照明でお部屋の雰囲気が変わる! 試してみたい照明リフォーム

照明でお部屋の雰囲気が変わる! 試してみたい照明リフォーム

 

お部屋の雰囲気を変えたいけれど、どこから手をつけたらいいかわからない……なんて人も多いのではないでしょうか。そこで着目したいのが、照明。お部屋の照明を変えるだけで、グッと雰囲気が変わるんですよ。

 

部屋の雰囲気を気軽に変えるなら、照明を見なおそう

家具やインテリアは意識していても、照明器具は何年も同じまま……なんてことはありませんか?

JIS(日本工業規格)によれば、照明器具は設置後10年が取り替えの目安とされています。「ライトのカバーが変色してきた」「スイッチを入れても点灯しないことがある」という現象がある場合はそろそろ交換時期かも。

そんな方にオススメなのが、照明リフォームです。利用シーンに合わせて照明の明るさや色味を変えるだけで、部屋全体のイメージがガラっと変化します。照明をリフォームすると、機能性が上がるだけでなく、部屋の雰囲気も変えることができちゃうんです!

最近では、お部屋に、ダウンライトやペンダントライトなどさまざまな種類の照明器具を取り付けて、生活シーンに合わせて点灯の仕方を変える「多灯分散照明(シンフォニーライティング)」という方法が主流になってきました。雰囲気がよくなり省エネにもつながるので、大型リフォームの場合はプロによる照明計画を早めに頼むと安心です。簡単リフォームの場合は、ダクトレール(レールの上に複数のライトを取り付けられる照明パーツ)やインテリアスタンドを使うことでも、同じような雰囲気にできます。

 

ダクトレール

【画像1】ダクトレール(画像:パナソニック株式会社 エコソリューションズ社)

 

照明の色はこの3種類がメイン

昼光色
・クールですっきりとした爽やかな青白い光
・読み書きや勉強にオススメ

昼光色

【画像2】昼光色(画像提供:パナソニック株式会社 エコソリューションズ社)

 

昼白色
・いきいきとした明るさの白い光
・料理をつくるなどの作業や、活発な活動にオススメ

 

電球色
・温かみのある落ち着いた暖色系の光
・リラックスやおやすみ前にオススメ

電球色

【画像3】電球色(画像提供:パナソニック株式会社 エコソリューションズ社)

 

調光・調色機能をもつ照明であれば、明るさはもちろん色味も自由に調節が可能。ひとつのライトで、昼光色〜電球色まで調節できるので、シーンに合わせて都度照明を変えることができます。調色機能をもたないLED照明や蛍光灯は色が固定になるため、あらかじめそれぞれの部屋に合った色を決めておくことが必要です。

 

高機能なLED電球

最近では、高度な機能をもつLED電球も人気です。照明を取り替えるタイミングでLED電球の導入を検討してみるのもいいでしょう。

 

自動点灯・消灯タイプ
微動検知機能が搭載されたタイプ。人を検知して自動で点灯・消灯するため、内玄関やトイレなどの使用に向いています。

 

調光・調色タイプ
ひとつの電球で、明るさと光の色が切り替えられるタイプ。照明器具を買い替えずに、電球を交換するだけで専用リモコンにて調光のコントロールができます。スイッチの取り替え工事も不要なので、気軽に取り入れられます。

 

全方向を照らすタイプ
従来のLED電球は、電球の下方向を照らす用途に向いていました。最近の主流のLED電球は、全方向を照らすタイプ。電球を中心に約260度を明るく照らします。

 

このほかにも、斜め取り付けに対応したものや、断熱材施工器具に対応したものなど、LED電球はさまざま。気軽に光の色を変えたいという方も、LED電球なら手軽にチャレンジできますよ。LED電球に変えたときによくある困りごととして「電気がつかない」「前より暗くなった」というものが多いようです。これを防ぐために、今使用している電球の明るさ、大きさ、口金サイズなどを確認してからLED電球を買うことをオススメします。

次に、各部屋にオススメの照明インテリアと、照明リフォームについてご紹介します。

 

照明・ライトでお部屋をイメチェン

照明・ライトと一口にいっても、さまざまな種類があります。ここでは、家庭で使われる代表的な照明を紹介します。

 

代表的な5種類の照明

シーリングライト

天井に設置するタイプの照明。部屋のメイン照明となるような、大きな空間を照らすのに適しています。部屋の印象をすっきり、そして明るく見せてくれる照明でもあります。シーリングライト

【画像4】シーリングライト(画像:fotolia)

ペンダントライト

天井に設置し、吊り下げるタイプの照明。比較的光量が小さいものが多く、補助照明に適しています。ダイニングテーブルのみを穏やかに照らしたり、同じ照明をいくつか並べたり、階段に設置したりとさまざまな用途があります。最近では、ダイニングテーブルの上に複数吊ってカフェ風のインテリアを楽しむのがトレンドになっています。インテリアとして導入しやすい豊富なデザインも魅力です。

ペンダントライト

【画像5】ペンダントライト(画像:パナソニック株式会社 エコソリューションズ社)

 

シャンデリア

天井に設置するタイプの照明。玄関やロビー、リビングや客間などの照明に適しています。ほかのタイプの照明と比較すると、イメチェン度はピカイチ! シャンデリアを設置するだけで、ガラっと雰囲気が変わります。ガラス製で高価なものが多いですが、インテリアとして雰囲気を楽しみたいなら、シャンデリア風のお手ごろな照明もあります。

シャンデリア

【画像6】シャンデリア(画像:fotolia)

 

スタンドライト

床やデスクの上に置いて使用する、補助照明。必要に応じて移動が可能なので、リビング、寝室、書斎などにオススメ。こちらもインテリアとして導入しやすく、デザインも豊富です。

スタンドライト

【画像7】スタンドライト(画像:パナソニック株式会社 エコソリューションズ社)

 

ダウンライト

天井に埋め込んで使用する照明。廊下やトイレ、洗面所などに適しています。空間がスッキリするため、最近ではリビングダイニングや寝室にも使われています。

ダウンライト

【画像8】ダウンライト(画像:fotolia)

 

パナソニックの「デコルミナ」など、工事不要で今あるダウンライトの外観デザインが変えられる装飾パネルがついたLED電球も出ています。気軽にプチリフォームを楽しみたい方にオススメ。 ※デコルミナはランプが下向きのダウンライトに対応しています。

 

デコルミナ設置イメージ

【画像9】デコルミナ設置イメージ(画像提供:パナソニック株式会社 エコソリューションズ社)

 

家全体の雰囲気を変える、照明リフォーム

間接照明とは、光が直接空間を照らすのではなく、光を壁や天井などに反射させて室内を明るくする照明のことです。部屋全体をやわらかい光で照らすことができるので、リビングや寝室などにオススメ。置型照明のほか、壁や天井に設置することもできます。その場合、光源を隠して光を反射させる建築造作を行う必要があるため、リフォーム会社に依頼する必要があります。

 

【画像10】間接照明(画像:パナソニック株式会社 エコソリューションズ社)

 

まとめ

いかがでしたか? 照明はお部屋の雰囲気を決める重要パーツ。理想の部屋づくりは照明抜きでは語れません。明るさ・フォルム・光の色など、じっくり選んでお気に入りの照明を見つけてください。

 

●取材協力:パナソニック株式会社 エコソリューションズ社