長年使ってきたトイレや、使いにくい和式トイレなど、思い切ってリフォームしてみませんか? 人気のトイレの種類や、そのメリット・デメリットや機能の特徴についてご紹介します。それぞれの家庭に合った機能を選択し、リフォームでトイレを快適空間に変身させちゃいましょう!
トイレのリフォームとは
トイレのリフォームは、便器の交換がメインとなります。同時に、トイレ室内の壁紙や床を消臭・調湿効果のあるものに張り替える場合も多いようです。
トイレをリフォームする際は、使いやすさや機能はもちろんのこと掃除のしやすさなどにも着目し、トイレの空間全体を快適にできるよう考えてみるといいでしょう。
【画像1】タンクありトイレ(画像:fotolia)
トイレの種類とそれぞれのメリット・デメリットについて
代表的なトイレ2種類と、それぞれのメリット・デメリットをまとめてみました。
タンクありトイレ
こちらは、便器とタンクを組み合わせているトイレ。シンプルなデザインと、リーズナブルな価格が特徴です。タンクの上に手洗いが付いているタイプと、付いていないタイプがあります。
◯メリット
・タンクレストイレに比べて価格がリーズナブル
・タンク上部の手洗いあり、なしを選べる
◯デメリット
・タンクレストイレに比べて、トイレ室内のスペースを圧迫する
・タンク部に水がたまるまでトイレを流せない
タンクレストイレ
こちらは、名前の通りタンクがついていないトイレ。タンクに水を貯めず、直接水を流す仕組みになっています。見た目のスッキリさ、コンパクトなデザインが特徴です。
◯メリット
・タンクありのトイレに比べ、トイレ室内のスペースに余裕がうまれる
・トイレの後ろ側なども掃除がしやすい
・タンクありトイレの手洗なしの場合も同様だが、手洗いカウンターを設置しトイレの空間にインテリア性をもたせることができる
◯デメリット
・水圧が低いと設置できない場合がある
・水を流す際に電気を使うため、停電時はバケツなどに水を汲んで流す必要がある
・手洗い場がないので別で設置する必要がある
・タンクありに比べて価格が高い
【画像2】タンクなしトイレ(画像:fotolia)
便器のボウル除菌や音楽再生といった機能も
トイレの機能は、スタンダードな機能でもある温水暖房便座の他にも多様化しています。機能の内容により価格もアップするので、家族構成や使用頻度に合ったものを選ぶといいでしょう。ここでは代表的な機能や独自性のある機能を紹介します。
1)多機能リモコン
温水洗浄ボタン、水を流すボタン、便座あたためボタンなど、さまざまな操作ができるリモコンを壁面に設置することで、ラクな姿勢で温水洗浄の洗い方や水流の強さを調節できます。
2)自動開閉洗浄機能
センサーで感知し、人が近づくと自動でトイレのふたが開く機能。便器から離れると自動で水が流れ、ふたが閉まります。
3)自動除菌機能
トイレは定期的なお掃除が必要。そのお掃除がラクになるのが、自動除菌機能です。便器のボウルを定期的に除菌する機能や、温水洗浄のノズルを自動洗浄する機能があります。汚れやバイキンがつきやすいトイレを、いつでも清潔に保つことができます。
4)音楽再生やスマートフォンがリモコンに
トイレを心地よい空間にするため、着座すると音楽が流れる機能。リラックスできる快適なトイレ空間が叶います。スマートフォンをリモコンとして使用でき、音楽の他にも温水洗浄の水流を設定したり、毎日の排便状況を記録して体調管理をしたりと役立つ機能もあります。
【画像3】多機能リモコン(画像:fotolia)
まとめ
トイレは家族全員が毎日使う場所。加えてゲストも使うものだから、快適かつ清潔に保ちたいものですね。「高級感のあるトイレ」「かわいらしいポップな雰囲気のトイレ」「バリアフリー重視のトイレ」など、家庭の特色や用途に合わせたトイレを選ぶようにしましょう。 ぜひ、リフォームでトイレをリフレッシュ&ランクアップさせてみてはいかがでしょうか。