜の都」という愛称でも有名です。仙台駅周辺も、オフィス街や繁華街、主要な公共施設などが集中していながら緑が多く、利便性と自然が共存した癒しのエリアになっています。
