東京でブーイングを浴び続けたプロレスラーが、「社長」というビッグカムバックを果たすまで|棚橋弘至さん【上京物語】

新日本プロレスリングの11代目代表取締役社長に就任した棚橋弘至さん。岐阜県大垣市で過ごしていた中学時代。大学で学生プロレスにのめり込み、上京して新日本プロレスの門を叩きます。岐阜の野球少年だった棚橋選手がプロレスと出合い、上京し、トッププロ…

離婚後、町田で私は「一人でも大丈夫」と思えるようになった|文・吉玉サキ

なんというか、町田での日常は愛おしい――。そう話すのは、ライターの吉玉サキさん。元夫と暮らしていた町田に住み続ける吉玉さんに、町田の魅力をご自身の経験とともに綴っていただきました。

「日本一ウザい店」と呼ばれる中東料理店ザクロが生まれた理由と谷根千散歩【いろんな街で捕まえて食べる】

ライターの玉置標本さん(@hyouhon)が、いろんな街でさまざまな暮らし方をする人に会って、話を聞く連載「いろんな街で捕まえて食べる」。今回は「日本一ウザイ店」として有名な日暮里の中東料理店ザクロの店主アリさんとその娘であるアリサさんに、ザクロ…

池袋と目白の中間地点で、ブックギャラリーを19年前に始めて現在に至る話【いろんな街で捕まえて食べる】

ライターの玉置標本さん(@hyouhon)が、いろんな街でさまざまな暮らし方をする人に会って、話を聞く連載「いろんな街で捕まえて食べる」。今回は目白と池袋の間でブックギャラリーポポタムを営む、大林えり子さんにお話を伺いしました。

古物店をめぐり、物語はまわる。東京・日野市の回遊案内|文・髙木美佑

一度は不要となった物が世代を超えてめぐり、その物にまつわる物語もめぐる。たまたまの出会いでも、ドラマチックでなくても、なんだっていいのだと思う――。そう話すのは10歳から東京都日野市で育った写真家の髙木美佑さん。日野に帰るたびに訪れるというお…

普通の会社員がたまたま多摩川の野草を好きになり、会社を辞めて野草で食べていくようになった話【いろんな街で捕まえて食べる】

ライターの玉置標本さん(@hyouhon)が、いろんな街でさまざまな暮らし方をする人に会って、話を聞く連載「いろんな街で捕まえて食べる」。今回は「365日野草生活」を掲げ、多摩川の野草と日々向き合っているのんさんにお話を伺いました。

代官山、巣鴨、祐天寺。落語家・柳亭小痴楽さんが暮らしてきた、冷たくない東京【東京っ子に聞け】

落語家の柳亭小痴楽さんは、幼少期を代官山で過ごし、小学4年生で杉並区の井草へ。その後も巣鴨や広尾、祐天寺など、東京都内を転々と移り住んできました。 さまざまな街で暮らしてきた小痴楽さんですが、その経験をふまえて最も心地よいと感じるのは「人と…

出鼻を挫かれた新高円寺で逆転ホームランを放つ世界一うまいチャーハン

新高円寺に住むつもりじゃなかったーー。大学を卒業し、就職のために上京する際、フォーク・ミュージックの名曲の舞台にもなっている憧れの高円寺に住もうと決めた峯大貴さん。しかし実際に住み始めてから、自分が住んでいるのは新高円寺であることに気づき…

芸人人生の序盤を過ごしたあたたかな街「新中野」|文・岩崎う大(かもめんたる)

お笑いコンビ「かもめんたる」で活動しながら、役者、漫画家、演出家などの顔を持つ岩崎う大(いわさきうだい)さん。芸人としてのスタートを切った、初めて1人暮らしをした街である、東京都中野区の「新中野」での思い出を綴っていただきました。

二十代のしょぼい自分を散歩で辿る。神谷圭介が暮らした練馬区平和台

平和台駅までの道のりは、特徴のない風景が続く。この特徴のなさが懐かしかった――。コントグループ「テニスコート」のメンバーである神谷圭介さんに20代のほとんどを過ごした街、東京都練馬区平和台での思い出について綴っていただきました。

子どもに寄り添いながら、自分らしくいられる街「用賀」

家族との時間も、おひとりさま時間も、同時に満たしてくれる街。私が用賀に抱いている印象はこんな感じ。だからこそ、親になっても昔と変わらず自分らしくありたいと感じる私の心にぴったりとハマったのだと思う――。そう語るのは「HowtoTaiwan」編集長の田中…

新宿がなかったら死んでいた。訪問者ではなく、定住者として「新宿」で暮らした6年間

住んでいた時、ぼくは何度も「新宿なんて住む場所じゃないだろ」といろんな人に言われたが、こんなにどんな人間でも受け止める街をぼくは他に知らない。もう一度新宿に住みたいと思っているし、きっと住むだろう。――。そう語るのは編集者の花井優太さん。新…

「多様性カオス」のある街、新大久保に僕が住んでいる理由

新大久保はコリアンタウンだけでなく日本屈指の「インターナショナルタウン」となりつつある。雑多さと多様さが共存する街・新大久保についてルポライターの室橋裕和さんに執筆いただきました。

酒飲みの街、京成立石。再開発とそこでの生活

21歳のころに住み始めた酒飲みの街、京成立石。始めは苦手だったが、気付いたころには立石でベロベロだった――。そう語るのは編集者の田中鈴さん。6年住んだ京成立石駅について綴っていただきました。

何かを勝ち取るまで岐阜には帰らない。LiSAさんが探し続けた東京での居場所

インタビューと文章: 榎並紀行(やじろべえ) 写真:小野奈那子 圧倒的な熱量のステージングと歌唱力で、日本を代表するライブアーティストに上り詰めたLiSAさん。岐阜県で育った幼少期から、歌手を夢見ていたといいます。11歳で沖縄へ“移住”して歌と踊りの…

大森にある「奇跡の映画館」で、今日もチケットをもぎる。俳優・片桐はいりさんの映画愛と大森愛 【東京っ子に聞け】

東京都大田区で生まれ、幼少期から現在までずっと、地元の大森で暮らす女優・片桐はいりさん。映画館「キネカ大森」でチケットもぎりをしたり、行きつけの喫茶店「珈琲亭 ルアン」で映画仲間と語り合ったり。片桐さんが考える、大森の魅力とは何なのでしょう…

僕は島民か、観光客か。ジレンマの東京八丈島

4人組バンドMONO NO AWARE、アコースティックユニットMIZのギターボーカルである、玉置周啓さんに、幼少期と思春期を過ごした「八丈島」について綴っていただきました。

石神井公園は僕にとって、いつまでも「永遠の楽園」だ(寄稿:パリッコ)

東京都練馬区出身で、以来ずっと西武池袋線沿線に住み続けている、酒場ライターのパリッコさん。生まれ育った大泉学園から、14年前、結婚を機に石神井公園駅へ引越しました。もともと子どもの頃から遊びに行っていたという「石神井公園」は、暮らす街として…

ハリセンボン・近藤春菜さんがタワマン住まいの後に選んだ街「豪徳寺」。魅了された理由は?

人気お笑いコンビ・ハリセンボンの近藤春菜さん。都心部のタワーマンションに住んでいた春菜さんが、次に選んだ街は豪徳寺でした。 利便性重視の暮らしから、ややローカルな豪徳寺エリアを選んだ理由はどこにあるのでしょうか。豪徳寺から離れた今でも「大好…

戸越銀座は一番落ち着ける俺にとっての“イナカ”。ギタリスト・Charが地元を離れない理由【東京っ子に聞け!】

東京品川の戸越銀座に生まれた、日本を代表する偉大なギタリストであるCharさん。実家は戸越銀座商店にあり、多くの人々が往来するにぎやかな環境のなかで育ちました。現在も実家の建物に自身の音楽レーベル「ZICCA RECORDS」を構えるなど、地元を拠点に活動…

少しずつ僕の人生を変えてくれた「三軒茶屋」のお店たち|文・森本晋太郎(トンツカタン)

僕の人生は三軒茶屋と共にあるといっても過言ではない。街に思い入れがあるのはもちろん、一人暮らしをするにあたって三茶というのは非常に便利な街だーー。そう語るのはお笑いトリオ「トンツカタン」のツッコミ担当である森本晋太郎さん。現在も暮らす三軒…

どんな人にも居場所がある街「渋谷」|文・ガク(真空ジェシカ)

若者が好む華やかな渋谷は表の顔で、最先端ビジネスマンが好むしゃれた一面や上品なお爺さんが好む渋い一面もある。どんな人にも必ず居場所があると思う――。そう語るのは、お笑いコンビ「真空ジェシカ」のガク(@gakegakegake)さん。学生時代のほとんどを過…

しれっとガンコに「町」で居る。桜新町わたしの聖地。

サザエさんの舞台として有名な桜新町は、三軒茶屋や駒沢大学、用賀といった周辺の世田谷の「街」と較べると、でかいビルも立っていないし、空が広く、妙なローカル感を漂わせている「町」であり続けている――。そう語るのは、クリエイティブディレクター/テ…

多摩の独立を妄想し、ホームページを制作するほど多摩地区愛が止まらない土屋礼央さん【東京っ子に聞け!】

東京の国分寺市で生まれ育だった土屋礼央さんは、多摩への思いが強く「多摩独立宣言」なるホームページを運営していたこともあるほど、地元を愛しています。デビュー後、23区内に引っ越したあとも、その愛が冷めることはなかったそう。「東京っ子」である土…

ほんのり愛着をおぼえる新代田

地元が好きになれなかった私にとって、新代田は初めてできた愛着のある街だ。愛着という感情をさりげなく教えてくれた街だ――。そう語るのは作家、歌人の小原晩さん。初めてひとり暮らしをした新代田について綴っていただきました。

便利さと不便さ、都会っぽさと田舎っぽさ。相反するものが共存する「戸越」

戸越はほどよい抜け感がありながらも、時折びっくりするようなことが起こる街--。そう語るのは傍聴人、フリーライターの高橋ユキさん。同じ戸越内で一度引越しするくらい好きだった街「戸越」について綴っていただきました。

有象無象の坩堝「高円寺」|文・前田裕太(ティモンディ)

高層ビルのジャングルで冷たいイメージのある東京。そんな中で、人間くさい人達が集まっていて、アクセスも良く、下町の感じもある、そんな高円寺は、もしまた同じ人生を歩むのだとしても、またお世話になりたい――。そう語るのはティモンディの前田裕太さん…

「地元最高!」と思うのは仲間意識の強さを感じる瞬間。飯窪春菜が伝えたい「八王子」の魅力

モーニング娘。を卒業後、女優・タレントとして幅広く活動する飯窪春菜さん。漫画好きとしても有名で、最近は漫画原作の舞台「終末のワルキューレ」や「炎炎ノ消防隊」などにも抜擢されました。演技には、八王子の豊かな自然の中で過ごした幼少期の経験も活…

戦わなくてもいい街「両国」で、僕は戦い続ける。

両国はちっとも華やかじゃない。気合を入れてめかしこまなくても、スウェットで出歩ける。雑誌に特集されるような最新のスイーツはないけれど、『浪花家』の鯛焼きはいつだっておいしかった。戦わなくていいということが、僕には何より心地よかった――。そう…

カルチャーとビジネスが循環する野原ーー混沌の街「中野」| 文・朱野帰子

中野はどこにでもある街だと思っていた。そうではなかったと気づいたのは就職してこの街を出て、小説家になってからだ――。そう語るのは朱野帰子さん。生まれ育った街「中野」について綴っていただきました。

銀座の風吹く月島【銀座に住むのはまだ早い 第23回 中央区】

家賃5万円弱のワンルームに住みつづけてうん十年。誰よりも「まち」を愛し、そこで生きるふつうの「ひと」たちを描く千葉在住の小説家、小野寺史宜さんがいちばん住みたいのは銀座。でも、今の家賃ではどうも住めそうにない。自分が現実的に住める街はどこな…

自分がどこにいるのかわからなくなる瞬間が、いちばん高円寺っぽい

高円寺は自分と似ているかもしれない。もしくは、多感な時期に高円寺に住んでいたから、高円寺みたいな人間になったのか。種々の要素が共存し、ごった煮のようになっている商店街を歩くと、同時にいろんなものがあっていいんだと思える。何が入っているかわ…

散歩で渋谷へ代々木上原【銀座に住むのはまだ早い 第22回 渋谷区】

家賃5万円弱のワンルームに住みつづけてうん十年。誰よりも「まち」を愛し、そこで生きるふつうの「ひと」たちを描く千葉在住の小説家、小野寺史宜さんがいちばん住みたいのは銀座。でも、今の家賃ではどうも住めそうにない。自分が現実的に住める街はどこな…

「落合南長崎」には、弱いわたしが都会でなんとか生きるために必要な環境が全てそろっている | 文・ニシダ(ラランド)

都会から帰って大江戸線の駅を出て夜の落合南長崎の住宅街を歩いていると野良猫の囁くような小さい鳴き声が聞こえる。たとえではなく本当に聞こえる。わたしはこの環境に助けられているという自覚がある――。そう語るのはお笑いコンビ「ラランド」のツッコミ…

銀座のはしっこ暮らし、中銀カプセルタワービルから愛をこめて

はしっこの8丁目といえども、なんとなく生活するには不便なのではと覚悟していた銀座。だが、日用品はドンキに行けばいいし、食料品は肉のハナマサで事足りる。ちょっと足をのばせばユニクロもあるし、それこそ銀座の中心部にはなんでもあった――。そう語るの…

青春と大人、あるいは上野と秋葉原の間で。モラトリアムと御徒町

曖昧だった自分の興味や得意なことは、ゆるやかでいられる御徒町だからこそ、なんとか見つけられたのかもしれない。あやふやな青春が終わり、1人の大人として自立するまでのモラトリアムを、この街で過ごせて良かった――。そう語るのは、フリーライターの淺野…

中野在住の漫画家が【中野】をぷらぷら案内してみた!

中野の好きなところは奇抜な髪型や色をしてたり、キャラ物Tシャツを着たりしても誰からも後ろ指を指されず、さまざまな個性を受け入れてくれる懐の大きいところ――。そう語るのは、雑誌やWEBメディアでも漫画を連載している秋鹿えいとさん。街を歩きながら、…

未知を知る鐘ヶ淵【銀座に住むのはまだ早い 第21回 墨田区】

家賃5万円弱のワンルームに住みつづけてうん十年。誰よりも「まち」を愛し、そこで生きるふつうの「ひと」たちを描く千葉在住の小説家、小野寺史宜さんがいちばん住みたいのは銀座。でも、今の家賃ではどうも住めそうにない。自分が現実的に住める街はどこな…

鷹の台に『ノルウェイの森』はなかった | 文・地主恵亮

ライターの地主恵亮さんが、武蔵野美術大学での学生時代を過ごした街「鷹の台(東京都小平市)」での思い出を振り返ります。西武国分寺線が走り、村上春樹のベストセラー『ノルウェイの森』にも縁があるこの場所で、恋の予感に胸を膨らませた地主さんの青春…

「ほっといてくれる」心地よさ。阿佐ヶ谷でひとり、居場所を見つけた

歩けば小規模の何かしらの店舗に出会える。小腹が空いたら適当なお店に入ってつまみながら一杯やる。自由で、とても好きな時間だった。阿佐ヶ谷をはじめとする中央線の街はとても好ましいものだった――。そう語るのは、メディア系IT企業のプロダクトマネージ…

住んだ時間、年月にかかわらず「帰りたい」と思える場所が「地元」なのではないか【東京都中央区日本橋小伝馬町】

地元とは、住んだ時間にかかわらず「帰りたい」と思える場所なのではないか。そう考えるようになってから、意識的に、住んだことのある街を知ろうと思えるようになったーー。そう語るのは写真家の池田礼さん。中学校入学間近に引越してきて住み始めた「東京…

何度も助けられてしまう定食屋がある街、幡ヶ谷

ずっと住むことができなくても、この街でもう少し、暮らしたい理由があるのだ。この店がある限りは住み続けたいと願っている「こうだ」があるからだーー。そう語るのは編集者の野村由芽さん。東京都渋谷区の幡ヶ谷に住み続けたいと思う大きな理由になってい…

「ひとりで楽しむこと」を学べる街、西荻窪。小説家・角田光代が語る“小さな文化”の魅力

多くのクリエイターに愛される街、西荻窪。小説家・角田光代さんも、この街に魅了されたひとりです。1990年にデビュー後、直木賞を受賞した『対岸の彼女』、映画化でも話題になった『八日目の蝉』『紙の月』など数々の代表作を持つ角田さんは、西荻窪で暮ら…

公園と生きる石神井公園【銀座に住むのはまだ早い 第20回 練馬区】

家賃5万円弱のワンルームに住みつづけてうん十年。誰よりも「まち」を愛し、そこで生きるふつうの「ひと」たちを描く千葉在住の小説家、小野寺史宜さんがいちばん住みたいのは銀座。でも、今の家賃ではどうも住めそうにない。自分が現実的に住める街はどこな…

「これ以上、町田に何が必要か分からない」フリーアナウンサー堀井美香さんの町田愛

3月末で長年勤めたTBSを退社した、フリーアナウンサーの堀井美香さん。エッセイストのジェーン・スーさんと共にパーソナリティを務めるポッドキャスト番組『OVER THE SUN』は多くのリスナーを抱え、大人気番組に。現在は朗読会のプロデュースを担当するなど…

「孤独のグルメ」久住昌之さんが三鷹で育んだ無常観。「好きな店とはなくなっていくもの」【東京っ子に聞け!】

生まれも育ちも東京都三鷹市で現在も三鷹市にお住まいの漫画家・久住昌之さんは、著書で「三多摩の子供」であり「東京っ子」とは違うと書かれています。そこで「東京っ子」ではない久住さんが地元の三鷹をどんな視点で捉えているか、さらには街歩きにあたっ…

“芸能人が集まる”だけじゃない、新しい「三宿」の魅力を発信していきたい/東京都世田谷区・MISHUKU R.420「H TOKYO」間中伸也さん【商店街の住人たち】

長年、そこに住む人々の暮らしを支えてきた商店街。そんな商店街に店を構える人たちにもまた、それぞれの暮らしや人生がある。本連載では、“商店街の住人”の暮らしや人生に密着するとともに、街への想いを紐解いていきます。今回は、世田谷・三宿通り周辺地…

帰ってくる街、梅丘【東京都世田谷区梅丘】

「梅丘ってどんな街?」と聞かれたら、わたしは「街ガチャに勝った」ということを話している。土地勘のない東京への引越しで、いきなり好きな街に当たった運を例えたものだ――。そう語るのはたし(@wonder_aaaa)さん。コンパクトな街に個性豊かなお店が立ち…

何ともほどよい新大塚【銀座に住むのはまだ早い 第19回 文京区】

家賃5万円弱のワンルームに住みつづけてうん十年。誰よりも「まち」を愛し、そこで生きるふつうの「ひと」たちを描く千葉在住の小説家、小野寺史宜さんがいちばん住みたいのは銀座。でも、今の家賃ではどうも住めそうにない。自分が現実的に住める街はどこな…

西台・高島平 ─ 努めて忘れようとすれば、常に曇天のノスタルジー | スカート・澤部渡

ミュージシャンの澤部渡さん(スカート)が生まれ育った板橋区の高島平について綴ります。都営地下鉄三田線の北端に位置する高島平は、高度経済成長期に建設された大規模な団地群で知られます。武蔵野台地のヘリと荒川低地が作り出す地形、駅前にあった南天…