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【契約前に回避!】悪徳リフォーム業者に引っかからないために

【契約前に回避!】悪徳リフォーム業者に引っかからないために

 

多くのリフォーム業者は良心的で適切な対応をしてくれますが、なかには不当な請求やずさんな工事を行う悪徳リフォーム業者も存在します。大切な家とお金を守るためには、悪徳リフォーム業者を見極める方法、対処方法などを事前に知っておくべき。そこで、欠陥住宅問題やトラブル解決に取り組む「NPO法人 建築Gメンの会」事務局長の中山さんに、そのポイントを伺いました。

 

悪徳リフォーム業者はこうやってあなたに近づいてくる!

実際に「建築Gメンの会」に相談のあった事例を紹介します。

 

◆事例:突然の訪問編1

「以前にお宅の屋根の葺き替え工事をした会社が倒産しました。今後は私たちがアフターサービスを引き継ぎます」と、リフォーム業者を名乗る面識のない人が突然訪問。点検と称し屋根を見て「くぎが浮いていたので打ち込んでおきました」と言って、対応した部分の写真を見せてくる。そのやりとりで安心させて家に上がり込み、耐震補強の必要性に始まり、浴室やトイレ、キッチンなどのリフォームを次々と勧めてきたため、あれよあれよという間に契約してしまった。

 

◆事例:突然の訪問編2

「外から見たところ、どうやら雨樋が詰まっているようです。3000円ですぐに掃除できますがいかがですか?」と言って、リフォーム業者を名乗る面識のない人が突然訪問。雨樋の掃除が終わった後、屋根の写真を撮り「この状態では雨漏りしているでしょう。葺き替え工事が必要です」と屋根の葺き替え工事を勧めてきたので、つい流れで契約してしまった。

 

◆事例:ちりも積もれば山となる編

点検と称し床下を見て「湿気がすごい」「木材が腐っている」「白蟻に食われている」というウソを言って不安をあおり、本来ならば必要のない工事の契約を勧めてくる。その契約がとれると、次は小屋裏を見て、同じ手口で工事の契約を勧めてくる。(建設業法による建設業登録不要な500万円未満の工事を、複数回に分けて契約させる手口)

 

◆事例:よくある手口編

3000円で下水の洗浄をするという「排水管高圧洗浄キャンペーンのお知らせ」を、地域一帯に配布。これは、家に上がり込んで次々と契約をとるための手口である。
とはいえ、全てが悪徳業者というわけではありません。悪徳リフォーム業者の特徴は、大げさに言って不安をあおったり、無理やり契約を迫ったり、面識がないのにいきなり訪問して現地調査をしたり……といったことのようですね。

 

事例に学ぶ、悪徳リフォーム業者の対処法

万が一悪徳リフォーム業者が訪問してきた場合どのように対処すればいいのか、中山さんに4つのポイントを教えてもらいました。

 

いきなり訪問してくるリフォーム業者は疑うべし!

絶対に業者の話に乗らない、家に入れない、建物を見せないこと

 

その日のうちに見積もり、契約を迫ってきたら疑うべし!

仮に建物を見せてしまったとしても、必ず検討期間を設けること

 

その場で「耐震診断を行う」「見積もりを出す」などと言い出したら疑うべし!

本来はその場でできるものではないので、できると言ったら悪徳業者の確率高。 ただし、現場担当者であれば可能なケースもあります

 

万が一契約してしまった場合は、速やかに第三者や相談機関に相談すべし!

クーリングオフ制度の活用

 

リフォーム業界では、いまだに飛び込み営業をしているところもあるため、アポなしで訪問する業者の全てが悪徳と言い切れない部分もあります。とはいえ、やはり「いきなり訪問販売をしてくる業者」には注意をしたほうがよさそうです。

 

頭を抱える高齢者

【画像1】頭を抱える高齢者(画像:fotolia)

 

今すぐチェック!悪徳リフォーム業者に引っかかりやすい人の特徴

中山さんによると、悪徳リフォーム業者に狙われやすい人・引っかかりやすい人の特徴は、主に下記のようなタイプの人だそうです。どれかひとつでも当てはまる人は、注意が必要です!

・高齢者のみの世帯(特に独居高齢者)

・いきなり訪ねてくる人を強く断れない人、ついつい話を聞いてしまう人

・誰の話にも乗りやすい人

・他人をすぐに信用してしまう人

・築年数の古い(昭和56年以前)建物や、手入れの行き届いていない建物に住んでいる人

・過去に点検や工事をしたことのある家に住んでいる人

・子どもや親戚と疎遠な人

・友人、知人が少ない人

・話し相手が少ない人

 

悪徳リフォーム業者の特徴・見極め方とは

悪徳リフォーム業者は、全てが訪問販売の形式をとっているとは言い切れません。 そこで、悪徳リフォーム業者の特徴や見極め方を教えてもらいました。

・口実をつくって直接訪問してくる。

・会社の所在地はほとんどが遠方である。

・建設業登録をしていない。

・訪問してくる業者の社員は非常に親切で優しい。

・会社には、その道の“大先生”と称する人がいるなどの話を持ち出す。
難しいことの判断はこの人にしてもらうが、全国を飛び回っているのでなかなか相談できない。でも、あなたのために今回特別にお願いしたなどと芝居をする。

・部長決済などと称し、高額の値引きやサービスをする。

・今だけのキャンペーンなので今日中に契約しないとダメと言って押し迫る。

・お隣さんにも契約してもらったので一緒にやれば少し値引きができると言う。

・無料だからと言って勝手に点検・調査をし、大袈裟に説明して不安をあおり立てる。(点検商法)

・見積明細がない、または見積明細があっても詳細が書かれておらず、全て工事一式のどんぶり計算である。

・ローン契約書にサインを迫る。

・契約書・注文書のようなものに生年月日の欄がある。

・サービスと称して、無料もしくは安価な工事を行い信頼させた上で、最終的に高額な工事費を提示する。(無料商法)

 

悪徳リフォーム業者の場合、訪問してくる社員はとても感じがよく親切だそうです。親身になってリフォームを提案してくれているいい人だと錯覚して、ついつい契約に心が傾いてしまう……という心理を利用しているのでしょうか。だまされたとわかった後でもまだ、「あの人は優しくていい人だ」とかばうご年配の方も多いのだとか。

もし悪徳リフォーム業者と契約してしまった場合は、すぐに相談機関に相談するようにしましょう!

 

電話で相談する女性

【画像2】電話で相談する女性(画像:fotolia)

 

悪徳リフォーム業者に引っかからないためのコツ・逃げる術を伝授!

悪徳リフォーム業者とのトラブルを避けるには、「その場でサインや押印をしない」のが一番です。そこで、引っかからないためのコツや逃げる術を教えてもらいました。

 

◆引っかからないコツ

・安易に訪問者に耳を貸さない

・安易に訪問者を家に上げない

・安易に建物を見せない

・特に高齢者の場合、契約は子どもたちに相談してからにする

 

◆逃げる術

・「他の業者の見積もりを取って比較してから検討する」と伝える

・「契約前に、第三者や相談機関にチェックしてもらうので待ってほしい」と伝える

・特に高齢者の場合、書類関係を預かり「子どもたちに相談するから数日待ってほしい」と伝える

下記のような言い訳も有効だそうです!

 

◆言い訳術

「知り合いの建築士に見てもらう」「息子が建築士だから相談してみる」と言う
また、高齢の親が遠方に住んでいる場合、下記に気をつけているといいようです。

 

◆高齢の親がいる場合に気をつけたいこと

・適度に実家を訪問したり電話をしたりして、日ごろからコンタクトをとっておく

・独居高齢者の場合、孤立させないよう工夫する

 

まとめ

いかがでしたか?自分の家はもちろん、高齢の親がいる場合は日ごろから連絡をとっておくと安心です。

「建築Gメンの会」は、欠陥住宅やリフォームトラブルなどについて、無料で電話相談を受け付けています。調査や書類などのチェック、現地に足を運んで建物・書類を見るなどは有料で依頼することが可能です。まずは悪徳リフォーム業者に引っかからないよう注意することが大切ですが、もし心配なことがあった場合は、こうした相談機関に連絡してみるといいですよ。

 

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●取材協力:NPO法人 建築Gメンの会 事務局長・中山さん