そら兼好法師もこの阿倍野区に庵結ぶわ。ええとこだらけの阿倍野区。|文・藤本和剛

「今日は阿倍野区のハシからハシまで歩きます」。そう宣言し、妻子と3人で阿倍野区の南端から北端まで歩いたのは、大阪市阿倍野区出身の編集者、藤本和剛さん。藤本一家の阿倍野区縦断にお邪魔しているような気分になれる記録を綴っていただきました。

東京でブーイングを浴び続けたプロレスラーが、「社長」というビッグカムバックを果たすまで|棚橋弘至さん【上京物語】

新日本プロレスリングの11代目代表取締役社長に就任した棚橋弘至さん。岐阜県大垣市で過ごしていた中学時代。大学で学生プロレスにのめり込み、上京して新日本プロレスの門を叩きます。岐阜の野球少年だった棚橋選手がプロレスと出合い、上京し、トッププロ…

離婚後、町田で私は「一人でも大丈夫」と思えるようになった|文・吉玉サキ

なんというか、町田での日常は愛おしい――。そう話すのは、ライターの吉玉サキさん。元夫と暮らしていた町田に住み続ける吉玉さんに、町田の魅力をご自身の経験とともに綴っていただきました。

「日本一ウザい店」と呼ばれる中東料理店ザクロが生まれた理由と谷根千散歩【いろんな街で捕まえて食べる】

ライターの玉置標本さん(@hyouhon)が、いろんな街でさまざまな暮らし方をする人に会って、話を聞く連載「いろんな街で捕まえて食べる」。今回は「日本一ウザイ店」として有名な日暮里の中東料理店ザクロの店主アリさんとその娘であるアリサさんに、ザクロ…

食べて、寝て、風呂に入って。僕の生活のすべてがあった生野区寺田町|文・田津原理音

このように色んな町の魅力に気づいた僕は、当初どうやって寺田町から抜け出そうかを考えていたのに、どうやって寺田町から出ずに快適に生きていけるかを考えるようになりました――。そう話すのは、R-1ぐらんぷり2023王者の田津原理音さん。11年間住み続けてい…

完成されない横浜駅と、そこにあった断想|文・児玉雨子

作詞家としてアイドルグループ、声優、テレビアニメ主題歌を手がけながら、2023年に上梓された『##NAME##』(河出書房新社)が第169回芥川龍之介賞候補作にノミネートされ、作家としても活躍されている児玉雨子さんに横浜駅周辺の思い出を書いていただきまし…

池袋と目白の中間地点で、ブックギャラリーを19年前に始めて現在に至る話【いろんな街で捕まえて食べる】

ライターの玉置標本さん(@hyouhon)が、いろんな街でさまざまな暮らし方をする人に会って、話を聞く連載「いろんな街で捕まえて食べる」。今回は目白と池袋の間でブックギャラリーポポタムを営む、大林えり子さんにお話を伺いしました。

信用しきったらあかんけど。笑えちゃう街・西成で|文・谷じゃこ【歌人の住む街】

「忘れへんかったらいつか太陽が西から上るかもしらんから」。短歌を詠む人、歌人にこれまで暮らしてきた街についてエッセイと短歌で振り返っていただく新企画「歌人の住む街」。今回は大阪市西成区出身の谷じゃこさんに、エッセイと短歌を書き下ろしていた…

読み方は「ていね」で合ってます。札幌市手稲区出身者による、このよき街のたのしみ方|文・つちやりさ

わたしは、手稲のたのしみ方を、帰省するたびに再発見していくことになりました――。そう話すのは、札幌市手稲区出身のつちやりささん。地元・手稲の楽しみ方について、地元愛溢れる目線で綴っていただきました。

宙ぶらりんでもいれる街、京都市左京区|文・itou

観光客も学生も多いこの街、入ってくること出ていくことが多い街だからこそ、どこか常に宙ぶらりんな自分でさえもここにはいられるのかもしれない――。そう話すのは、京都市左京区で古物商を営むitouさん。よく訪れる飲食店のお話を中心に、左京区の魅力を綴…

どんな私も受け入れてくれた街・高知|文・かずさまりや

私の見方が変わっただけで、高知の本質は何も変わっていない。生まれ育った場所は、どんな私も受け入れてくれていたのだ――。そう話すのは、高知県の魅力をSNSで発信する、編集者のかずさまりやさん。インスタマガジンを通じて改めて気づいた地元・高知の豊か…

観光地・鎌倉は「人が住んでいる町」だった|文・瀬谷薫子

鎌倉は、そんな人たちが住んでいる、適度に田舎で、いたってふつうの町なのだ。街というよりは「町」という漢字が似合う、そんな町――。 そう話すのは、「doyoubi」オーナーで編集者・ライターの瀬谷薫子さん。鎌倉の”暮らす町”としての側面を、丁寧に綴って…

隣に銃砲店、角には崩れ落ちそうな古本屋。刺激的な新宿のビルから私は大人になった|文・宮﨑希沙

自分のこれまでのことを振り返って、なぜ今の私が出来たのかという出発点や分岐点を思い出してみると、そこはいつも新宿だ――。そう話すのは、アートディレクター・デザイナーの宮崎希沙さん。高校生のときに予備校に通い始め、それからも人生の転機を連れて…

家賃6万2千円のアパートで、東京のまぶしさを感じながら過ごした「井の頭公園」の日々|文・ひらいめぐみ

お金がなくて、欲しいものも十分には買えなくて、いつもなにかが不足している、井の頭公園で過ごした日々。きっと自分が思っているよりも、公園やここで過ごした日々のことを気に入っていたのかもしれない――。そう話すのは、編集・ライターのひらいめぐみさ…

食べ物を、生を、分かち合って暮らす。弘前の玄関先の物語|文・イリナ・グリゴレ

文化人類学者で著書のエッセイ集『優しい地獄』が話題のイリナ・グリゴレさんに、現在暮らしている青森・弘前のお裾分け文化について執筆いただきました。

宮城から、スパイスの楽しみを全国に届けるために。私が故郷に製造拠点を構える理由|文・印度カリー子

宮城が地元でよかった。これからもずっとそう思って過ごすと思っています――。そう話すのは、スパイス料理研究家でタレントの印度カリー子さん。6歳から18歳まで暮らし、「印度カリー子」としての活動を支えてくれた宮城県への思いを綴っていただきました。

「仕事部屋」を抜け出して。屋上で見つけたイヤホンのいらない三軒茶屋|文・中村一般

自分のことを知っている空間があって、そこで安心して過ごせるというのは、なんというか、とても幸福なことなのだなと思う――。そう話すのは、イラストレーター、漫画家の中村一般さん。幼少期からなじみがあり、現在も近くに住んでいる地元・三軒茶屋が持つ…

よそものの自分を漁師たちが受け入れてくれた。海と魚の街、宮城県石巻市。|文・香川幹

大学時代に1年間過ごした石巻市で水産業や海に魅了され、フィッシャーマンズ・ジャパンに就職して石巻市に暮らす香川幹さん。大変な印象の強い水産業に入り込んでいく中で知った魅力や石巻のユニークな人々について紹介していただきました。

遠回りするからこそ、とっておきの景色が見られる街・鹿児島県阿久根市|文・小川紗良

とにかく、阿久根には特筆すべき点が多すぎる――。そう話すのは、文筆家、映像作家、俳優の小川沙良さん。わざわざ行こうと思わなければ辿り着けない、地域の資源や文化が輝き、循環している田舎町である阿久根の魅力を、写真とともに綴っていただきました。

赤羽以外にも、愛せる“スペアタウン”を見つけたい。漫画家・清野とおる流・街歩きのコツ

長らく赤羽で暮らし、深い赤羽愛をもつ漫画家の清野とおるさん。変化の激しい赤羽を前に、第2の赤羽、すなわち「スペアタウン」をつくっておこうと考えるようになりました。候補となった街での思い出や、スペアタウンの探し方など、清野さん独自の街への目線…

埼玉・桶川。東京で疲弊して、初めて思えた「あぁ、あれが僕の街だ」|文・松本素生(GOING UNDER GROUND)

僕には多感な10代を、この街で過ごせたからこそ書けた曲が山ほどある。歌い続ける限り、僕にとっての桶川はあの頃と何も変わらない――。そう話すのは、GOING UNDER GROUNDのボーカルギターの松本素生さん。多感な10代を過ごし、楽曲にも大きな影響を与えた地…

芸人のすべてを受け止めてくれる街「中野」|文・伊藤幸司(ランジャタイ)

中野の地下では、いつもしょうもない事件が起きている――。そう話すのは、ランジャタイの伊藤幸司さん。2016年まで暮らしていた中野について、伊藤さんが関わられてきた芸人仲間とのエピソードを交えながら綴っていただきました。

実家が讃岐うどん屋だった僕 「香川県」の思い出の店記憶探訪|文・初瀬悠太(ななまがり)

香川県で讃岐うどん屋を営む過程で育った、お笑いコンピ「ななまがり」の初瀬さん。香川に住んでいた年数を出てからの年数が超えてしまった今、記憶の扉を開き、香川での思い出やおすすめのお店を紹介していただきました。

富士見台・中村橋・江古田、名付け得ぬ十年の都市生活|文・小野晃太朗

今の場所に長く住んでいると人に言ったとき、「なんで越さないの?」と聞かれることがある。そんなときは「気に入っている」と答えながら、夜の静けさのことを思い出す――。そう話すのは、演劇の世界で劇作家として活躍する小野晃太朗さん。10年以上暮らして…

家づくりに建築家のエゴはいらない。瀬戸内の自然と人に寄り添う建築家・大町知己さん【ここから生み出す私たち】

広島県福山市を拠点に住宅の設計・施工を行う「kitokito」の創設者大町知己さんは全国からオファーが届く現在も、瀬戸内エリアに軸足を置く建築家です。地元に対する愛着だけでなく、豊かな自然環境や腕ききの職人たちが多いことなど、さまざまな利点がある…

僕らのお笑いスタイルを生み出した街・岡山県高梁市|文・たける(東京ホテイソン)

このお笑いはいろんな偶然が積み重なって生まれたものだが、僕らがきっかけで備中神楽を知ってくださる人が増えたのは、とても嬉しいことだ――。そう話すのは、岡山県高梁市出身のお笑いコンビ東京ホテイソン・ツッコミのたけるさん。芸風に取り入れるまでに…

「芸人になりたい」僕をつくった三重という故郷|文・永見大吾(カベポスター)

無心でゴミ拾いを続けているうちに「自分は将来どうする気なんだろう」と自然と考えていました。そこでふと、「芸人」という夢を抱いていた高校時代を思い出したんです――。そう話すのは、お笑いコンビ、カベポスター・ボケ担当の永見大吾さん。芸人を志す自…

「武蔵小杉」で立ち止まり、人生を立て直したあの頃。|文・紺野あさ美

「やめる」でもなく「全て我慢する」でもない。苦手な事柄がある自分を否定せずに、「苦手だと思っていてもいいじゃないか」と自分を認めて受け入れてもいいのではないかという心境に至りました――。そう話すのは、元・モーニング娘。、テレビ東京アナウンサ…

「お母さんのような宮崎に、お笑い文化を根付かせたい」宮崎出身コンビ「いぬ」の夢

地元・宮崎は「お母さん」のように温かい「帰る場所」――。そう話すのは、お笑いコンビ「いぬ」のお2人。愛する故郷・宮崎への愛と、「いぬ」結成までの宮崎での秘話を語っていただきました。

30歳手前にしてできた第二の故郷 富山県朝日町|文・なつめ

朝日町の好きなところの一つとして、高い建物がなく空がとても広く感じられるところがある。 広々とした視界の開けている町に暮らし始めたことで、自分自身の人生の視野も少しずつ広がってきているように感じている――。そう話すのは、「田舎で暮らしたい」と…

流れついた街・松本でつづく未完の生活記|文・星野文月

いま暮らしている松本について何かを書こうとすると、何も書けないような気がしてきてしまう。それはつまり自分の中でまだ続いている途中にある、ということなのだと思う――。そう話すのは、長野県松本市に暮らす、作家の星野文月さん。コロナ禍を機に移り住…

自然に囲まれた小さな家で、シンプルに生きる。建築家・福岡みほが語る軽井沢の「森暮らし」

近年の軽井沢では限られた人だけではなく、さまざまな人がコンパクトな家を建てるケースも増えています。また、デュアルライフの拠点として長く滞在するなど従来とは異なるライフスタイルも生まれている模様。「軽井沢の森のなかにいると、五感が蘇ってくる…

都心から近いのに自然が豊かな調布市で、どうしても犬が飼いたくて中古の一軒家を買った話【いろんな街で捕まえて食べる】

ライターの玉置標本さん(@hyouhon)が、いろんな街でさまざまな暮らし方をする人に会って、話を聞く連載「いろんな街で捕まえて食べる」。今回はどうしても犬が飼いたくて調布市に中古の一軒家を買ったフリーのライター・編集者の藤原祥弘さんにお話を伺い…

偶然流れ着いたこの町、郡上八幡で根を下ろしてみようと思うまで。

僕は今、この町、郡上八幡がとても好きだ。もう少し詳しく言うと、この町にいるときの自分が好きなんだと思う――。 そう話すのは、ひょんなことから読み方もわからなかった岐阜県郡上八幡に移住した宮本雅就さん。街のために活動する中で気づいた、郡上の魅力…

神泉の姿をいつか誰かが見つけられるように、とりとめのない瞬間を留めておこうと思った|文・井戸沼紀美

こうしてあれこれ振り返るうちに、神泉周辺の地図が猛スピードで更新されていることにも改めて気付かされる――。そう話すのは、「肌蹴る光線」主宰の井戸沼紀美さん。東京で最も多く通った駅である「神泉」について、街の変遷や忘れられない光景を綴っていた…

影響力をつけて福島に還元できるように。OWV 本田康祐さんが地元にかける思い

「福島といえば本田くんだよね」とか「本田くんが観光大使だから福島に行こう」と思われるくらいの存在になりたい――。そう話すのは、4人組ボーイズグループ「OWV」のリーダー、本田康介さん。地元・福島県への思いや思い出の味、今後の展望について伺いまし…

胃袋を掴まれる街「西荻窪」|文・木下龍也

後ろ向きな思考によってピースを抜かれたパズルの空白は、食生活の余白となり、その余白は西荻窪の小さな飲食店たちがいつのまにか埋めてくれていたのだ――。そう話すのは歌人の木下龍也さん。安定への怖れから始まった炊飯器と電子レンジを持たない生活が気…

広島の「シティ」ボーイに憧れて。男子校から延びる3つの帰り道について |文・コンテくん

漫画家になってよかったと思うことの一つは、自分の記憶の中に残っているこの千田町をいつでも復活させることができることだ――。そう話すのは、CMプランナー兼漫画家として活動するコンテくん。中高6年間の男子校生活を漫画で発信するコンテくんの通学路にま…

上京1年生、芸歴18年目の吉本芸人 「国分寺」という選択。|文・奥田修二(ガクテンソク)

今年の春に上京し、最初に住む部屋を探すのに難航したお笑いコンビガクテンソクの奥田さん。対照的に相方のよじょうさんはすぐに国分寺に住むことに決めたそう。相方が気に入った街とはどのようなところか?よじょうさんへのインタビューと実地調査を交えて…

タレカツ、深夜ラジオ、薄荷の匂い。私が暮らした道東|文・せきしろ

北海道出身の作家で俳人のせきしろさんによる故郷・道東の郷愁を辿るエッセイ

大都会の下町・曙橋で過ごした、第二の実家「埴輪ハウス」での青春記|文・小指

街が恋しいだけなら似たような安物件を探してまた引越して来れば良いのだが、やっぱり私はあの家が恋しい――。そう話すのは、漫画家、随筆家の小指さん。1階に埴輪を自作するおじいさんが住む、曙橋の通称「埴輪ハウス」で過ごした日々について綴っていただき…

モナコより、アムステルダムよりやっぱり落ち着く街「豊中」|文・大久保沙耶

世界中いろんな所に住んだり、旅をしたりして来たが、やはりホームである日本、そして「豊中」に勝るものはない――。そう話すのは、バレエダンサーとして活躍する大久保沙耶さん。長い海外生活を経る中で考えた「ホーム」の概念、自分にとってのホームについ…

「本当に良いもの」が集まる街・福岡|文・松隈ケンタ

福岡は、どうしても住みたくなるような魅力がたくさん詰まった街だ――。そう話すのは、音楽プロデューサーの松隈ケンタさん。夢破れて帰ってくる場所、という印象を払拭するため、全盛期で地元に帰ることを目標にしていた松隈さんが感じている、福岡の魅力を…

ほどよく都会でほどよく田舎。恵まれた環境で子育てができる街、広島|文・枡田絵理奈

結婚を機に、縁もゆかりもない広島で暮らし始めたフリーアナウンサーの桝田絵理奈さん。愛犬「ナナ」が運んでくれた生粋の広島人・ちーちゃんとの出会いと、ちーちゃんが教えてくれたお得なスーパー、美味しいものなどと共に、広島の魅力を紹介いただきまし…

滋賀県で、本づくりを通してまちの魅力を伝えていく|文・能美舎 堀江昌史

赴任先で出会った琵琶湖や巨木林などの美しい自然に魅力され、滋賀県に根を張り、ひとり出版社「能美舎」を立ち上げた堀江昌史さん。滋賀県に暮らす中で出会った様々な歴史や文化、人々について、紹介いただきました。

何でもないけど、宇宙には近い街「淵野辺」|文・久保勇貴

僕は、ただ遠くへ行きたかった。どこに行きたいかは分からなかったけれど、ここが僕の目指す場所であってもいいかもしれない、と思った――。そう話すのは、JAXAで宇宙研究をしながらエッセイ作家としても活動する久保勇貴さん。研究のために移り住んだ淵野辺…

変わる街、変わらぬ味。新潟はいつだっておいしい│文・ごはん同盟 しらいのりこ

新潟はいつ訪れても、だいたいおいしい――。そう話すのは、新潟県出身で、フードユニット「ごはん同盟」として活動するしらいのりこさん。久々に訪れたという新潟駅周辺のグルメスポットを回りながら、新潟の食の魅力を紹介いただきました。

私たちを家族にしてくれた街、糀谷|文・キリコ

振り返れば紛れもなく、この街が私たちを夫婦にしてくれたし、家族にしてくれた――。そう話すのは、デザイナーのキリコさん。出会ったときから強烈に惹かれたという糀谷の街で過ごした5年間について、街の魅力と共に綴っていただきました。

根拠のない自信を、いつだって自分の味方にしていい。世田谷代田と東京暮色|文・小日向雪

世田谷代田は、東京の人は冷たい、と勝手に決めつけていた私を変えてくれた大切な場所で、地元にいた頃のようなあたたかさをくれた――。そう話すのは、役者として活動する小日向雪さん。地元・北海道にいた頃からあこがれ続けた世田谷で暮らした思い出の日々…

歌人・穂村弘が語る、「お金と物質」以外の価値観を求める人へ、荻窪・西荻・吉祥寺の魅力。

中央線は資本主義以外のパラレルワールドの可能性を微妙に残している――。そう話すのは、自身も長く中央線沿いに住む歌人の穂村弘さん。西荻窪、荻窪、吉祥寺など、それぞれの街の魅力と思い出を伺いました。