中古一戸建てを買ってリフォームしたい! いい物件の探し方とは?

リフォーム物件の上手な探し方―一戸建て編

 

中古物件を購入し、リフォームして住む人が増えています。ここではマンション編と一戸建て編に分けて、「リフォームをする前提での物件探し」はどのようにしたらよいかや、注意するべき点をご紹介します。一戸建て編となる今回は、千葉県浦安市の物件を中心に中古マンション・一戸建てのリノベーション・リフォームを多く手がけている株式会社 秀建の稲垣さんにお話を伺いました。

 

失敗しにくい中古一戸建て物件の探し方

物件探しから専門家に依頼するのがオススメ

「まったく知識のない方が自分だけで探すとなると、リフォームして何年も住むのに耐える物件か、手を入れるだけの費用対効果があるかを見きわめるのが難しいところです」と稲垣さん。

自分たちの希望に合わせて形を変え、間取りを変え……と手を入れていくと、建物にどんどん負担がかかっていきますし、費用もかさむのだそうです。

そこで「物件探しの段階から専門家に相談しつつ、築浅の物件で、間取りもそのままで使えて、表面の仕上げやデザインを変えるだけでいいような、なるべく手を入れないリフォームを目指すのがオススメです」(稲垣さん)とのこと。建物も効率よく使うことができ、新築や大幅に手を入れる場合と比べて費用も抑えられます。

 

一戸建て、チェックするべきポイントは

一戸建てで特に注意すべきなのはどのような物件なのでしょうか?

「築年数でチェックしてほしいのは、建築基準法の改正があった年です。例えば昭和56年、平成12年より前に建った物件か、後に建った物件かで、耐震改修が必要かどうか、そして改修の内容も変わってきます。構造面では、木造の在来工法は比較的間取りを変えやすいのが特徴ですが、2×4工法などの壁式構造だと間取り変更が難しいこと、在来工法でも強度が低い場合は、柱や梁を補強するなど構造体にお金がかかることを理解しておきましょう。

そして、まず避けたいのが『湿気がまわってシロアリが出ている』、『メンテナンス状態が悪くて雨漏りが発生している』ような物件です。根本的なところからリフォームしなければならず、多くの費用がかかることになります」(稲垣さん)

外構やエクステリアもチェックのポイントなのだとか。その理由とは?

「外構や庭木などが気に入っていて手を入れずに住めるようであれば、外構工事費用がかからない分、割安になります」(稲垣さん)

 

古きよき……を目指すなら、なにかガマンする覚悟も

「アンティークな感じにしたい」、「新築よりも古い味わいのある家に住みたい」というこだわりから中古の一戸建てを希望するケースでは、物件価格にリフォーム費用を加えると、「建て替えか、注文住宅を新築した方がいいのでは?」というほどの額になることもあるそう。

「こだわりのある方ほど、古い家の『これは残したい』という部分もある一方で、改修したいところも多くなってしまいがちです。『古い家の味わいも残しつつ、最新の家の快適さも欲しい』となると、それが費用に反映されるわけです。費用も抑えたいというなら、なにかを切り捨てる覚悟をしましょう」(稲垣さん)

「断熱性が低く、暖房費がかかる家でもいい」、「古民家風にしたいけれど、多少の統一感のなさはガマンする」といった条件を受け入れられるかどうか、考えてみてください。

 

古民家の板壁

【画像】古民家の板壁:家だってヴィンテージは手がかかる(写真:fotolia)

 

新築物件購入や建て替えも視野に入れていろいろな意見を聞いてみよう

一戸建てのリフォームには、地域性もかかわってきます。

「都心に多いケースが、『再建築不可』の物件や、大型車が入れない土地に建っている物件のリフォーム。一方、郊外では都心に比べて新築が買いやすいので、中古物件のリフォーム検討者が新築を購入するケースもある」(稲垣さん)のだとか。

このように地域によっても事情は変わってきますし、相談する会社によってもアドバイスの内容は違ってくるはず。古民家風の家に住みたい、昭和の家の良さを活かした住まいを実現したい、立地重視で多少の不便はガマンしてもいい……など、理由は人それぞれ。快適性を求めるなら、築年数の浅い物件を探してリノベーションするのがオススメです。

 

まとめ

「リフォーム」とひとことで言っても、依頼する会社や物件のある地域、施主の希望する条件や物件そのものの状況までさまざまな要素がかかわってきます。総合的な判断に長けているのはやはり住居・リフォームの専門家。自分たちの求める住まいを実現してくれる、信頼できる専門家を見つけられるよう、まずはいろいろな会社に相談することから始めてみましょう!

 

●取材協力:株式会社秀建