家の中で家族全員が時間を共有できる場所「リビング」。毎日、家族が顔を合わせ生活の中心にあるリビングを、すてきなものにしたいと考える人は多いのではないでしょうか。そこで今回は、もし、自由にリフォームできるなら、どんなリビングにしたいかを調査してみました。
「壁紙を張り替えたい」が44％。リビングでリフォームしたい箇所ランキング
男女222名に「リビングをリフォームするとしたら、どんなリフォームをしたいか」を聞いたところ、約90％の方が何らかのリフォームをしたいと回答しました。具体的にどんなリフォームをしたいと思っているのでしょうか？
Q. リビングをリフォームするとしたら、かなえたいことは？（複数回答）
第1位 壁紙を張り替える(44.0%)
第2位 照明を変更する（間接照明にする、照明器具を変える）(30.1%)
第3位 床を張り替える(28.8%)
第4位 壁面収納をつくる(23.9%)
第5位 段差をなくしてバリアフリーにする(21.6%)
第6位 床暖房をつける(19.3%)
第7位 間取りを変更して広くする（和室や使用しない部屋をなくして、リビングを広くする）(18.9%)
第8位 テレビを壁掛けにする(18.5%)
第9位 畳をフローリングにする(13.5%)
第10位 窓を大きくする(13.1%)
【画像1】壁面収納でスッキリ（画像：fotolia）
「部屋の印象を変えたい」という声が大多数
リビングのリフォームでかなえたいこと第1位は「壁紙を張り替える(44.0%)」でした。壁紙を張り替えたい理由は、大きく分けて2つあるようです。
1つは「壁紙が変色しているから（43歳・女性）」「壁紙がはがれたから（53歳・女性）」など、年数がたって古くなった壁紙を新しくしたいという理由です。もう1つは「壁紙をもっと明るくきれいなものにしたい（41歳・女性）」「もっと明るい色にしたい（58歳・女性）」など、部屋を明るい印象に変えたいという理由です。
壁紙は視線に入る面積が多いので、部屋の印象を変えるにはとても効果的なリフォーム手段と言えますね。また、「壁紙を漆喰（しっくい）にして吸湿性を高めて快適さを実感したい（44歳・女性）」という機能にこだわったコメントもありました。
第2位は「照明を変更する（間接照明にする、照明器具を変える）(30.1%)」です。照明を変更したい理由に「間接照明で柔らかな光の中で過ごせる部屋にしたい（33歳・男性）」「照明一つでも気分が変わる（62歳・男性）」などのコメントがありました。明るい照明にしただけで、気分は晴れやかになりますね。ほかには「照明をLEDにかえて電気代の節約をしたい（32歳・男性）」「年齢のせいか部屋を暗く感じるため、間接照明を直接照明に変えたい（58歳・女性）」という理由もあり、実用性を重視する人も多くみられました。
【画像2】壁紙や照明は部屋の雰囲気を大きく変える（画像：fotolia）
実用性や機能面を重視!? 収納スペースや掃除の悩みを解決したい！
続いて、第3位は「床を張り替える(28.8%)」。「床をワックスがけしなくてもいいようにしたい（39歳・女性）」「じゅうたん床は掃除が大変だから替えたい（66歳・女性）」など、床の掃除、メンテナンスの負担を軽減したいというものがありました。
長く住んでいる家では「フローリングが劣化しているから（37歳・女性）」「床がはげてきているから（37歳・女性）」と、床をきれいにリフォームしたいというコメントがありました。中には「妻の意向で床をリフォームした（45歳・男性）」という方も。妻が感じている日ごろの悩みを解消するためにもリフォームを考える、ということもあるようです。
第4位の「壁面収納をつくる(23.9%)」に関しては、「収納が全くないので壁面収納が欲しい（43歳・女性）」というコメントがありました。収納スペースが少ないため、ついリビングに物を置いてしまっているという方も多いのでは？友人や来客で人が集まるリビングにおいて、収納スペースを確保したいと考える人は多いようです。そんな願いをかなえる壁面収納は、実用的に収納力をアップし、スッキリとした空間も演出できるので、一石二鳥のリフォームプランなのではないでしょうか。
まとめ
家の中心にあって家族が集まるリビングの壁紙を変えるだけで、室内は明るく華やかになり、家全体の雰囲気が大きく変わりそうですね。毎日の気分も晴れやかに感じられるかもしれません。大切な空間だからこそもっとすてきな場所にするために、リビングをワンポイントリフォームしてみるのはいかがでしょうか。
●調査概要
・調査期間：2016年5月12日〜2016年5月16日
・調査方法：インターネット調査（ファストアスク）
・対象：全国に居住する20代〜60代の男女
・有効回答数：男女222名
