高齢のご両親が安全で快適に暮らせる家にしたいと、築38年の住まいのリフォームを決意したWさん。日中も光が入らずに暗かった1階は、間仕切りを取り広々としたリビング・ダイニングに。2階の床に半透明のグレーチングを入れることにより、2階の大きな窓から差し込む光が1階まで届く明るい空間が実現しました。リビングの隣にはお父様の和室を。和室とリビングは半透明の引戸で仕切り、常にお互いの気配を感じることができます。階段は上がり口をリビングの中央に移動。傾斜を緩やかにし、波型手摺りを設置することでご両親の安全を確保。家族が程よい距離感を保ちながら、安心して住み続けられる住まいとなりました。
建物タイプ | 一戸建て |
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リフォームの種類 | 部分リフォーム |
家族構成 | 両親+本人 |
築年数 | 38年 |
間取り | [ Before ] 5K → [ After ] 3LDK |
目的 | - |
リフォーム箇所 | 和室、階段 |
新しくした設備 | 床材 コルクタイル 壁 珪藻土(一部)・クロス 建具 造作(タモ材) |
費用 | 352万円 |
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費用概算 |
仮設・解体工事: 400,000円 木工・造作・建具: 1,250,000円 内装仕上げ: 600,000円 床暖房: 450,000円 設備工事: 200,000円 その他: 450,000円 消費税: 167,500円 |
工期 | 30日 |
リフォーム面積 | 21.00平米 |
表示されている価格帯および本体価格は施工当時のもので、現在の価格とは異なる場合があります。
細かく仕切られた1階は、構造上必要な柱のみを残し、リビング・ダイニングからキッチンまでつながる大きな空間に。リビングの隣はお父様の和室。引戸を開放すると、リビングと一体化し、さらに広々とした空間になる。階段下のスペースを利用して、和室側から使える収納を設けた
リビング隣の和室は、お父様の個室として利用。部屋にいる時間が長いお父様ができるだけ快適に過ごせるよう、壁と天井は珪藻土に。出窓のスペースを活かしたカウンターテーブルを造作。押入れはクロゼットに変更し、ハンガーパイプや可動棚を設置した
階段はバリアフリー新法の基準に基づいた無理のない緩やかな傾斜に。手摺りは手の動きや角度を徹底的に追求し、握りやすく滑りにくい波型手摺り「クネット」を採用。階段の奥はお父様の和室。光を通すために壁をくり抜き、以前の家で使われていた組子欄間をはめ込んだ。引戸はタモ材にポリカーボネートの造作。光を通す素材なので、戸を閉めていてもお互いの気配を感じることができる
2階の階段上の壁には、同社の提案により以前の住まいで使っていた組子欄間を再利用。Wさんの個室は窓が一つしかないことから、風通しを考えて階段に面した壁にも窓を設置。窓を開けると階下のお父様の部屋や同じ2階にあるお母様の部屋まで声が届く
1階の暗さを解消するために、2階ホールの床には樹脂とガラス繊維で構成された高強度のFRPグレーチングを。光を通す素材であるため、2階の大きな窓から入った光が1階まで届き、明るいLDKを実現した
ベランダの植栽に水をあげるのに、わざわざ1階に下りて水を汲んでこなくてもいいようにと、お母様のご希望で設置した2階ホールの手洗いスペース。水に強いタモ材を使った同社の造作だ
会社名 |
stylekoubou(スタイル工房)(株式会社 スタイル工房)
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